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山登りでこんなことを調べています「後立山連峰・唐松岳大黒岳の鉱山」


▼「後立山連峰・唐松岳大黒岳の鉱山」

【概略】
 北アルプス後立山連峰唐松岳南側の大黒岳。長野県側大糸線の白
馬駅あたりから眺めると岩山全体が黒々として、大黒さまが俵の上
に座っている姿に似ています。そのため大黒の名があるといわれま
す。この山から富山県側黒部川方面へ少し下った餓鬼谷の上流には
大黒鉱山跡があり、いまでも残りかすが散乱し赤茶けて台地が残っ
ています。

 1906年(明治39)のこと、白馬山ろくの堀之内地区の中村兼松
という人が良質な銅の鉱脈を発見しました。しかし創業間もない42
年の冬に越冬者の中に奇病が流行、6人が相次いで死亡するという
事故が起こります。

 その後鉱山の経営は、為田文太郎から神戸の鈴木某に移ってつづ
けられましたが、まもなく鉱脈はぷっつり切れ、鉱石難となって大
正7年(1918)閉山。鉱脈炉の火は消え人々は山を去っていきまし
た。
・長野県白馬村と富山県黒部市との境。
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丹沢の与太ばなし「丹沢大倉尾根いまむかし」



「丹沢大倉尾根いまむかし」

【概略】
 塔ノ岳への登山道大倉尾根は、南アルプス仙丈ヶ岳の仙塩尾根となら

んで「バカ尾根」として有名です。単調で展望もなくダラダラと長くつまら

ない尾根をいうのだそうです。



 それでも登山道は、いつも老若男女のにぎやかな声が聞こえます。か

つては季節になると、登山道わきにヤマユリの花がたくさん咲いて楽しま

せてくれたものです。



 大倉のバス停から歩き出し、大倉山ノ家を右に見てゆっくり登っていき

ます。小ノ窪の少し手前の山の神ノ平。かって5月15日の塔ノ岳のお祭り

にはここでも青空賭博が開帳されたという。



 やがて大倉高原山ノ家へ登る道を分け、登っていくとちょっとした平地

に出るとゾージバノ平(雑事場・ぞうじば)と呼ばれているところ。やはり昔

のお祭りの日には、酒屋や菓子屋が出店していたという。少し先の見晴

茶屋を過ぎるとほどなく一本松跡です。



 ここには枝ぶりのよい大きな松の木がありましたが、1934年(昭和9)の

台風で吹き倒されてしまったという。山ろくの人々は、カヤや薪木を運ぶ

ために連れてきた馬をこの一本松につなぎ止めていたのだそうです。


・神奈川県秦野市堀山下集落大倉尾根登山口大倉バス停。


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丹沢の与太ばなし。「丹沢山とサンサカイ山」




さてきょうの与太ばなしは
「丹沢山とサンサカイ山」

【概略文】
 江戸時代の『新編相模国風土記稿』によると、「丹沢山」といえば、

いまの東丹沢の札掛集落周辺の山を呼んでいたようです。一方、地

元ではこの山を昔から、「三境(さんさかい)」とか、「三境の峰」

と呼んでいたという。



 いまの丹沢山は、足柄上郡・愛甲郡・津久井郡(いまの相模原市)

と、昔の3つの郡の境になっていたからでした。それがいまのよう

に「丹沢山」と名前が変わったのは、明治政府が地図を作りはじめ

た時からでした。



 お上は、三角測量で、見通しのいい山に三角点を設置、測量の網

を広げていきました。この山も山頂に一等三角点をが設置し、三角

測量が行われました。この時、三角点を「点の記」に「丹沢山」と

記入、できた地図にも「丹沢山」と記載してしまったのです。



 政府が発行する地図に「丹沢山」と記入されてしまっては仕方が

ありません。いつしか地元の名前など忘れられ、この名前が定着し、

ガイドブックなどにも書かれるようになってしまったということで

す。
・神奈川県清川村と相模原市と足柄上郡山北町山北町の境


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時代遅れの山ばなし「富士山に背比べを挑んだ全国の山々」




▼時代遅れの山ばなし「富士山に背比べを挑んだ全国の山々」

【概略】
 昔、妹の駿河富士(木花開耶姫)と姉の下田富士(磐長姫命)は、高さ

も同じくらいで、仲むつまじい姉妹山でした。しかし成長するにつれ、妹

(駿河富士)は美しく、姉(下田富士)は醜くくなっていったという。



 姉は次第に妹を嫌いはじめ、ふたつの山の間に天城山という屏風を立

ててしまいました。姉の姿が見えなくなり、驚いた妹は様子をみようと背伸

びをします。



 姉は身をかがめますます小さくなり、妹は背伸びをしながらどんどん高

くになりました。日本一の高さになった富士山をみて、あちこちの山々が

背競べを挑んできました。



 茨城県の筑波山や岩手県の岩手山(岩手富士)、青森県岩木山(津

軽富士)なども勝負をしましたがまけてしまいました。有名なのが八ヶ岳と

の背競べです。富士山と白山との背競べというのもあります。たいがいは

ふたつの山に樋をかけ水を流して判定するというものです。


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けふもめげずに与太ばなし「後立山連邦・五龍岳遠見尾根」


▼けふもめげずに与太ばなし「後立山連邦・五龍岳遠見尾根」

【概略】
五龍岳には遠見尾根から登ります。遠見とはタワミ(タルミ)のことだそう

です。また五竜から八峰にかけての眺めがよいので小展望台の意味の

「遠見」を当てたという。



そして大きいタワミを大遠見、小さいタワミを小遠見にしたのだそうです。

小遠見山から地蔵ノ頭に着くと大きなケルンがあり、その中の地蔵さんは

風切地蔵とか風除け地蔵というそうです。



そのほか小遠見山から南東に下る尾根・天狗尾根にも風切地蔵があ

り、これらの地蔵は山麓を風害から守っているという。
・長野県大町市と白馬村との境


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