某月某日 山の伝承に遊ぶ【ひとり画ってん】「南ア甲斐駒・摩利支天の天狗はちょっと早池峰山へお使いに…」
▼山の伝承に遊ぶ【ひとり画ってん】「南ア甲斐駒・摩利支天の天
狗はちょっと早池峰山へお使いに…」
【概略】
摩利支天は甲斐駒ヶ岳山頂から東南に孤立した岩峰です。頂上に
壊れた像と、摩利支天を象徴する鉄剣を祀っているのがその名の起
こりだという。
こんな山に天狗がすみ、時々山麓に現れるという。ある日天狗が
木こりの家に現れ「毎日木の実ばかり喰っている。たまには米の飯
を食ってみたい」。木こりは米の飯をごちそうしました。
天狗は礼として鳥を手づかみにしてもってきてくれたという。そ
して「世話になったが、急用で岩手県の早池峰山に行って来る」と
いってヒラヒラ飛んでいきました。
天狗は、頭巾(ずきん)と一本歯の高下駄(げた)を置いていき
ました。頭巾は天狗がいつも頭にかぶっていたもの。黒の布で作り、
12のひだがあり、お互いに結びとめてあります。
しかし驚いたことに頭巾には、十六弁の菊の紋章(天皇家の紋章)
がついていたのです。
・山梨県北杜市(旧北巨摩郡白州町)
……さらに【本文・イラスト】は筆者のページで→
http://toki.moo.jp/merumaga/gate-meru/gate04.html
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詳しくは:http://toki.moo.jp/baiten/mybooks/
★おわり
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狗はちょっと早池峰山へお使いに…」
【概略】
摩利支天は甲斐駒ヶ岳山頂から東南に孤立した岩峰です。頂上に
壊れた像と、摩利支天を象徴する鉄剣を祀っているのがその名の起
こりだという。
こんな山に天狗がすみ、時々山麓に現れるという。ある日天狗が
木こりの家に現れ「毎日木の実ばかり喰っている。たまには米の飯
を食ってみたい」。木こりは米の飯をごちそうしました。
天狗は礼として鳥を手づかみにしてもってきてくれたという。そ
して「世話になったが、急用で岩手県の早池峰山に行って来る」と
いってヒラヒラ飛んでいきました。
天狗は、頭巾(ずきん)と一本歯の高下駄(げた)を置いていき
ました。頭巾は天狗がいつも頭にかぶっていたもの。黒の布で作り、
12のひだがあり、お互いに結びとめてあります。
しかし驚いたことに頭巾には、十六弁の菊の紋章(天皇家の紋章)
がついていたのです。
・山梨県北杜市(旧北巨摩郡白州町)
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- 2019年08月08日
- 未選択
山の伝承ひとり画ってん「丹沢三峰のシロヤシオ」
【概略】
丹沢三ツ峰は丹沢山から北東へ延びる尾根。地形図では、瀬戸沢
ノ頭を除き、東側へ、西峰、中峰、東峰とあります。西峰というの
は太礼ノ頭、中峰がエンザンギの頭、東峰にあたるのが本間ノ頭。
ここは別名、百間水ノ頭ともいいます。
百間とはヒヤッケイのなまったもの。つまり冷ゃっけぇ水が出る
ところがある頭という意味だそうです。
ある年の6月初旬、久しぶりに塔ノ岳尊仏山荘に泊まり、丹沢三
ツ峰を宮ヶ瀬へ下りました。日高を過ぎた下りのあたり、大きなシ
ロヤシオツツジのに花をつけているのが目につきます。
やがて竜ヶ馬場から丹沢山。次第にガスが深くなりました。瀬戸
沢ノ頭を過ぎて、足下が真っ白なじゅうたん。シロヤシオの花が散
って登山道を埋め尽くしているのです。ガスでかすむ山道、前を行
く人が妖精のようでした。
・神奈川県清川村と相模原市との境
▼「イラスト」と説明文は下記(筆者のページ)でどうぞ。
http://toki.moo.jp/merumaga/tanzawa/tanzawa10.html
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- 2019年08月02日
- 未選択
こんな話も大まじめ「出羽三山を開いた蜂子皇子(はちこのみこ)も天狗だという」
▼山の伝説ひとり画ってん「出羽三山を開いた蜂子皇子(はちこの
みこ)も天狗だという」
【概略】
出羽三山を開いたとされる蜂子皇子(王子)も謎の人物です。羽
黒山開山堂などにあるように、異様に大きい目玉、目尻は髪の毛の
生え際まで延び、ひときわ長い鼻、耳まで裂けた口に赤黒い顔と奇
怪な姿です。
その容貌からまるで天狗のようにも見えます。事実、天狗研究者
では羽黒山開山天狗とし、天狗界の取締役に位置づけています。ま
た別名は能除仙(のうじょせん)ですから当然仙人でもあります。
さらに口の裂け方から山の神ともされるオオカミの擬人化ではな
いかとする人もいます。蜂子皇子は、32代崇峻(すしゅん)天皇
(即位・587~592年とされている)の第一皇子(第三皇子とも)
