山の民俗伝承ひとり画ってん。「奥多摩石尾根・将門馬場」
「奥多摩石尾根・将門馬場」
【概略】
奥多摩町棚沢、峰畑、城地区には将門神社があり、とくに棚沢
には「将門」という地名もあります。埼玉県秩父地方の伝説では、
生き残った将門の一族が奥多摩方面に移住、子孫が繁栄していっ
たとしています。
そのせいか、奥多摩の最高峰雲取山から東へJR奥多摩駅まで
伸びる石尾根には、将門にちなむ地名がならんでいます。将門七
部将が化石になった姿とされる七ツ石山からつづく鷹ノ巣山東方
に(将門の)城山があり、となりには「将門の馬場」というとこ
ろもあります。
登山道は山頂を通らずいつの間にか過ぎてしまいますが、いわ
れてみればなるほど馬場だったかと思わせる平坦な地形です。「承
平・天慶の乱」平貞盛・藤原秀郷の連合軍に討たれるまで、常に
一緒だったという6人の影武者とともに、この地で馬術のけいこ
に励んだのでしょうか。
・東京都奥多摩町
……【さらに本文と出典】は筆者のページで↓
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- 2019年09月12日
- 山の伝承
山の伝承ひとり画ってん「丹沢・檜洞丸でブロッケンを見た」
「丹沢・檜洞丸でブロッケンを見た」
檜洞丸は山頂が広場になり、ブナの原生林におおわれています。
展望はないが、木道の上からバイケイソウやマルバダケブキの花が
目を楽しませてくれます。季節にはツツジの花も美しい。
西丹沢県民の森で野宿を計画。その前日、石棚山から檜洞丸経由
犬越路に向かった時のこと。熊笹ノ峰から大笄(おおこうげ)を過
ぎた辺りから神ノ川側に猛烈なガスが湧いてきました。
相模側は晴れて太陽が出ています。歩く姿が立ちこめたガスに写
り金色の輪ができた次の瞬間はっきりした大きなブロッケンがあら
われました。
丹沢で、しかも3、4mの近さ。2000年11月4日10時15分か
ら数分間のことでした。
・神奈川県山北町と相模原市の境
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http://toki.moo.jp/merumaga/tanzawa/tanzawa04.html
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- 2019年09月08日
- 未選択
▼ふるさとの神々・ひとり画ってん「尾瀬から桧枝岐、越後国に逃れた以仁王」
▼ふるさとの神々・ひとり画ってん「尾瀬から桧枝岐、越後国に逃
れた以仁王」
▼『新ふる神上』(ina07-14):「以仁王」(画展なし)
【概略文】(400字)
以仁王も神さまとして各地でまつられています。宮城県、新潟県
の各地には高倉宮にちなんだ古墳や廟など遺跡が散在しています。
これは後白河天皇の第二皇子・高倉宮以仁王にちなむ古跡だとされ
ています。
以仁王は、治承4年(1180)、源平宇治川の戦いで敗死しました。
しかし、死んだのはにせ者で、東北に逃れたとの噂がしきりでした。
高倉神社の社記「人皇八十代高倉院ノ御宇治承年四秋書」による
と、宇治川の合戦で敗れた以仁王は「足利又太郎忠綱ノ情ニテ、御
助命アリ、越後ノ住人小国馬頭頼之ニ依リ、落チ給フ」とあります。
その時、尾瀬中納言藤原頼実、三河少将光明、小椋少将藤原定信
ら二十数名がお供し、上州沼田より入り戸倉沼山に宿泊したとあり
ます。
伝説では東海道経由で甲斐、信濃、沼田に出て、戸倉から桧枝岐
に入り、楢原村(今の福島県下郷町)に達すると、ここに逗留。そ
の後、叶津から八十里越を経て越後国に出ましたがそれから先は不
明になっています。
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http://toki.moo.jp/merumaga/fulkamijo/fuljo-03.html
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- 2019年09月05日
- 未選択
某月某日 山の伝承に遊ぶ【ひとり画ってん】「南アルプス前衛入笠山・ふたつの清水伝説」
たつの清水伝説」
【概略】
スズランで有名な入笠山は南アルプスの最北の前衛の山。見晴ら
しよい山頂からは霧ヶ峰、蓼科山、八ヶ岳連峰、南アルプス、中央
アルプス、また富士山、秩父連峰、北アルプスまで360度の展望が
望めます。
山名は、山の形が稲を刈り取り束にして重ねた「にお」に似てい
るところからきているそうです。この山は湧き水が豊富なところで、
「首切り清水」、「頼重水」などがあります。
仏平(ぶっぺい)峠の「首切り清水」は昔、高遠藩の金奉行が江
戸に参勤の藩主のもとへ金を届けるために近道をして、この清水で
喉をうるおそうと腹ばいになったところを、後からつけてきた盗賊
に首を切られたという伝説が残っています。
また富士見町若宮から入笠山登山道の「頼重水」という清水は、
諏訪頼重が武田信玄と戦い、敗れて逃れる途中、杖で掘ったところ
に湧いた清水だそうです。
・長野県伊那市と同県富士見町との境。
……【さらに本文】筆者のページで→
http://toki.moo.jp/merumaga/gate-meru/gate07.html
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- 2019年08月30日
- 未選択
こんな話も大まじめ「天狗にもお経があります」
【概略】
天狗といえば山の妖怪。修験道で修行する行者が、各地の霊山の
天狗を招いて祈念を込める時に唱える「天狗経」というお経があり
ます。室町後期にはすでに唱えられていたものらしいという。
その内容は「南無大天狗小天狗十二天狗有摩那(うまな)天狗数
万騎天狗、先づ大天狗には、愛宕山太郎坊、妙義山日光坊、比良山
次郎坊、常陸筑波法印、鞍馬山僧正坊、彦山豊前坊、比叡山法性坊、
大原住吉剣坊、横川覚海坊、越中立山縄乗坊(しじょうぼう)、富
士山陀羅尼坊(だらにぼう)、
……とつづき、をんあろまや、てんぐすまんきそわか、をんひら
ひらけん、ひらけんのうそわか」と、48の天狗名が出てくるお経
です。
ただこのお経は四国石鎚の行者たちが、あちこちの天狗名を唱え
ているうちに、徐々に出来上がってきたものではないかという。そ
の証拠に近畿以西の天狗が圧倒的に多く、「八天狗」にも登場する
丹沢大山の伯耆坊や、関東東北の有名天狗名が抜けてしまっていま
す。
……さらには【本文(筆者のページ)】へ↓
http://toki.moo.jp/merumaga/temg/temg09.html
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- 2019年08月26日
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