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「丹沢お塔の山・塔ノ岳」

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山のポンチ画・とよだ時です。よかったら山
の伝説神話でおくつろぎ下さい。さて、きょ
うは……
「丹沢お塔の山・塔ノ岳」です。

【概略文】
 東京付近の人なら誰でも一度は登ったこと
のある山丹沢の塔ノ岳。かつて、この山の頂
上北西側に尊仏と呼ばれる突き出た塔のよう
な形の大岩があり、拘留尊仏という仏さまを
をまつってありました。塔ノ岳の名はそこか
ら来ているといいます。

 ここはかつては5月15日がお祭りで、村
人は稲、麦、粟、陸稲などの穂を持って登り
お塔に供え、種子を交換しあったという。ま
た、お塔の下の土を掘り持って帰り、田畑に
まいて豊作を祈ったりしました。

 しかし、この岩も土を掘りすぎたのか、1923
年(大正12)の関東大震災の翌年の1月15
日、再び起こった地震にもろくも、コナゴナ
になって北西側の大金沢にくずれ落ちてしま
ったそうです。いまは岩の根元だけが残って、
春になるとコイワザクラがびっしり花を咲か
………。


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峠の石仏「北信・修那羅峠の蔵王権現」

山のポンチ画・とよだ時です。よかったら山
の伝説神話でおくつろぎ下さい。

峠の石仏「北信・修那羅峠の蔵王権現」
【概略文】
 ふつう「蔵王」というと東北の蔵王連峰を
思い浮かべます。しかし、その元である蔵王
権現は修験道の祖・役ノ行者が、奈良県の吉
野金峰山(きんぷせん)に籠もり、感得した
菩薩だそうです。その像は青黒色の憤怒相。
怒髪天をつき、右足を踏み上げ左足で岩の上
に立っています。

 これは仏典にはない日本独自の神だそうで
す。平安時代以降密教が盛んになるにつれ全
国に広がり、東北の蔵王連峰や木曽御嶽山は
じめ、日本各地の名山、霊山にまつられてい
ます。さて奇抜な形の石仏と数の多さで有名
な所に北信の修那羅峠があります。ここを管
理している安宮神社の裏山の細い道には石神
石仏が五百体もならんでいます。

 そんな中にも蔵王権現が鎮座まします。こ
この蔵王権現は口をとがらせ、右足を上げ、
剣を振り上げた姿はいかにも親しみやすい。
頭上を覆う火焔がいま盛りのヒマワリの花に
見えました。・長野県筑北村と青木村との堺。

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峠の石仏「石神」

岳みち里みち田んぼみち
峠の石仏「石神」

【概略文】
 山里の道のわきや、神社などに石神がまつ
られています。石神は「いしがみ」とか、「し
ゃくじん」ともいうそうです。古代から人々
は、石には神霊が宿るという考えられていた
ようです。

 そのため、それに関係ある石神、高石神(た
かいしがみ)、石神井(しゃくじい)という
地名があちこちにあります。石神には、神の
依代(よりしろ)としてまつる石と、石その
ものに霊力があるとするものがあります。

 神の依代になっているものは、神が座って
休息したという、御座石や腰掛石、休み石で
す。また、神の像が石に影を落としたとされ
る影向石(ようごうせき)なども全国的にあ
り、それぞれ神聖視されています。

 石神にはその他、村や峠の境界に鎮座して、
村の外からくる疫病を防除する役目のものも
あります。これは後々道祖神や地蔵などにつ
ながる信仰だそうで、丸い石や自然石をまつ
っています。また耳の病気を治すため、穴の
あいた石を奉納する耳の神、いぼ神やぜんそ
くの神もあります。

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山道の楽しみ「フキノトウ」

山道の楽しみ「フキノトウ」

【概略説明】
 登山道で山菜に出会うのも楽しみの一つで
す。とくに雪の中から頭を出していたりする
とひとりでに顔がほころびます。

 フキノトウはフキのつぼみ。形が塔のよう
なので「蕗の塔」なのだそうです。フキノト
ウの花芽のまわりについている葉を草笛にし
て吹いたりします。

 先年、和歌山県の高野山から熊野本宮まで
の熊野古道・小辺路をテントに泊まりながら
歩きました。高野山から横道にそれ金剛三昧
院、ろくろ峠、薄峠をへて山道に入るとフキ
ノトウが目つきはじめます。とくに竜神スカ
イラインでは当たり前のように生えていま
す。

 早速採って辛子みそをつけて生のまま食べ
てみました。果無山脈を展望しながらの食べ
歩き、そのうまいこと。しかし、フキノトウ
の「あく」のせいか、辛子みそのせいか、お
尻が文句をいいはじめ、なだめるのに大変で
した。要注意、要注意。

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北アルプス「槍ヶ岳へつづく喜作新道」

北アルプス「槍ヶ岳へつづく喜作新道」

【概略文】
 長野県大町市の中房温泉から燕岳、大天井
岳、西岳から東鎌尾根経由で槍ヶ岳へ真っ直
ぐ登山道が延びているのが喜作新道です。ア
ルプス表銀座コースとして大勢の登山者が訪
れます。

 この登山道はその名のように喜作という人
が造った道です。喜作とは安曇野市穂高牧集
落出身の猟師小林喜作のことで、1922年(大
正11)にこの道を開拓、槍ヶ岳直下の殺生
小屋や西岳小屋を建てたといいます。

 喜作が自分の家に用事で戻る姿が当時の
「銀ぶらの格好」だったのがその名の由来だ
そうです。その後喜作は息子と一緒に後立山
連峰に猟に出かけ、爺ヶ岳裏の棒小屋沢で雪
崩で死んだといいます。

 この喜作新道を記念して、大天井岳の周辺
にレリーフがいくつか掲げてあり、毎年秋に
は「喜作祭り」の記念山行も行われているそ
うです。

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