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画風

そろそろ自分の画が嫌になってきました。

画ではなくいっそのこと、見たことない「図」のようなものになら
ないかとこねくり回しています。

しかし、できあがってみると元の木阿弥、どこを変えたといわれそ
うです。

頭が固くなったか、長年の癖が直らないのか。なんとも大変な世界
をさまよっています。

きょうの話題「山・花・峠の伝説民俗」(050)をどうぞ。
下方から【本文】イラスト・データへリンクしています。

みなさんこんにちは。山の(漫)画の【とよた時】です。きょうの
山の話題をどうぞ。
某月某日(月曜日 天気:晴れ)
「南ア・大沢岳百間洞山ノ家の病人」

赤石岳と聖岳の間にある百間洞山の家。昔はかべ板がはずれ夜風が
寝ている顔に吹きつけ、外にいるのとかわからないような小屋でし
た。

この沢には血紅色をしたラディオラリヤ板岩が露出するので赤石沢
と名づけ、その山を赤石岳と呼んだという。

夕食後、小屋の主人が無類の酒好きで飲み残したウイスキーはこの
びんに入れろという。

客が飲み残しを入れるので中はいろいろな酒が交っています。翌朝、
オヤジが神妙な顔をしています。腎臓の発作で寝たままの登山者が
いるという。

「100万円かかるけど、ヘリコプター頼もうか」というと首を横に
振ります。オヤジが頭をかかえます。

結局、車を林道の入れる所まで来るよう無線で要請、杖をつきなが
ら歩いて下りたとあとで聞きました。

ちなみに地図で調べてみたら林道終点まで6時間とありました。
・長野県飯田市上村(旧下伊那郡上村)と静岡県静岡市との境。

詳細【本文】、イラスト、データをどうぞ。
http://tokipro.syuriken.jp/blog-denmin/blog-denmin.html

▼きょうの話題(044)終わり

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天狗の神社探訪記

奥多摩大岳山から鋸尾根を奥多摩駅に向かって歩いていくと突然尾
根上に天狗の像があらわれます。

そばに神社名を刻んだ石碑と祠も建っています。ここはその神社の
奥宮で、里宮は氷川の登計集落にあるという。

天狗の神社として30年来気になっていたところ。そこで昨日(9
月7日)、物好きにも行ってみました。奥多摩駅前の観光案内所や
ビジターセンターでもよく分からない神社です。

さすが天狗の神社とあって神秘的なところがいい。ますます期待で
きそうです。

消防署前から坂道を登っていくのですがそれから先はムニャムニ
ャ。誰かに聞こうにも、民家はあっても人っ子ひとりいません。

坂の林道を行ったり来たりを数回。と、民家からテレビの音が聞こ
えてきます。庭先から声をかけ、やっと神社の場所を聞き出し訪れ
ることが出来ました。

神社は留守で、狛犬の変わりに大天狗小天狗が鎮座まします。写真
を撮り、まあまあ満足です。

早速奥多摩町役場へこの神社の由来、祭神など聞きに行きました。
と、あの神社は地元の人たちが氏子になって出来た神社ではなく、
新しい宗教法人なので、町では把握していないとのこと。

えっ。新興宗教団体なのか。それでは作品に取り上げて発表すれば
特定の宗教団体の宣伝になってしまいます。なんという…。残念な
がらこんなわけで「天狗神社訪問記」もチョンになってしまいまし
た。

きょうの話題「山・花・峠の伝説民俗」(049)をどうぞ。
下方から【本文】イラスト・データへリンクしています。

みなさんこんにちは。山の(漫)画の【とよた時】です。きょうの
山の話題をどうぞ。
某月某日(火曜日 天気:快晴)
「奥秩父雁峠・親子の用足し」

昔は、埼玉県川又地区から雁峠、雁坂峠をへて甲州に抜ける道が重
要な交通路だったという。

5月の連休、三峰山を起点に雲取山を経て子連れの縦走。きょうで
3日め。

ゆうべは無人の笠取小屋に泊まりました。小屋の中でもマイナス4
度まで冷えこみました。

あまりの寒さにストーブを炊いたのですが、けむりが小屋の中に充
満、涙がボロボロ、息をするのがやっとでした。

雁峠は眺望がよく、ササ原の向こうに富士山が大きく望めます。小
用をもよおしました。

いつの間にか小学4年生の息子が私の横にならんでしています。後
ろで6年生の娘が二人に向かってカメラのシャッターを切っていま
す。

ウン、わが家はうまくいってるワイ。あとで仕上がった写真を見な
がら笑い転げたのはいうまでもありません。その写真をいまも大事
にしています。
・山梨市と埼玉県秩父市との境