で、欽明天皇23年(562)誕生といい、聖徳太子の従兄にあたりま
す。
羽黒山の名は、ここを開山した蜂子皇子が3本足の大カラスに案
内され、羽黒の阿古谷で修行したという。その時のカラスの羽の色
から、羽黒山と名づけたという。
・山形県鶴岡市。
……さらには【本文(筆者のページ)】へ↓
http://toki.moo.jp/merumaga/temg/temg04.html
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- 2019年07月18日
- 未選択
ふるさとの神々・ひとり画ってん「蒙古初代皇帝になった義経はまさに神様」
▼ふるさとの神々・ひとり画ってん「蒙古初代皇帝になった義経は
まさに神様」
【概略文】
義経といえば鞍馬山が有名です。父の死後、鞍馬寺に入れられた
のでした。義経は、夜になると僧正ヶ谷で武芸に励み、山の大天狗
の弟子として兵法を授け、小天狗らと立ち会わせながら、腕を磨か
せたといいます。
やがて五条大橋で弁慶との対決になるわけですが、ふつうは、弁
慶が太刀千本を奪う悲願を立てることになっています。ところが逆
に「武蔵坊弁慶絵巻」などの本には、悲願を立てたのは義経だとし
ているから面白いものです。
奥州の藤原秀衡のところに身を寄せますが、秀衡が死んだ後、そ
の子泰衡は頼朝の圧迫に耐えきれず、1189年義経を衣川の館に襲撃
し自害させたことになっています。
ところがそれは見せかけで、本当は義経は生きていて、東北・北
海道から樺太を経て蒙古に渡り、モンゴル人を征服。大蒙古帝国を
建設して初代皇帝になり、ジンギスカンと名のったというのですか
ら話がでかい。神様としてまつられるのも分かります。
▼さらには説明【本文と画像(筆者のページ)】をどうぞ。↓
http://toki.moo.jp/merumaga/fulkamijo/fuljo-01.html
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★『新ふるさとの神々・加筆版』(CD本)お譲りしています。
http://toki.moo.jp/flkam-new/contents/mainfram.html
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★おわり
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- 2019年07月16日
- 未選択
某月某日 山の伝承に遊ぶ【ひとり画ってん】「日光男体山の家族説の出どころ」
▼山の伝承に遊ぶ【ひとり画ってん】「日光男体山の家族説の出ど
ころ」
【概略】
日光の山々は大ファミリーの伝説は有名です。お父さんが男体山
で、お母さんが女峰山。2人の間に愛子の大真名子山と、小真名子
山の姉妹、長男の太郎山がいて、小太郎山(弟?)を従えます。
さらに光徳温泉北の山王帽子山は太郎山の女房だともいわれてい
ます。また奥日光志津の宿にあるオンバ様は長男の太郎山に乳を授
けた乳母だったという。さらに赤薙山は女峰山の妹山。丸山は赤薙
山の年下の夫山。帝釈山は女峰山の双子の弟だという。
三岳は太郎山と山王帽子山の間にできた子どもという。白根山は、
男体山と兄弟だとか女峰山の兄妹ともいわれ、太郎山の叔父さんだ
という。前白根山は白根山の子どもらしい。
こんなことからいまでは一族の連峰家族は13座にもなっていま
す。これは江戸時代前期の儒者林羅山の「二荒山神伝」や「日光山
縁起」の物語から発展させたストーリーらしいという。
・栃木県日光市
さらに【本文】と【イラスト】は→
http://toki.moo.jp/merumaga/gate-meru/gate01.html
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ころ」
【概略】
日光の山々は大ファミリーの伝説は有名です。お父さんが男体山
で、お母さんが女峰山。2人の間に愛子の大真名子山と、小真名子
山の姉妹、長男の太郎山がいて、小太郎山(弟?)を従えます。
さらに光徳温泉北の山王帽子山は太郎山の女房だともいわれてい
ます。また奥日光志津の宿にあるオンバ様は長男の太郎山に乳を授
けた乳母だったという。さらに赤薙山は女峰山の妹山。丸山は赤薙
山の年下の夫山。帝釈山は女峰山の双子の弟だという。
三岳は太郎山と山王帽子山の間にできた子どもという。白根山は、
男体山と兄弟だとか女峰山の兄妹ともいわれ、太郎山の叔父さんだ
という。前白根山は白根山の子どもらしい。
こんなことからいまでは一族の連峰家族は13座にもなっていま
す。これは江戸時代前期の儒者林羅山の「二荒山神伝」や「日光山
縁起」の物語から発展させたストーリーらしいという。
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- 未選択