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山の初心者【軽口ばなし】「もう一つの金時伝説・長野金時山」



▼「もう一つの金時伝説・長野金時山」

【概略】
 おなじみの金太郎伝説は箱根の足柄山が有名です。しかし伝説は
足柄山だけではなく各地にあるという。長野県南木曾岳も金時伝説
の山。山中に金時ノ洞窟」や金時岩があります。

 そのほか長野県の大町市近くの八坂にも金時山があります。そこ
にはこんな伝説が残っています。昔、村内の山に顔の赤い紅葉鬼人
という女が住んでいました。鬼人は有明山の魏石鬼(ぎしき)の恋
人で、謎の岩窟といわれる場所で大王の子を産みました。

 それが金時だったというのです。その山を金時山といい、そばを
流れる川を金時と熊にちなんで金熊川といっています。魏石鬼が田
村麻呂に退治されるや紅葉鬼人は、山を去り舌を噛みきって死んだ
という。そこが鬼無里だということです。

 いまでも金時山で行われる金時山大姥神の神祭には必ず雨が降る
といわれています。
・長野県大町市八坂

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「北アルプス爺ヶ岳・種まき爺さんとカラス」



▼「北アルプス爺ヶ岳・種まき爺さんとカラス」

【概略】
 春、山にあらわれる雪形は、かつては農作業をはじめる目安にな
っていたという。爺ヶ岳は、南峰、中央峰、北峰の3峰があり、大
町市街からもよく眺められます。

 雪どけのころ、先ず南峰と中央峰間にざるを持った「種まき爺さ
ん」の雪形が黒い岩肌になってあらわれます。これが爺ヶ岳の山名
の由来です。

 そしてしばらくすると、爺さんの足元に黒い影があらわれます。
爺さんがまいた種をほじくるカラスの雪形だといいます。さらにそ
のあと、中央本峰に同じような人の形をした形があらわれます。そ
れを応援に来た婆さんだとし、カラスを追い払っているのだとして
います。

 雪形はもちろん、ここだけでなく、富士山やほかの山々にもあり
ます。しかし、このようにストーリーになってあらわれるのはここ
だけではないでしょうか。
・長野県大町市と富山県立山町との境

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山旅通信【ひとり画っ展】「東北・有り難い?早池峰神のご加護」



▼「東北・有り難い?早池峰神のご加護」

【概略】
 種もみが自由に手に入らない昔、ある男が、北上市方面で、よく
実る稲穂を黙って持ち帰りました。それを播いて実ってみたらもち
稲でした。翌年もそれをまきました。

 ところがある日、北上の人たちが早池峰神社にお参りにきて、稲
を見て「これはおれの家の種だ。盗んでまいたに違いない。品種は
もち稲だろ」。男は慌てて「いや違う。これはうるち稲だ」と言い
張りました。

 北上の人は、秋に穂が出たころ見にきて訴え出る、といって帰り
ました。村の男は困り果て、早池峰の神に願をかけました。秋にな
り、氏子はおどおどしながらその人を田んぼに案内しました。実っ
た稲穂を調べると、もち稲だったものが、うるちになっています。

 「これは早池峰山の神が助けてくれたに違いない」と村中で大喜
び。この米がいま生出(大出)もちと呼ばれるうるちのように見え
るもち稲だそうです。
・岩手県遠野市

▼【本文】https://toki.moo.jp/mail-maga/gate-mail/gate04.html

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日本百霊山「北海道・羊蹄山」



日本百霊山「北海道・羊蹄山」

【概略文】
 北海道に羊蹄山という山があります。円錐形の美しい単独峰の山で
「蝦夷富士」とも呼ばれています。山上にはお花畑が広がり、200種類以
上もの高山植物が咲き乱れ、1921年(大正10)に国の特別天然記念物
にも指定されています。

 この山には、父釜、母釜、子釜と呼ばれる3つの火口もあり、池塘には
「羊蹄坊主」という谷地坊主(やちぼうず)があることでも有名です。谷地
坊主とは、寒い土地の湿原などでこんもりと盛り上がったスゲの草の塊の
ことです。羊蹄山は、野草のギシギシの漢名の羊蹄(し)の山だという。

 なるほど、ギシギシの葉(くさび形)は羊の蹄に似ています。もとは後方
羊蹄山(しりべしやま)といったそうです。後方は「しりへ」で羊蹄は「し」と
読みます。ルーツは『日本書紀』の斉明天皇五年の項にある「後方羊蹄」
だという。しかし本当の場所は未だに不明だそうです。
・北海道後志庁虻田郡ニセコ町と倶知安町、京極町、喜茂別町、真狩村
の境


……【さらには】作者のページ↓
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山旅通信【ひとり画っ展】「東北・鳥海山の怪物」


▼「東北・鳥海山の怪物」

【概略】
 昔、鳥海山に「手長足長」という鬼がすみ、通りかかる人を捕ま
えては食べ、里の田畑を荒らしていました。鳥海山の神はこれを見
て、3本足のカラスをつかわし、山に鬼がいて危ないときは「ウヤ」、
安全なときは「ムヤ」と鳴かせました。

 このことから山形・秋田県境、三崎山の関を「有耶無耶の関」と
いうのだそうです。平安時代初めのころ、慈覚大師が手長足長退治
のため山形県吹浦で火散の修法を行いました。

 21日目になり、大地がゆれ大音響とともに鳥海山が破れ、手長足
長は山の頂とともに吹き飛びました(秋田県側ではあわてふためく
手長足長に、大師が村人を連れて山に登り火をかけ退治)。

 この時、悪魔の尾が落ちてきたところが尾落伏(いまの落伏地区)
になり、吹き飛んだ鳥海山の頂きは、日本海に落ちて飛島になった
ということです。
・山形県遊佐町

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