忍者ブログ
< 04月 | 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 | 06月 >

明けましておめでとうございます(子年)子の年の子の月の子の日生まれの子の聖(ひじり)

★「明けましておめでとうございます」(子年)子の年の子の月の
子の日生まれの子の聖(ひじり)

【概略文】
 「子(ね)ノ権現」の「子(ね)ノ聖(ひじり)」と続きます。

これにはいわくがあるのだそうです。平安時代初期、紀伊の国とい

うからいまの和歌山県に阿字長者という女性がいました。



 この人がある夜、神から剣を口の中に突き通された夢を見ました。

すると処女でありながら懐妊したというのです。そして、十二支の

子(ね)の年の、子(ね)の月の子(ね)の日、子(ね)の刻に出

産。生まれたのが子(ね)ノ聖(ひじり)だという。



 子ノ権現の寺の「子(ね)づくし」縁起によると、子の聖はその

後東北の羽黒山に遊行、聖地を求めて般若経を空に投げました。す

るとお経は、遠~く埼玉県奥武蔵のいまでいう「子の山」に落ちま

した。子の聖はお経が放つ光りを頼りにやってきて堂宇を創建しよ

うとしました。



 あわてたのはここに巣をくう悪魔どもです。「聖」が寝ている間

に山に火をつけ火事をおこします。しかし天竜が現れ、雨を降らし、

子の聖を助けたという。実はこの山火事は、子ノ聖をねたんだ近く

の高山不動の仕業だとも伝えています。


・埼玉県飯能市

……【さらには】↓
http://toki.moo.jp/merumaga/nengajo/nengajo.html




★おわり
………………………………………………………………………………

拍手[0回]

PR
▲page top

山の文化伝承に遊ぶ「女房を追い出した東北・岩手山」


山の文化伝承に遊ぶ「女房を追い出した東北・岩手山」

【概略】
 岩手山の雄大な姿は東北南部地方のシンボルです。その真東に姫神

山があり、北側には送仙山、さらに東南には早池峰山もあります。この岩

手山、姫神山、早池峰山の三山は仲が悪い。



 その昔岩手山は姫神山とは夫婦だったという。しかし次第に早池峰山

に思いを寄せます。そこで姫を追い出そうと送仙山に言いつけました。



 次の日、岩手山が目をさましてみると姫神山が何事もなかったようにそ

びえています。怒った岩手山は火を噴いて暴れ回り送仙山の頭を吹き飛

ばしたということです。



 また、岩手山が姫神山を離縁し、早池峰山を妻としたのでこの三山は

仲が悪いともいいます。いまも夏など決してこの3つの山が同時に晴れる

ということはなく、早池峰山と姫神山が晴れれば岩手山が怒ってくもり、岩

手山と姫神山が晴れれば早池峰山が怒り曇ってしまうそうです。


・岩手山:岩手県雫石町と八幡平市、滝沢村との境。


……【さらに本文と出典】は筆者のページ(toki.moo)で↓
http://toki.moo.jp/merumaga/gate-meru/gate03.html

…………………………………







【広告】
…………………………………
▼【山のはがき画の会】へお誘い:毎月、山の画文通信【ひとり画
展】(イラストと解説文)を郵送します。詳しくは下記の私のHP
(toki.moo)へどうぞ。
http://toki.moo.jp/haga-kai/
…………………………………
▼【書店で発売中】
-山の民俗神とその伝承伝説集-
★『日本百霊山』(山と渓谷社)968円
書店にないときは店員の方に注文してください。
・アマゾン、楽天ブックスだと確実に入手できます。
…………………………………
【とよだ 時】山とむら里・雑文画著作



★おわり
………………………………………………………………………………

拍手[0回]

▲page top

発売中の『山と渓谷1月号』の特集「100人で選ぶ、名山100」

発売中の『山と渓谷1月号』の特集「100人で選ぶ、名山100」に、不肖わたくしめも末
席を汚させていただきました(33番)。奥多摩棒ノ折山の折れた石の棒の片方は奥多摩側
にありますが、もう片方は、秩父側名栗の有馬の谷へ投げ込んだまま、いまも行方不明だ
という。いっしょに探しに行きませんか???×☆◇※??……。それに馬乗馬場(まの
りばんば)の埋蔵金も……。

