いなかの奇神変神「八ヶ岳の伝説の大男」
▼いなかの奇神変神「八ヶ岳の伝説の大男」
【概略文】
昔、長野県と群馬県の山中に、とんでもない大男が住んでいまし
た。デエランボウ神といい、碓氷峠を枕に足を妙義山に乗せて昼
寝をするほどだったといいます。
大男はだんだんと勢力を伸ばし、八ヶ岳を配下にしようとやっ
てきました。ところで、かつて八ヶ岳と、その北にある蓼科山は
兄妹だったという。
デエランボウは、浅間山が吹き上げる大岩をもっこで運び、兄
の八ヶ岳の上にぶちまけました。それを見た蓼科山が大騒ぎ。怒
ったデエランボウは蓼科山を引っこ抜こうとしました。
いくらデエランボウでもそう簡単には引き抜けません。う~ん
と踏ん張った時、両足が地面にめり込んで大きな穴ができ、そこ
に水がたまり池になったのが双子池だという話です。
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- 2018年09月19日
- 未選択
某月某日 山の伝承・伝説に遊ぶ【ひとり画ってん」「マツムシソウは何年草? 高山植物・タカネマツムシソウ」
▼山の伝承・伝説に遊ぶ【ひとり画ってん】「マツムシソウは何年
草? 高山植物・タカネマツムシソウ」
【概略】
片思いのため一人淋しく死んでいった娘を憐れんだ神はその魂を
マツムシソウに宿らせたと西欧伝説にあります。
マツムシソウは「越年草」だという。秋、花が終わると種子を地
面に落とし、発芽。ロゼットの形で冬を越して次の年花を咲かせま
す。そのため越年草(冬型1年草)だという。
しかし、秋の高原ではすでに根と大きなロゼットが育っている株
が多い。しかもロゼットは枯れかけた下の葉と、上の新しい葉の2
層になっているという。
枯れかけたロゼットは、越冬してから夏の成長期を過しているら
しい。そのためここのマツムシソウは越年草ではなく2年草だとい
う。
さらに花が咲いた株の根茎に新しいロゼットができていることも
あり、これでは多年草です。
このように、植物の生存期間は種によって決まり切っているわけ
ではないという。専門的ですが面白い話ですね。
高山植物のタカネマツムシソウは、マツムシソウの変種。親種よ
り花がひとまわり大きくあざやかな青紫色をしています。
・マツムシソウ科マツムシソウ属の越年草
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- 2018年09月13日
- 未選択
▼「静岡県・秋葉山に三尺坊天狗を訪ねました」
▼「静岡県・秋葉山に三尺坊天狗を訪ねました」
火防せで有名な静岡県・秋葉山秋葉寺(しゅうようじ)の天狗、
三尺坊は、長野県安曇野市穂高の出身。戸隠の西の窟で修行。
のち、新潟県守門岳の麓・栃尾の楡原(にればら)熊野神社蔵王
堂の道場で荒行しました。
そしてついに生きながら天狗になり、白狐に跨り空を飛び、秋葉
山に居を定めたと「秋葉山縁起」にあります。徳川家康の時代だと
いう。
それは平安時代の大同4(809)年とも、鎌倉時代の永仁2(1294)
年ともいわれています。その百数十年後、尾張の円通寺にもあらわ
れ、修行して火伏の秘法を感得したといいます。
天狗の出現場所、秋葉寺の開基は、養老2(718)年、行基菩薩
によるとされています。最初は、大登山霊雲院といっていましたが、
三尺坊の出現で、秋葉寺と寺名変えました。
しかし明治の初めには、寺の内部抗争や、住職が病気で没したり
などして、廃寺を強いられ、三尺坊天狗のご神体は、本末関係の本
寺にあたる静岡県袋井市久能の「可睡齋」(かすいさい)に移され
ます。
同時に山頂には神道系の火伏の神である火之火具土神を祀る「秋
葉神社」が建立されました。明治13(1880)年、多くの信徒の願
いがかなって、再建されました。
しかし秋葉神社上社にくらべ、気の毒なほど荒廃しています。火
炎を背負って白狐に乗った荼吉尼天の秋葉三尺坊天狗の真の姿を見
たいと訪ねたのです。
ですが、その出現場所の秋葉寺は、例の神仏分離で下の方に追い
やられ、秋葉山神宮の上社には天狗の皿投げのいまはやりの「かわ
いい天狗ちゃん」のつまらない絵が飾られていました。
しかもこの鼻持ちならない黄金の鳥居は何だ。さらに、秋葉寺へ
降りる道は鬱蒼として、いかにもクルマできた人たちを遠ざけてい
るようです。荒廃しかかった三尺坊天狗の本元秋葉寺にくらべ、嫌
らしいほど立派な秋葉山神社。何ともさみしい気がしました。
・静岡県龍山村と春野町との境。
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- 2018年09月10日
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新・いなかの神さま仏さま(上)「川の神は、泉の神・池の神・カッパ神」
▼新・いなかの神さま仏さま(上)「川の神は、泉の神・池の神・
カッパ神」
【概略文】
一般に「カワ」は、川のほか、池や泉、井戸の意味に使われ、水
のある場所により川の神になったり、泉の神、滝の神、池の神、井
戸神などの名で信仰されています。
川はまた洪水を起こし、人を水死させたりすするので恐れられま
す。そこで川のほとりで祭りを行います。みこしを川辺へ担いでい
ったりする祭りがいまも各地で行われています。
川の神をまつる神社の前には、精進川という川があって、お祭り
するにはそこで身を清めたりします。
川の神は『日本書紀』仁徳紀11年の条にも「堤の工事が難しく繋
げなかった。
そこで人身御供として川の神に奉げることにした」と出てきます。
川にはオロチ、ウシ、ウナギなどのヌシがいるとされ、北アルプス
ふもとの犀川にはサイがいるといい伝えられています。
川の神は水の神と同じように、河童だとも考えられ、川祭りや、
川施餓鬼(かわせがき)には、河童が好きなキュウリを供えたりし
ます。
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- 2018年09月02日
- 未選択
新・いなかの神さま仏さま(上)「こんもりした森の中から見つめる森神」
▼新・いなかの神さま仏さま(上)「こんもりした森の中から見つ
める森神」
【概略文】(400字)
山の神があれば、野の神、川の神、薮の神、森の神と、日本には八
百万の神さまが満ちあふれています。
森の神といっても、屋敷神の一種として、個人の所有物のものもあ
れば、集落の神聖視された一区画の森にまつられる神であったりし
ます。
そこには「モリ木」といって、特別のご神木があり、注連縄(しめ
なわ)を張ったり、根本に幣束をさしてまつってあります。
しかし、これは依代で、本来は森という「聖地」に神を迎えてまつ
る森神信仰からきているという。
また、森神は墓地や葬地の近くにまつられることが多い。その盛り
土のモリが森神のもとらしい。
のちに盛り土に木を植え、その木に信仰の中心が移ったのではない
かとの説もあります。
この神は、聖地の森の木の枝を伐ったり、ご神木に触れたりすると、
激しく祟るといわれ、村人は祭りの日以外は近寄らないという。
この森にまつられているのは、地主神や荒神などいろいろだという。
この森は墓地などの近くにあるように、森神は死者をまつったもの
のようです。
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