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山人漫画家の遊画遊文「山梨・御坂峠太宰治の文学碑」

▼きょうの話題「山・花・峠の伝説民俗」(151)をどうぞ。
下方から【本文】イラスト・データへリンクしています。
某月某日(水曜日 天気:くもり)
「山梨・御坂峠太宰治の文学碑」

「富士には、月見草がよく似合う」。ご存知、太宰治の「富岳百景」
の一部です。

これは井伏鱒二の招きで昭和13年9月から2ヶ月あまり、御坂峠
の「天下茶屋」滞在をもとに執筆したものという。

ここは昭和9年秋に建設され富士山が目前にそびえ「富士見茶屋」
「天下一茶屋」などと呼ばれていましたが、徳富蘇峰が新聞に紹介
し「天下茶屋」という名で天下に名を広めたものだそうです。

いまの建物はその3代目。太宰治の記念館もあります。ただしここ
は新しい峠、本当の御坂峠はそこより2キロほど西にあります。

大和武尊が越えたというので御をつけて御坂峠。戦国時代、ここを
中心に武田氏と北条氏が戦ったという歴史もあります。

文学碑文は以外にコチョコチョッと小さな文字で書かれています。
なぜかさい銭もあがっていました。
・山梨県御坂町と河口湖町の境

詳細【本文】、イラスト、データをどうぞ。
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▼きょうの話題(151)終わり

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山人漫画家の駄画駄文「房総・高宕山山頂のホコラ」

▼きょうの話題「山・花・峠の伝説民俗」(150)をどうぞ。
下方から【本文】イラスト・データへリンクしています。
某月某日(日 天気:晴れ)
「房総・高宕山山頂のホコラ」

高宕山は雨乞いの山。山頂にまつられている祠の前に鉄ナベがころ
がっています。

昔、ひでりになると、村人はこの神社に祈願し、高宕観音堂わきか
ら湧き落ちる清水を(汲んで帰り、田んぼにまくと不思議に雨が降
ったといいます。

その時、途中で休んだりすると、そこに雨が降ってしまうといい、
遠く市原、夷隅、安房などからやってくる人たちも、この「水借り」
の行事には村人がリレー式で運んだそうです。そしてめでたく念願
がかなうと借りた倍の水を返したという。

山頂の清滝神社は「高おかみ神」をまつります。この神は「暗(く
ら)おかみ神」と一対で雨を司る神だという。古くから祈雨、止雨
の神で京都の貴船神社の祭神になっています。

前者は文字通り高い山にまつる神であり、丹沢の大山にも祭られて
います。後者は谷底に祭られます。

・千葉県富津市と君津市との境。内房線上総湊駅の北東5キロ。J
R内房線木更津駅からバス宿原下車、歩いて2時間で高宕山。

二等三角点(315.1m)と写真測量による標高点(標高330m)があ
る。地形図に山名と三角点の標高、標高点の標高の記載あり。関東
ふれあいの道。

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▼きょうの話題(151)終わり

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山人漫画家の駄画駄文「尾瀬・三条の滝のカメラマン」

▼きょうの話題「山・花・峠の伝説民俗」(422)をどうぞ。
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某月某日(日曜日 天気:晴れ)
独歩山人漫画家の駄画駄文「尾瀬・三条の滝のカメラマン」

昔安倍三太郎が尾瀬で稲作、どこよりも早く収穫でき早瀬といった
のが尾瀬に転訛したともいう。

7月、尾瀬沼、尾瀬ヶ原をめぐり平ヶ岳をめざしました。聞きしに
まさる人の数。木道を二列にならんでただ歩くのみ。下田代十字路
など休憩所はすわる所もありません。

原からはずれた三条の滝も同様で、展望台ではアマチュアカメラマ
ンが好位置にならび、記念写真もままならない。こんな状態が続い
ているのか、隅にに立てられた新しい看板には手すりより外へ出な
いよう書いてあります。

落差約90mの断崖から一気に落下するありさまはさすがの迫力で
す。この人なみからはずれ、只見川沿いに小沢平方面へ。

そしてワラビの生えた小平地にテントを張りやっと山へ来た気分を
取り戻しました。あの騒ぎは何だったのでしょうか。
・福島県桧枝岐村と新潟県魚沼市との境

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▼きょうの話題(終わり)

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奈良県・洞川竜泉寺の伝説

▼きょうの話題「山・花・峠の伝説民俗」(421)をどうぞ。
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某月某日(土曜日 天気:晴れ)
「奈良県・洞川竜泉寺の伝説」

大峰山山上ヶ岳の登山口洞川集落の竜泉寺創建の伝説です。村人茂
助はある日、古池のそばで苦しむ若い女性を助け、のち二人は結婚。
やがて子供が産まれましたが、女性は自分の正体の白蛇姿を見られ、
片目を残し池に帰っていきました。

母親の目玉をなめながら赤ん坊は太りましたが、やがて目玉も小さ
くなりました。茂助は泣く赤ん坊をあやしさまよいました。すると、
池の水がざわめき、片目の母親の白蛇が姿を現しました。

「残っているもうひとつの目玉をなめさせて下さい。でもこれから
は昼夜が分からなくなってしまうので、朝3つ、夜6つの鐘を鳴ら
して下さい」。母親は池の底に姿をかくしました。

茂助は感動し、妻への仏の加護を願うため寺を建立したという。境
内にある竜王堂の鐘楼からは、いまも朝は3つ、夜は6つの鐘の音
が、大峰山麓に響いています。

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▼きょうの話題(終わり)

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北ア・立山のクモ男


▼きょうの話題「山・花・峠の伝説民俗」(420)をどうぞ。
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某月某日(-日 天気:-)
「北ア・立山のクモ男」

昔、立山のふもとの村に住む若者がかわいい嫁さまをもらいました。
ある日、山へたきぎを取りに行った嫁さまが、青い顔をして帰って
きました。

やがて嫁さまはみごもり子を生みました。ところが、生んだのは奇
妙な卵が三つ。たまげた両親が、その卵を割ってみると、中から何
千という小さなクモの子が出てきました。

わけを聞いてみると、嫁さまは泣きながら話しました。「ある時、
山へ行ったらりっぱな男の人が出てきて、たきぎ取りをしてくたが
や。それからは、山へ行くたびその人が出てきて手伝ってくれて、
それで、おら……」。

聞いていた若者はゾッとして「そ、それは立山のクモ男に違いねエ」。
それからというもの、嫁さまの目の前にクモの糸がびっしり張るよ
うになりました。「クモの糸が、クモの糸が…」しかし他の人には
見えません。クモにとりつかれた嫁さま……


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▼きょうの話題(終わり)

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