山の民俗伝承ひとり画ってん。こんな話も大まじめ「いまも夜中に羽音がする…、群馬県迦葉山の天狗」
▼山の民俗伝承ひとり画ってん「いまも夜中に羽音がする…、群馬
県迦葉山の天狗」
【概略】
迦葉山は天狗の山らしく、山麓の弥勒寺には、たくさんの天狗の
面が飾ってあります。天狗の名中峰尊者。弥勒寺は、いまは曹洞宗
ですが、かつては天台宗で開基は平安前期という。
中世になり衰退していたこの寺を、小田原大雄山最乗寺の天巽慶
順が曹洞宗に改宗、再興させたと聞きます。
天巽には中峰と呼ぶ弟子がいました。中峰は特殊な才能があり酒
好きの天巽のため、毎晩飛ぶように里に下り酒を買ってきたという。
中峰は天巽他界後、弥勒寺を護法するため大天狗中峰尊者という
天狗になったと伝えます。これは、小田原最乗寺の天狗話とよく似
ています。
そのため最乗寺は弥勒寺の本家とされ、中峰は道了尊の弟分とさ
れています。そして、迦葉山と高尾山、古峰ヶ原の天狗は三人兄弟
ともいわれ、ここは本家の二番息子という。
・群馬県沼田市
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- 2019年01月30日
- 山の伝承
▼山の伝承ひとり画ってん「役ノ行者開山の山々」
▼山の伝承ひとり画ってん「役ノ行者開山の山々」
役ノ行者が開山した山は全国で80座とも90座ともいわれます。飛
鳥時代、小角が37歳。大峰山を出発、3日のうちに出羽の国の羽黒
山に着き、月山・湯殿山・金峰・鳥海山、奥州の秀峰などを巡って
大和に帰ってきました。
以下、赤城山、日光山、弥彦山、立山、白山、越智山、比叡山、
愛宕山。白峰、富士山、箱根矢倉岳、丹沢大山、天城山、筑波山、
浅間岳、甲斐駒ヶ岳、御嶽山、鳳凰山、伊吹山、笠置山。
五剣山、背振山、英彦山、高良山、石鎚山、鹿児山、高千穂ノ岳、
速日岳、湯布岳、宇佐山、阿蘇山、朝倉山、宝満山、宗像山、面影
山、岩国山、厳島、式部山、黒髪山、伯耆大山、大江山、熊野三山、
三栖山、生駒山などとならびます。
ただ山といっても名刹の山号もあり、どこまで山の数に入れたら
いいのか迷うのが難点です。行者おん歳、67までの間だそうです。
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- 2018年12月04日
- 山の伝承
丹沢のはなし「さすが雨降山・雷獣まで降ってきた」
丹沢のはなし「さすが雨降山・雷獣まで降ってきた」
【概略】
丹沢の大山の山頂には阿夫利神社の本社が、中腹には下社、不動
前には大山寺があります。大山とは山頂にまつられている大山祇(お
おやまずみ)神・山ノ神の名からついた名前だそうです。
山名の由来についてはいくつかの説があります。まず、頂上にい
つも雲がかかっていて、雨がよく降るからという説。次にアイヌ語
のアスプリ(偉大なる山という意味)が、なまってあぶりやあふり
になったとの説。
山頂の阿夫利神社はご神体が石であるため、昔は石尊社、石尊大
権現と呼ばれ、商売繁盛、豊作祈願、無病息災の神として関東一円
から信仰されました。
ここには江戸時代に(雷獣が)落ちたという話があります。猫よ
りは大きく、ほぼイタチ位で、爪が五本あったという。また同じよ
うな別の話もあります。
・神奈川県伊勢原市と厚木市・秦野市との境。
▼「イラスト」と説明文は下記からどうぞ。
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- 2018年11月28日
- 山の伝承
某月某日 天狗の山々「埼玉県両神山・刀利天坊(とうりてんぼう)天狗」
▼天狗の山々「埼玉県両神山・刀利天坊(とうりてんぼう)天狗」
【概略】
両神山は江戸時代は木曽の御嶽教の行者で賑わいました。そのた
め、両神神社本社の前には御嶽神社の祠があり、山頂東方に木曽御
嶽山と同じ前衛の山、三笠山、八海山の地名もあります。
この山は天狗でも名高い。行者の唱える唱文のなかに「三笠山刀
利天坊、八海山大頭羅坊、阿留摩耶山アルマヤ坊…」と御嶽山と同
じ天狗の名が出てきます。
大頭羅坊は表参道にありますが、他のものはどこにあるだろうと
探してみました。清滝小屋から少し上がった一位ガタワ方面に入っ
たところで、はからずも見つけた刀利天坊天狗の像。
やはり三笠山と関係ある場所にあり、木曽御嶽山飛騨頂上にある
刀利天像と姿形がよく似ています。
文字は風化して読めませんが、足の指に鳥のような爪があるのが
気になります。とすればこのあたり、まだ他の天狗もあるかも知れ
ません。
・埼玉県小鹿野町と埼玉県秩父市との境
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- 2018年11月23日
- 山の伝承
某月某日 山の伝承・伝説に遊ぶ【ひとり画ってん」「北アルプス・烏帽子岳は盗人三吉岳」
▼山の伝承・伝説に遊ぶ【ひとり画ってん】「北アルプス・烏帽子
岳は盗人三吉岳」
各地に烏帽子岳(山)と呼ぶ山は多いですが、ここ北アルプスの
烏帽子岳はその中の最高峰の2628m。
この山は裏銀座コース(槍ヶ岳を目指す北側のコース)の玄関と
なる山。
山名はこの山の山頂付近に烏帽子の形をした岩が塔のようにそそ
り立ち、遠くから眺めると烏帽子をかぶったようなところからつい
たものだといいます。
江戸時代後期の安永4年(1775)、信州の木こりの三吉という人
が、南東方にある伐採禁止の水晶岳や赤牛岳周辺で、ひそかに木を
切っている時加賀藩の役人に捕まり、大騒ぎになったことありまし
た。
そんなことから三吉が伐採していた谷を三吉谷(東沢支谷)、小
屋がけをしていた場所を三吉小屋場(いまは烏帽子小屋が建ってい
る)、烏帽子岳を三吉岳、そして木を盗みに入ったルートを三吉道
と呼び、また赤牛岳は赤牛三吉などと呼ぶようになったそうです。
・富山県富山市と長野県大町市との境。
……さらに【本文】と【イラスト】は→
http://toki.moo.jp/merumaga/yamatabi/yamatabi01.html
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・(1:『いなかの神さま・仏さま』(初版) 詳細は下記
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・(2:『丹沢・山ものがたり』 詳細は下記
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- 2018年10月02日
- 山の伝承