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山の民俗まん画「山梨県・甘利山の赤牛」


▼「山梨県・甘利山の赤牛」

【概略文】
 甘利山は、ここ甲斐国の「甘利荘」の裏手にある山なのでその名
があるという。この山の中腹の椹池には主の大蛇がすんでいたとい
う。ある時、領主の甘利左衛門の息子が池でフナ釣りをしていると、
大蛇が池のなかに引きずり込まれ、飲み込まれてしまいました。

 甘利氏は怒って、領民に命じて汚物を池に投じ、池の周りのサワ
ラの木を切って池に投げ入れました。大蛇は苦しんで、赤い牛とな
って飛び出しました。これにより、この池はさわら池と呼ばれるよ
うになりました。

 赤牛は頂上を超えて大笹池に逃げましたが、さらに追い出されて、
中巨摩野午島(やごしま)の能蔵池(のうぞういけ)にすみついた
といわれています。

 さらに能蔵池に伝説では貸し椀伝説に発展。赤牛はお椀を返さな
い不届きものに怒り、ここを飛び出し再び椹池に行き、さらに奧の
大笹池に移りましたが、それきり姿を現さなくなったということで
す。
・山梨県韮崎市と南アルプス市との境。

▼【さらに説明本文など】をどうぞ↓
https://toki.moo.jp/mail-maga/gate-mail/gate07.html

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山の伝説伝承に遊ぶ:「東京奥多摩・月夜見山]


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山の伝説伝承に遊ぶ:「東京奥多摩・月夜見山]


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みなさんこんにちは。また新しく読者登録して下さったみなさん、
よろしくお願いします。


さてきょうの山旅通信は
▼「東京奥多摩・月夜見山」

【概略】
 東京の奥多摩に「月夜見山」というロマンチックな名前の山があ
ります。ちょうど御前山と三頭山の中間にあり、すぐそばを奥多摩
周遊道路が走っています。月夜見山という名は南東ろくの檜原村方
面での呼び方だそうです。北西ろくの奥多摩町方面では、京道(き
ょうどう)山というそうです。

 またこの山の山頂付近の生層の岩塊によく岩茸(いわたけ)がで
きるので、菌岩山ともいうそうです。さて、月夜見山の名前は、南
東側から突き上げる北秋川の支流、月夜見沢という沢の名からきた
名前だといいます。

 宮内敏雄著『奥多摩』によると、なぜこの沢に「月夜見」の名が
ついたかに関して、これは仮説だとした上で「その沢辺に月読ノ尊
(つきよみのみこと)を祀る宮でもあったからではないかと推う。
天照大神(あまてらすおおかみ)と御姉弟(きょうだい)の御神を
奉祀したこの神社が、藤原(集落)あたりの月夜見沢の滸(ほと)
りにあったのではなかろうか」としています。
・東京都奥多摩町と檜原村との境。

▼【さらに説明本文など】をどうぞ↓
https://toki.moo.jp/mail-maga/gate-mail/gate05.html


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山の伝説まん画(民山の伝説まん画(民俗画)「和歌山県・高野山奥ノ院の一夜」

▼「和歌山県・高野山奥ノ院の一夜」

【概略説明】
 空海が平安時代の初めに開いた真言宗の山岳霊場高野山。標高
800mの台地に東西6キロ、南北3キロの聖地が広がります。高野
山東端にある奥ノ院は開祖弘法大師空海をまつってあります。

 参道は杉やヒノキがうっそうと茂る石畳。古いのは平安時代997
年の多田満仲の墓をはじめ、上杉謙信、武田信玄・勝頼父子、とく
に興味を引くのは当地を攻略した織田信長や明智光秀などの墓石も
ならんでいるのです。

 敵味方関係なく地下に眠る人々の供養に努めるところなどは、さ
すが弘法大師の霊地としての心の広さがうかがえます。廟の前は老
若男女大勢の観光客が、みやげ物を手に見物しています。

 そんななかでよほどのことがあったのか、一心不乱に「般若心経」
を唱える一組の中年のご夫婦のうしろ姿が心に焼きつき、いまだに
忘れられません。
・和歌山県高野町

▼【説明本文】をどうぞ:https://toki.moo.jp/mail-maga/gate-mem/membe09.html

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山の伝説伝承に遊ぶ:「御坂山塊・蛾(ひる)ヶ岳]



▼「御坂山塊・蛾(ひる)ヶ岳」

【概略】
 山梨県甲府盆地と富士山北麓との間の御坂山系の蛾ヶ岳。虫偏に
我と書いて蛾(ひる)と読むそうです。この山に立つと、甲府盆地
の向こうに奥秩父や、八ヶ岳が望め、また南アルプス、南に富士山
も素晴らしい。

 武田信虎の居城がある甲府市の要害城から見た時、この山の真上
に太陽が来る時が正午であったことから「昼ヶ岳」ともいったとい
うのです。また、山頂の北面にヤマヒル(山蛭)が多くいたことか
ら、「蛭ヶ岳」ともいわれたという。

 さらに見る場所によっては、中国の峨(蛾)眉山に似ていること
から「峨眉の山」(山偏)ともいわれているという。峨眉の山は中
国三大霊山(五台山、天台山、峨眉山)のひとつ。また美人を形容
する虫偏の「蛾眉」は、蚕のガの触覚のように細い眉毛がその語源
であるといいます。

 地元山梨県立市川高校の校歌は、「蛾(虫偏)眉の山 そそりた
てるを…」で始まり、いまでも地元では蛾眉の山と呼ぶ人が多いそ
うです。
・山梨県市川三郷町と身延町との境。

▼【さらに説明本文と出典】をどうぞ↓
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山の伝説伝承「奈良・役ノ行者の生れたお寺」



▼「奈良・役ノ行者の生れたお寺」

【概略】
 全国各地の山々80座以上も開山したと伝えられる役ノ行者(役ノ小角)
は飛鳥時代の人。修験道の開祖で、のち金峰山で蔵王権現を感得した
といわれます。行者は厳しい修行の末、空をも飛べるようになり、最後は
仙人になって唐に渡ったと伝えます。

 平安時代に成立したといわれる『今昔物語』に、「(文武)天皇の御代
に役の優婆塞と申す聖人おわしけり。大和の国葛上郡茅原村の人なり」
(巻第十一・第三)とあります。行者の生家はいまの御所市茅原字中ノ坊
にある吉祥草寺(きっしょうそうじ)だといわれます。

 吉祥草寺は茅原山金剛寿院と号す本修験宗総本山。役ノ行者創建と
伝えられる本山も平安時代に再建、のち南北朝時代の戦いで焼かれた
そうです。

 和歌山線玉出駅はまるっきりの田んぼの中の無人駅。吉祥草寺は本
尊を五大明王とし、本堂のほかに開山堂、観音堂、鎮守社があり、いまで
も行者が浸かった産湯の井戸や腰掛けの岩などがあります。

 西側に目を向ければ玉手駅の向こうに行者が修行したという金剛山や
大和葛城山などがそびえていました。
・奈良県御所市茅原字中ノ坊。和歌山線玉手駅から15分で吉祥草寺

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