拍手[1回]

▲page top

丹沢のはなし・ひとり画ってん「箒沢と道志村との交流の峠・馬場峠」


「箒沢と道志村との交流の峠・馬場峠」

【概略文】
 加入道山からわずか東に下った馬場峠は、かつて神奈川県箒沢集

落と山梨県道志村との交流の道。その昔、奥州平泉の藤原秀衡の家

臣・鰐口伊賀守が藤原氏没落後安住の地を求め、甲州路からここを

越えて箒沢に身を寄せ隠れ住んだとか。



 この峠でいちばん印象に残るのは、かつて丹沢の本を出すにあた

り、東丹沢・仏果山から不老山までほぼ全山縦走したときのことで

した。全行程雪の中、塔ノ岳以降人に会っていません。



 峠付近で突然大きな犬が3頭現れました。思わず立ち止まります。

しばらくして猟犬と分かりましたが、ハンターは無言のまま雪道を

道志側へ消えていきました。



 箒沢側の道はいまは荒れて面影もありません。ただ意味もなく道

標をなで回しました。

・神奈川県山北町と山梨県道志村との境


……【さらに本文と出典】は筆者のページで↓
http://toki.moo.jp/merumaga/tanzawa/tanzawa09.html




…………………………………





【広告】

…………………………………

★【山のはがき画の会】へお誘い:毎月、山の画文通信【ひとり画

展】(イラストと解説文)を郵送します。詳しくは下記の私のHP

をどうぞ。http://toki.moo.jp/haga-kai/

…………………………………




★おわり
………………………………………………………………………………

拍手[0回]

▲page top

山の文化伝承に遊ぶ「地震神さま鹿島神宮と北ア鹿島槍ヶ岳」


山の文化伝承に遊ぶ「地震神さま鹿島神宮と北ア鹿島槍ヶ岳」

【概略文】
 山の名前には、山の形からきたものがたくさんあります。槍の穂先のよ

うにとがっているので名づけられたのが槍ヶ岳。また、後立山連峰北部の

白馬三山にもとがった山があって、これには槍と同じ意味の「鑓ヶ岳」の

字を当てているのだといいます。



 さらにもう一座、同じ後立山連峰中央部にもとがった槍ヶ岳がありま

す。「鹿島槍ヶ岳」がそれだそうです。この山の頂上は、南峰と北峰との

二つに分かれた双耳峰になっています。かつては北峰を槍ヶ岳、ふたつ

の峰の間をつなぐ吊り尾根が馬の鞍に似ているため、とくに南峰を乗鞍

岳と呼ぶ地域もあったといいます。




 また双耳峰の二つの峰が高さ競争をしているようみ見えるので「背比

べ山」、また春に雪が消えた岩の形が、安曇野一円からシシやツルに見

えるところから、獅子ヶ岳、鶴ヶ岳と呼んだそうです。

・長野県大町市と富山県立山町と同県黒部市との境。


……【さらに本文と出典】は筆者のページ(toki.moo)で↓

http://toki.moo.jp/merumaga/gate-meru/gate01.html


…………………………………







【広告】

…………………………………

▼【山のはがき画の会】へお誘い:毎月、山の画文通信【ひとり画

展】(イラストと解説文)を郵送します。詳しくは下記の私のHP

(toki.moo)へどうぞ。

http://toki.moo.jp/haga-kai/

…………………………………

▼【書店で発売中】

-山の民俗神とその伝承伝説集-

★『日本百霊山』(山と渓谷社)968円

書店にないときは店員の方に注文してください。

・アマゾン、楽天ブックスだと確実に入手できます。

…………………………………

【とよだ 時】山とむら里・雑文画著作



★おわり

………………………………………………………………………………

拍手[0回]

▲page top

▲page top