山里徘徊・いなかの神さま「庚申さま」
▼某月某日・山里徘徊「庚申さま」
村の辻や道ばたに、「庚申塔」と彫られた、庚申待ちの供養塔を見
かけます。
庚申とは、カレンダーや暦に記されている十干十二支(じっかんじ
ゅうにし)の一つ「かのえ(庚)さる(申)」の日。
60日に一度めぐってくるこの日、眠らずに一夜を過ごして健康長寿
を願うのが庚申待ちの信仰です。
「かのえさる」の日は年に六回ありますが、地域によって、毎回行
う所と、年の初めと終わりの2回行う所がありました。
中国の道教では、人間の体には三尸(し)の虫がすんでいて、かの
えさるの夜、寝ている間に抜け出します。
そして玉皇天帝(北極星)のところに、その人の悪事罪科を報告に
出かけます。
報告を受けた天帝は、その悪事罪科により、人間の寿命を決めると
いう思想がありました。
むらびとが「そうはさせじ」とお堂に集まり、飲食して虫を封じ込
めたとか。娯楽のない時代の楽しみの一つだったのでしょう。
・初庚申つつしみ顔の媼(おうな)連れ(広瀬直人)
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▼終わり
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- 2016年09月22日
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