「南ア・甲斐駒ヶ岳山頂の祠はなんだ?」
「南ア・甲斐駒ヶ岳山頂の祠はなんだ?」
【概略】
甲斐駒ヶ岳は数ある全国の駒ヶ岳のなかでも最高峰。
ドッシリ構えた雄姿は見事です。山頂には立派な祠があ
り、山梨側山麓・2個所の駒ヶ岳神社の奥宮です。祭る
神は大国主命でおなじみの大己貴命(おおなむちのみこ
と)と少彦名命(すくなひこのみこと)という神さま。
日本神話で出雲の国譲りの時、建御雷神(たけみかづ
ちがみ)に追われた建御名方神(たけみなかたがみ)が
長野県諏訪湖まで逃げてきて、甲斐駒ヶ岳を見てただ感
動。
のち、諏訪湖の神になり、あの崇高な山に、父親神で
ある大己貴命(大国主命)を祭ったのがはじまりという。
少彦名命があるのは、大・小(少)の対比からコンビと
してよく祭られているケースです。シーズンには登山者
が、まるでアリが列をなすような状態で、人気の加減が
うかがえます。
・山梨県北杜市と伊那市との境
【説明本文】
https://toki.moo.jp/mail-maga/gate-mail/gate08.html
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・『新・丹沢山ものがたり』山と渓谷社刊
・『続・山の神々いらすと紀行』東京新聞刊
・『全国の山・天狗ばなし』山の妖怪天狗と
はなんだ? ほか
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- 2023年10月28日
- 山の伝承
信州・安曇野早春賦の歌碑
【概略説明文】
長野県中央部・松本盆地の北半分の
上高地方面から流れ出す梓川の北側を
安曇野と呼ぶそうです。
ここに広がる水田地帯は信州第一の米作地。
周辺に北アルプスを控え、大町市、
穂高町などは山岳観光の基地。
また大糸線穂高駅周辺の辻々にたたずむ
道祖神群は有名です。
ならんだ男女2神が穏やかな表情で
手を握りあったり、肩を組んだりする
仲睦まじい姿は、訪れる観光客の心を
なごませてくれます。
その人たちが必ず寄るのが
穂高川土手に建つ早春賦の碑。
♪春は名のみの風の寒さや……
吉丸一昌作詞、中田章作曲、
誰もが知っている「早春賦」一節です。
この歌は遅い春を待ちわびる農民の心を
詠んだものという。
4月中旬、真っ盛りの桜の花の下で石碑が3つ。
遠くに北アルプス山々が
雪をいだいて輝いていました。
・長野県安曇野市
【説明本文】
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- 2023年10月02日
- 山の伝承
雑学「山の伝承神話」東京・高尾山の天狗は女性だという説?!
高尾山の天狗は、くちばしのあるカラス天狗でしかも
女性の天狗だという説があります。そもそも1376(永和
2)年、沙門俊源大徳が高尾山再興のおり、修行に疲れ
仮眠の夢枕に神が出てきた。顔は人、鳶のようにくちば
しがあり、法衣を着て背に火炎を出し、わきに翼を広げ
た飯縄権現の姿。
余はアバラ(不動)明王である。長い間魔怪たちが世
の中を乱しているので雷を落とし、降伏させるために現
れた。これを飯縄の女神という。山に祀るように、とい
ったというと「若稽旧記」(1750・寛延3年)に記載さ
れています。
それなら高尾山の天狗は女天狗ということになりま
す。くちばしのある荼吉尼天姿の天狗が鼻高天狗として
麓の駅に建てられてしまっているいま、これも永遠の謎
になってしまうのでしょうか。
・東京都八王子市
【説明本文】
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- 2023年09月24日
- 山の伝承
山の炉端ばなし「東北・飯豊連峰の境界は奇妙だぞ」
「東北・飯豊連峰の境界は奇妙だぞ」
【説明概略】
山形・福島・新潟県にまたがる飯豊連峰。ところが三
国岳(1644m)から種蒔山(1805m)などは3県境なの
に、その先の飯豊山周辺は福島県だけに属し、さらに先
の御西岳(2013m)付近は新潟県がわずかにはずれて山
形・福島県境。
つまり稜線の登山道沿いに福島県山都町がと入り込ん
でいます。地図では描きようがなくイラストのように表
しています。ここは古くからの飯豊神社信仰の山。民衆
は昔から里宮のある福島県側から奥ノ院へ登っていたた
めこんな形になったのだという。
奥ノ院のまわりは塀のように石が積まれています。そ
の「塀」の間から中に入り、よく分からないまま参拝。
御西岳周辺はニッコウキスゲやチングルマなどお花畑。
地元の生徒たちの集団登山がにぎやかでした。
・福島県喜多方市
【説明本文】
https://toki.moo.jp/mail-maga/gate-mail/gate09.html
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- 2023年09月16日
- 山の伝承
山の伝承神話「中ア木曽駒麦草岳・馬形の岩と麦草」
「中ア木曽駒麦草岳・馬形の岩と麦草」
【概略】
麦草岳は雪解けがすすむと、山の斜面に大蛇の雪形があ
らわれ、ふもとの上松町の風物詩になっています。山頂の
ハイマツの生えた傾斜地は、春になると緑が鮮やかさにな
るという。下界からみると、その緑がまるで麦草が生えて
いるようなのでその名があるそうです。
ある夏、木曽駒ヶ岳のとなり木曽前岳から山姥の奇岩を
経て、麦草岳に向かいました。お花畑にはわずかな踏み跡
がつづいています。はしごと岩峰を越えて間もなく、開け
た山頂に飛び出しました。広々とした頂は、ひざくらいま
でハイマツにおおわれ、山名の由来も納得です。
赤い屋根の祠のわきに寝転がり、しばらく流れる雲を眺
めました。訪れる人は全くありません。赤い屋根の祠のわ
きに寝転がり、汗を拭きながら、しばらく流れる雲を眺め
てしまいました。ついでながら祠は上松町の駒ヶ岳神社の
末社です。
・長野県木曽町と上松町との境。
【説明本文】
https://toki.moo.jp/mail-maga/gate-mail/gate05.html
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- 2023年08月29日
- 山の伝承