この夏富士山に登って、お鉢めぐりで古銭を探そう
【説明概略文】
富士山の火口は浅間神社の奥ノ院にあたり
ます。かつて登山者は無事の登山を感謝し一
族の幸せを願い火口に賽銭を投げるお散銭
(さんせん)の習慣がありました。火口は巨
大な賽銭箱だったわけです。その習慣は室町
時代にはすでにあったといいます。
賽銭を投げればそれを拾う人がいるはずで
す。遠藤秀男「富士山よもやま話」によれば、
散銭の処務を富士山八合目以上の所有者であ
る村山修験辻之坊が受け持っていたといいま
す。
江戸時代になると浅間大社がその処務を受
け持ち、一番拾いを浅間大社、二番拾いを須
走浅間が行ったということです。しかし一番
が拾ったあとでは賽銭の額が大違い。一番拾
いの権利争いが相次ぎ、元禄時代には本宮と
須走で4対6の配分に決まり、江戸末期まで
つづいたといいます。
日本一の霊峰といっても金銭がからめば
「きれいごと」という訳にはいかなかったよ
うですね。このように昔、投げられた賽銭が
長い年月のうち、風で噴火口の底から吹き上
がり、いまでもお鉢めぐりの登山道で見つか
ることがあるらしいよ。
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・01『新・丹沢山ものがたり』
・02『伝承と神話の百名山』
・03『全国の山・天狗ばなし』
・04『山の神々いらすと紀行』
・05『続・山の神々いらすと紀行』
・06『ふるさとの神々何でも事典』
・07『続・ふるさとの神々何でも事典』
・08『家庭行事なんでも事典』
・09『健康(クスリになる)野菜と果物』
・10『ひとの一生なんでも事典』
・11『ふるさと祭事記(歳時記)』
・12『野の本・山の本』
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山渓電子書籍『日本百霊山』(山と渓谷社)
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- 2024年04月03日
- 山の伝承
「富士山:あのかぐや姫はウグイスの卵から 生まれたんだってよ!」
「富士山:あのかぐや姫はウグイスの卵から
生まれたんだってよ!」
【概略文】
富士山にはなぜいつも雲がかかっているの
か。実はかぐや姫の物語に関係があるといい
ます。『古今和歌集』の序文に、「竹作りの翁
が竹やぶに行くとウグイスの卵が沢山あっ
た。その中に金色に光る卵がひとつ。翁は不
思議に思い家に持って帰った。
竹売りから帰ると、家の中が光り輝いてい
る。中に美しい女がいた。その女が光ってい
た。『私はウグイスの卵です』という。そこ
で翁は女を養女にし、かぐや姫と名づけた。
これが評判になり帝が呼んでみたら非常に美
しいのでたちまち夢中になり、妃のようにこ
の姫を愛した。
3年が過ぎ姫は『私は天女です』といって
鏡を形見に残して消えてしまった。帝の恋焦
がれる想いは炎となって鏡から立ち昇った。
公卿たちはその鏡を富士山頂に置いた。その
時から富士の煙は絶えない」。富士の煙を恋
の歌に詠み込むのはこうした理由であるとい
う。
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- 2024年03月14日
- 山の伝承
▼山の伝説・神話ばなし
「奥多摩三頭山・鬼源こと目玉のたんじと玉
川上水」
【概略文】
その昔、大岳山の麓・檜原村白岩に子宝に
恵まれない夫婦がいました。夫婦は大岳神社
にお百度をふみ願をかけた結果、元気な男の
子が授かりました。
大岳山の神の申し子の鬼源兵衛はすくすく
と育ちました。大人になるころには五百貫近
くもある大石を持ち上げるほどの怪力を持つ
ようになったといいます。その怪力が恐れら
れ「鬼源」とも目玉のたんじとも呼ばれてい
ました。
さて、玉川庄右衛門・清右衛門兄弟の手配
する上水工事の羽村堰工事人足としてかり出
された鬼源は、工事の最中、大きな石の下敷
きになった同僚をなんなく助けたり、大石を
ひょいと持ち上げポンポン放り投げるように
して運びました。
そのため、工事はみるみるうちに完成。そ
の活躍に褒美として刀を賜ったという。その
鬼源兵衛が持ち上げたという力石があきる野
市草花地区の天王様の境内にあるということ
です。
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- 2024年03月09日
- 山の伝承
▼山の楽しみもうひとつ「北陸・白山の御前峰」
「北陸・白山の御前峰」
【概略】
白山は御前峰、大汝峰、剣ヶ峰の
3峰の総称で、これらの峰から
少し離れた南方に別山があります。
この山は奈良時代、越ノ大徳とも
呼ばれる泰澄上人が、
弟子の臥(ふせり)行者と
浄定(じょうじょう)行者を
連れて開山したといいます。
山頂に登った上人は
白山妙理権現という神を感得し、
その眷属配下といわれる
禅師王子、児宮童子、一万眷属、
十万金剛童子、五万八千采女、
その他天狗などを
まとめる身となりました。
そして御前峰にとどまり、
白峰大僧正という大天狗になって
白山全体を守っている
ことになっています。
(ただ平安時代末期の日本の
仙人37人をピックアップした本
『本朝神仙伝』には、泰澄は
仙人として7番目に数えられています)
また臥行者は奥ノ院に当たる
大汝峰に止住するといいます。
そして浄定行者は
白山正法坊天狗となって別山に住み、
上人を助けているとされています。
・石川県白山市と岐阜県白川村との境
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- 2024年02月03日
- 山の伝承
▼もっと山の楽しみ「北ア白馬岳・蓮華温泉のはじまり」
「北ア白馬岳・蓮華温泉のはじまり」
【説明概略】
戦国時代、北アルプス白馬岳北麓中腹に武
士がひとり。越後上杉謙信の家臣で金鉱探索
の命を受け各地の山々を巡っていました。武
士は村の子供から黄金色に光る石をもらい、
金鉱脈がこのあたりにあると確信しました。
報告を受けた謙信は早速発掘のため、大勢
の人夫を山中に送り込みました。ある日、掘
られた穴からお湯が噴き出しました。その後
人々はこの温泉を「黄金湯」と呼ぶようにな
り、いまの蓮華温泉の元になったという。
かなり以前、白馬大雪渓から朝日岳経由、
五輪尾根を通りやっとたどり着いた蓮華温
泉。日焼けの体に熱い温泉が痛くて入れない。
息子と二人、洗い場の隅で恨めしく薄めたお
湯を浴びるばかり。当時、平岩駅までの道路
が工事中でバスに乗っていても腑が飛び出る
ようなゆれ方でした。
・新潟県糸魚川市
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筆者のHP↓
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★『新・丹沢山ものがたり』山と渓谷社刊の続編。
★『日本百名山の伝承神話』百名山の神話伝説
★『全国の山・天狗ばなし』天狗とはなんだ?
★『ふるさとの神々何でも事典』田舎の神様たち
★『続・ふるさとの神々何でも事典』旧富民協会の続編。
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- 2024年01月19日
- 山の伝承