「中ア木曽駒ヶ岳・もし信長が本能寺で死んでいなかったら」
▼「中ア木曽駒・もし本能寺の変がなかったら」
【概略】
木曽駒ヶ岳には昔から神馬がすんでい
るという噂があったという。江戸中期の
『新著聞集』にも、尾州の役人たちが大
きなあし毛の神馬を見たという話が載っ
ています。
時代は戦国時代、その話を伝え聞いた
織田信長がこの神馬を探しに行くつもり
だったという。木曽地方の地誌『吉蘇志
略』に『三季物語』に載っている話とし
て、織田右丞甲州を征伐し、軍を回すの
日諸将に云って曰く、吾聞く信州駒嶽に
四百年来神馬有り。…
…明年は諸国の卒徒を督し此の山を囲
み之を猟得せん。源右幕下の富士の狩に
倣うべきなり。其ノ年明智光秀のため弑
に遭い其ノ事遂に止む、とあります。
ちなみに信長は天正10(1582)年伊那
谷に入り北進、3月に高遠城を滅ぼし、
諏訪から甲州に進み武田を滅ぼしたのち
の6月に「本能寺の変」に遭っています。
・長野県宮田村と木曽福島町との境
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- 2023年07月25日
- 山の伝承
山旅通信【ひとり画っ展】1089号発行しました。「南アルプス光岳・光る岩と伝説」
▼「南アルプス光岳・光る岩と伝説」
【概略文】
光(てかり)岳は、三角点の西南にある乳白色の大き
な岩が夕日を受けると「テカッ」と白く光り、山ろくや
池口岳山頂などから見るとよく目立ちます。猟師たちは、
その岩を光岩と呼んだのが山名の由来だといいます。
光岳山ろく、いまの静岡市葵区井川地区田代集落に、
手者万九(てしゃまんく)という力自慢の男がいました。
この男が、静岡浅間神社の大鳥居工事の際、石の柱をひ
ょいと組み立ててやりました。
その時少し左に傾いて建ててしまいました。そのため、
いまでも浅間神社の長谷通り側の鳥居は少し曲がってい
るのだそうです。同じ井川には、甲斐武田勢にも負けな
かったという海野七郎太郎と、七郎三郎という兄弟の伝
説があります。
また南ろく川根本町寸又峡の「落ちない大石」は光岳
の天狗にちなむもので、いまでは、落ちてはならない人
(受験生や高所作業者など)の守り神としてまつられて
います。
・静岡県川根本町と静岡市葵区と、長野県飯田市との境。
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- 2023年07月12日
- 山の伝承
山の炉端ばなし「北アルプス・内蔵助谷(くらのすけだん)の流れ星」
▼「北アルプス・内蔵助谷(くらのすけだん)の流れ星」
【概略文】
黒四ダムの下流、黒部川左岸の支谷・内蔵助谷(だん)
は、上流に氷河地形のカールとモレイン(堆石)がある
ことで有名です。大カールの最低部の氷は一千数百年も
の年月を経た「生きている氷河」といわれています。
ここはあの佐々成政も信州への往来に利用したともい
われる所。内蔵助平はその中流域にある長円形の浸食盆
地になっています。北アルプスに残された数少ない静寂
境のひとつで、高山植物の宝庫として知られています。
7月、真砂沢ロッジから黒部ダムに向かう途中、内蔵
助平の鉄橋の水場近くにテントを張りました。物音は沢
の流れだけ。夜中にふと目が覚めました。
テントから顔を出して覗くと外は満天の星。外に出て
流れ星を肴にイッパイはじめました。天の川はオレのも
のだあ!。
・富山県立山町
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- 2023年07月08日
- 山歩き
山の炉端ばなし「中ア木曽駒ヶ岳・昔から伝わる神馬(しんめ)伝説」
▼「中ア木曽駒ヶ岳・昔から伝わる神馬(しんめ)伝説」
【概略】
江戸時代前期のころ、いまの愛知県の役人で大目付の
佐藤半太夫、勘定方天野四郎兵衛、金役天野孫作、材木
役都築弥兵衛、小目付真鍋茂太夫たちが木曽路に見回り
にやってきました。
見回りの前日、地元の農夫たちを案内役に木曽駒ヶ岳
に登ったという。険しい岩を木の根を頼りによじ登りホ
ッとしたとたん、突然、大きなあし毛の馬が現れました。
首の毛や尾が地面を引きずるほど長く、眼光輝き身の毛
もよだつ形相をした馬でした。
怪馬は人影を見つけると静かに歩きだします。役人た
ちはかたずを呑んで見守っています。その時、急に霧が
わき出し馬の姿を覆ってしまい見失ったという。残った
蹄のあとは30センチ以上もあったそうです。
このような馬伝説のほか、駒形石や馬舟石、おこりの
薬の馬糞のようなものなど木曽駒はとかく馬に関深い山
ではあります。
・長野県宮田村と同県木曽町、同県上松町との境。
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- 2023年06月28日
- 山の伝承
▼「奥秩父乾徳山・乾の方角と徳和集落」
【概略】
乾徳山の山頂直下には大きな鎖が打ち付けてあり、ス
リルのある登り降り。山頂からは360度の展望が効きま
す。山頂は岩が積み重なり乾徳山大権現の奥宮の石祠が
あり、里宮は麓の徳和集落にあります。
明治中頃までは女人禁制だったという。ここはかつて
南北朝時代の禅僧夢窓国師が、一夏面壁し座禅を組んだ
ところ。国師は乾徳山で修行の後、山梨県塩山市小屋敷
というところにいまの恵林寺を創建しました。
そして修行した山が、寺の乾(いぬい・北西)の方向
にあり、また徳和地区内にあるため「乾」と「徳」の字
をとり、山名を乾徳山と名づけたのだそうです。
この坊さんは幼くして仏門に入り、後醍醐天皇から国
師の号をもらい、亡くなった後もいろいろな号が追加さ
れ、のちには夢窓正覚心宗普済玄猷仏統大円国師という
長い名になったエライお坊さんです。
・山梨県山梨市
▼【本文はtoki.mooページで】↓
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- 2023年06月19日
- 未選択