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▼きょうの話題(044)終わり

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北信乙妻山・へとへとのヤブこぎ

みなさんこんにちは。山の(漫)画の【とよた時】です。

きょうの話題「山・花・峠の伝説民俗」(048)をどうぞ。
下方から【本文】イラスト・データへリンクしています。

某月某日(水曜日 天気:晴れ)
「北信乙妻山・へとへとのヤブこぎ」

長野市と新潟県妙高市との境、信越本線黒姫駅の西13キロに乙妻山
(おとづまやま・標高2318m)という山があります。この山の「妻」
は切妻屋根などと同じ屋根の形をしているからだそうです。

この山は高妻山(たかづまやま)の奧にあり、あまりにも大きく目
立つ高妻山に隠れ、戸隠高原からは見えません。そのため昔は戸隠
裏山といったそうです。

表山である戸隠山は修験の道場で、行者たちは最後の修行の場とし
てとして戸隠裏山に登ったという。

乙妻山の妻は、切妻(きりづま)などと同じ屋根の形。標高が高妻
山の高(甲)に対し、一歩譲った乙だという。すなわち2番めの尾
根形をした山のことらしい。

ある年の10月、一不動(いちふどう)から二、三と仏さまの名前
が続き、十で高妻山頂。更に奥の乙妻山へ向かいました。

昔は十一が阿閦(あしゅく)、十二は大日(だいにち)で山頂には
虚空蔵(こくうぞう)菩薩が祭ってありましたが、いまはこわれか
かったホコラがひとつだけあります。

人がこないのかひどいヤブこぎ。ヘトヘトになって登ってみたら登
山者がポツンと1人、ラーメンをつくっていました。
・長野県長野市(旧上水内郡戸隠村)と新潟県妙高市(旧中頸城郡
妙高高原町)との境。

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▼きょうの話題(044)終わり

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相手に手を合わす

みなさんこんにちは。山の(漫)画の【とよた時】です。

先日までの夏の暑さはどこへやら。千葉県市川市は、肌寒いくらい
の朝です。

ここ十数年、お寺主催のはがき絵教室に関わり、また40数年間山
の伝説地を探訪のため山中を徘徊。

さらに山岳宗教、天狗などの関係書を紐解いていると、なんとなく
仏心というか、ものを見る目が変わってきたような気がします。

人様との間にもちょっと距離をとるというか、離れた見方ができる
ようになりました。また人に向かって手を合わせるということはか
なり自分の気持ちも切り替わります。

あいさつの時、別れる時、ちょっと手を合わすことができるように
なったのです。手を合わすことはわだかまりをなくして、相手を許
す意味もあり、心はすっきりします。

しかし、相手にはどんな風に見えるのでしょうか。きっとへんな奴
だと思っているに違いありませんネ。

つづいて、きょうの話題(047)をどうぞ。
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某月某日(日曜日 天気:晴れ)
「奥多摩石尾根・山小屋のブランコ」

雲取山山頂から東南にのびる石尾根。登山者たちはこの長い尾根を
奥多摩駅まで歩きます。

雲取山から30分のところ七ッ石山近くにある奥多摩町営の山小屋の
前には以前はブランコがあって、登山者が雲取山からの通りすがり
に一息つくのに絶好のところ。よくブーラブラと遊んでいます。

1月、石尾根は一面の雪が太陽に光ってまぶしいくらいです。こわ
れかかった風車をまわしながらブランコ遊びをします。

うしろで同行者が、シャベルで小屋の玄関まで雪道をつくっている
小屋番の人に話しかけました。

当時の小屋番氏、答えもせずいきなり「じゃま、じやま」と手で追
い払うしぐさをしました。

「何という無愛想な!」たちまち口ゲンカが始まりました。こんな
雄大な景色の中でも人間は仕方のないものです。遠く雪をかぶった富士山が笑っていました。
・東京都西多摩郡奥多摩町と山梨県北都留郡丹波山村の境。

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山・花・峠の伝説民俗「房総・元清澄山の地蔵峠」

みなさんこんにちは。山の(漫)画の【とよた時】です。

きょうの話題(046)をどうぞ。
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某月某日(日曜日 天気:くもり)
「房総・元清澄山の地蔵峠」

三石観音の駐車場わきから山道に入り、元清澄山方面へ小一時間歩
くと地蔵峠と呼ばれる所があります。

一説には群馬県の出身の某氏がふるさとの「地蔵峠」に似ていると
いうので、イタズラ半分に何かに書いておいたものがいつの間にか
地名として通用したといい、いまでは立派な道標まで建っています。

1月。ことしは特別雪が多く、房総の山でも雪山気分。元清澄山と
三石山、そして郷台畑地区への分岐の三叉路がこの地蔵峠。ちょっ
とした平地になっています。

いたずら半分につけた地名なら、いたずら半分にお地蔵さまでも建
てたいもの。道路わきの大きな標識が建っている下を雪をはらって
ならし、石を積んで台を作り賽銭をあげます。

あとから来た人が次々にまねて賽銭が上がれば……。そのうち本当
にお地蔵さんが建つかも知れないぞ。
・千葉県君津市。JR久留里線上総亀山駅から歩いて1時間40分
で三石観音、さらに50分で地蔵峠。地形図に何も記載なし。

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