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山の伝承【ひとり画語り】451号「高山植物・ウスユキソウと花嫁」

山の伝承【ひとり画語り】451号「高山植物・ウスユキソウと花嫁」
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山の伝承【ひとり画語り】 (発行:不定期)
発行 【とよだ 時】(山と田園のゆうもぁ-と)漫画
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山の伝承【ひとり画語り】451号(目標999+1)
高山植物・ウスユキソウと花嫁(densho-03)


草全体がまるで薄い雪をかぶったようにみえるウスユキソウ。


昔、飛騨に貧しい父娘が住んでいました。父は小作でしたので、い
くら働いても暮らしは楽になりません。


しかし娘は美しくまた気品もそなわった子どもでした。年頃になる
とさらに美しくなりました。


娘は庄屋に嫁ぐことになりました。貧しい父はかわいい娘に何か持
たせてやろうとしましたが、貧しく何もありません。そこでせめて
もの花むけに歌を歌って送り出そうと考えました。


いよいよ嫁ぐ日が来ました。父親の祝い歌のなか、娘が乗った馬が
出発しました。すると父の口から出る歌声が、次々にわた雪のよう
な花びらになって娘に降りかかり白い衣装にかわりました。


美しい花嫁はその衣装を着て馬にゆられて行きました。娘を思う父
親の気持ちから、その花は「高貴な白い花」と呼ばれたということ
です。
・キク科ウスユキソウ属の多年草


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山の伝承【ひとり画語り】北八ヶ岳・双子池とダイダラボッチ

山の伝承【ひとり画語り】北八ヶ岳・双子池とダイダラボッチ
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山の伝承【ひとり画語り】 (発行:不定期)
発行 【とよだ 時】(山と田園のゆうもぁ-と)漫画
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山の伝承【ひとり画語り】450号(目標999+1)
北八ヶ岳・双子池とダイダラボッチ(densho-01)


昔、八ヶ岳のあたりに住んでいた大男デエラン坊は、浅間山が爆発
し吹き上げる大岩で大きくなっていくのを見て面白くありません。


「その岩で八ヶ岳を富士山より高くしてやろう」と、岩をもっこに
詰め、八ヶ岳の上にぶちまけました。


驚いたのは八ヶ岳。頭の上に岩が降ってくるから「頭が重てえよォ」
と大騒ぎ。


「それなら軽くしてやる」と、こんどは山をけ散らし八つに砕きま
した。それを見た妹である蓼科山は、かわいそうだと泣き出します。


「泣くなッ、お前を諏訪湖に放り出してやるッ」。大男は、蓼科山
を抱きかかえましたが、その重いこと。両足が地面にめり込み穴が
二つできました。


そこに水がたまり双子池になったという。双子池は、蓼科山と北横
岳の間のくぼ地にできた二つの池。静かに寄せる波の中にサンショ
ウウオがゆったりと浮いています。
・長野県佐久穂町


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山の伝承【ひとり画語り】東京・高尾山のタコ杉







山の伝承【ひとり画語り】449号(目標999+1)東京・高尾山のタコ杉
高尾山の「タカオ」とは山の尾根が高いところで左右に伸びている
ことだという。


南北朝時代、俊源大徳が山中の滝で修行中、疲れ果てて仮眠中に、
夢に飯縄権現(天狗)が現れ、その像を権現堂にまつったのが高尾
山修験道のはじまりだという。


高尾山のロープウエイの駅を降り、薬王寺への参道をたどると、樹
高30m、樹齢推定300年とも1千年ともいわれる巨杉が目立ちます。


この杉は根が盛りあがり、まるでタコの足のようにうねっていて、
タコ杉とか天狗杉と呼ばれます。


その昔、薬王院への参道をつくるとき、この杉の根が道にのび、危
険でもあり、邪魔になってしょうがありません。


道路側だけでも切ってしまおうと、翌朝、鋸や斧を持って行って見
たら、一夜のうちに根が山側だけに向いていたという。


これは高尾山にすむ天狗の仕業に違いないと「天狗杉」とも呼ぶよ
うになったという。

いまは高尾山の名所のひとつになっています。
・東京都八王子市


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山の伝承【ひとり画語り】富士山・頂上の天女伝説







山の伝承【ひとり画語り】(448号)(目標999+1)「富士山・頂上
の天女伝説」(densho-05)

富士山には不思議な話がたくさんあります。木花開耶姫が山頂から
天に昇っていった話や、コノシロ池に、コノシロという魚がすむと
いう伝承もあります。


そのほか平安初期の学者、都良香が実際に富士山に登った人から聞
いて書いたとされる短い漢文の文章「富士山記」には「此の山は神
仙の来たり遊ぶ所なり。


承和年中(平安時代初期)、山峰より珠玉落ち来たりしが、、其の玉
には小孔ありきと。是れ蓋し仙簾の貫ける珠なるべし」とあります。


さらに不思議なのは、平安時代前期、富士山の上で二人の天女が舞
っている姿を目撃した記録があります。


続けて同書に「…又貞観十七年(875)十一月五日、吏民舊例によ
りて祭を行ひしに、午時に及びて天甚だ美しく晴れ、仰ぎ観れば山
嶺の上一尺許を離れて白衣の美女二人雙び舞へるあり、土人共に見
きと。是れ古老の傅ふる所なり」とあります。




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山・花・峠の伝説民俗「後立山連峰の北斗七星」



某年8月2日(日曜日・快晴)
「後立山連峰の北斗七星」

北アルプスを南北に走る後立山連峰は、星座の大熊座(北斗七星)
に似ています。そのひしゃくの水を汲む部分にあたるのが冷池らし
い。ひしゃくの底にたまったような池があります。その小さな池が
冷池です。この池は、いまはとても飲めるような水ではありません
が、以前は冷池山荘の大切な水場になっていたといいます。


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