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★某月某日「北アルプス槍ヶ岳へつづく喜作新道」


某月某日「北アルプス槍ヶ岳へつづく喜作新道」





▼某月某日「北アルプス槍ヶ岳へつづく喜作新道」

長野県大町市の中房温泉から燕岳、大天井岳、西岳から東鎌尾根経
由で槍ヶ岳へ真っ直ぐ登山道が延びているのが喜作新道です。


アルプス表銀座コースとして大勢の登山者が訪れます。その名のよ
うに喜作という人が造った道です。


喜作とは安曇野市穂高牧集落出身の猟師小林喜作のことで、1922年
(大正11)にこの道を開拓、槍ヶ岳直下の殺生小屋や西岳小屋を建
てたという。


喜作が自分の家に用事で戻る姿が当時の「銀ぶらの格好」だったの
がその名の由来だそうです。


その後喜作は息子と一緒に後立山連峰に猟に出かけ、爺ヶ岳裏の棒
小屋沢で雪崩で死んだという。


この喜作新道を記念して、大天井岳の周辺にレリーフがいくつか掲
げてあり、毎年秋には「喜作祭り」の記念山行も行われているそう
です。
・長野県大町市、松本市と岐阜県高山市との境。(ただし山頂は長
野県)。





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▼終わり
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★山の伝承「石仏紀行・狛猫?狛虎・狛犬?」


石仏紀行・狛猫?狛虎・狛犬?


山や峠で地蔵や観音、庚申、道祖神などをよく見かけます。ところ
がここ長野県・石仏で有名な修那羅(しょなら)峠の石神石仏はど
れも奇抜で、庶民の願いがこもったものばかり500体がズラリとな
らんでいます。


製作者は不明で、江戸時代末期から明治にかけての銘が彫られてあ
ります。


峠は安宮神社の境内になっていて長野県の自然百選に選ばれている
ところ。


「しょなら様」とよばれる神社の創始者・大天武命は、江戸後期い
まの新潟県妙高村の生まれ。


石仏を管理する神社に記帳する参拝者だけで、年間五千人をくだら
ないというから、実際にははるかにこれを上回るはず。


そんななか、猫の狛犬だと称する石仏を見つけました。大きな面構
えとでかい態度、それに鋭い「眼光」はどう見ても虎ではありませ
んか。


さすが奇抜な修那羅山的に造形された石仏です。
・長野県筑北村と青木村との境。




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★山の伝承「丹沢尊仏・お塔岩の塔ノ岳」


丹沢尊仏・お塔岩の塔ノ岳


東京付近の人なら誰でも一度は登ったことのある山・丹沢の塔ノ
岳。


かつて、この山の頂上北西側に尊仏と呼ばれる突き出た塔のような
形の大岩があり、拘留尊仏(くるそんぶつ)という仏さまををまつ
ってありました。


塔ノ岳の名はそこから来ているといいます。ここはかつては5月15
日がお祭りで、村人は稲、麦、粟、陸稲などの穂を持って登りお塔
に供え、種子を交換しあったという。


また、お塔の下の土を掘り持って帰り、田畑にまいて豊作を祈った
りしました。


しかし、この岩も土を掘りすぎたのか、1923年(大正12)の関東
大震災の翌年の1月15日、再び起こった地震にもろくも、コナゴ
ナになって北西側の大金沢にくずれ落ちてしまったそうです。


いまは岩の根元だけが残って、春になるとコイワザクラがびっしり
花を咲かせ、訪れる登山者を楽しませてくれます。
・神奈川県秦野市と山北町、清川村との境。




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★山の伝承「長野県・修那羅山の蔵王石仏」


長野県・修那羅山の蔵王石仏


ふつう「蔵王」というと東北の蔵王連峰を思い浮かべます。しかし、
その元である蔵王権現は修験道の祖・役ノ行者が、奈良県の吉野金
峰山に籠もり、感得した菩薩だそうです。


その像は青黒色の憤怒相。怒髪天をつき、右足を踏み上げ左足で岩
の上に立っています。


これは仏典には説かれていない日本独自の神だそうです。平安時代
以降密教が盛んになるにつれ全国に広がり、東北の蔵王連峰や木曽
御嶽山はじめ、日本各地の名山、霊山にまつられています。


奇抜な形の石仏と数の多さで有名な北信の修那羅峠。安宮神社の裏
山の細い道に石神石仏が五百体もならんでいます。


そんな中にも蔵王権現が鎮座まします。ここの蔵王権現は口をとが
らせ、右足を上げ、剣を振り上げた姿はいかにも親しみやすい。


頭上を覆う火焔がいま盛りのヒマワリの花に見えました。
・長野県筑北村と青木村との堺。



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★山の伝承「野山のはずみ玉・ジャノヒゲ」


野山のはずみ玉・ジャノヒゲ


日のよく当たる草地や林のへりに直系8ミリくらいの、コバルトブ
ルーの丸い実が光っています。ジャノヒゲという草の実です。


この実は地面にぶつけるとよくはずむので、昔のいなかの子供は、
はずみ玉といって遊んだものです。


ところで草の名のジャノヒゲは、漢字で書くと「蛇の髭」です。細
くて長い葉が、ヘビのひげに似ているというわけです。


エッ!ヘビのひげ?。ヘビにひげがあったっけ?と、そんなことを
考える人のために、リュウノヒゲという異名をちゃんと用意してあ
ります。


この草の細長い葉っぱは、先の曲がり具合といい、見ているとヘビ
にヒゲがあったらこんな形だろうと見えてくるから不思議です。


あのきれいなコバルトブルーは、果実ではなく種子の色だそうです。
果実でないため固く、まわりの皮をはぐと出てくる白い実は、固い
ものにぶつけるとはずみます。
・ユリ科ジャノヒゲ属の多年草




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