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山の妖怪神「奥多摩御岳山の天狗」


▼某月某日 山の妖怪神「奥多摩御岳山の天狗」




奥多摩御岳山は奈良時代の天平19年(741)、行基菩薩が奈良県吉野
の金峰山にならって蔵王権現をまつりました。


そのため、この山を「御岳」といったのだといいます。その上ごて
いねいに岳の下に山をつけて御岳山になりました。


奈良の吉野金峰山は修験道のメッカ。小桜坊という天狗がいること
になっています。


そこを模したこの山にも当然天狗がすんでいることになっていま
す。その名を桜坊というそうです。


御岳山の天狗の腰かけ杉のわきから右へあがり、男具那社(おぐな
しゃ)の祠の裏を登ると奥の院に出ます。


この20坪ばかりの平地に建っている祠に大天狗、小天狗、桜坊の三
座がまつられているという。


さすがに古い祠で、崩れそうで、近よりがたい威厳?を持っていま
した。


なお岩石園入り口にも天狗岩があり大天狗、小天狗像が建っていま
す。
・東京都奥多摩町



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某月某日 丹沢・山ものがたり「丹沢の概念」


某月某日「丹沢の概念」



神奈川県と山梨県にまたがる丹沢は、丹沢山塊とか丹沢山地といわ
れます。


山塊とは断層によって周囲を限られた山。つまり山脈から分かれて
独立した山の集団のこと、と辞書にあります。


広い意味では関東山地に含まれるとも書いてありますが、いずれに
しても丹沢は山のかたまりです。


このかたまりを、登山に都合のよい分け方をすれば「大山の周辺」、
「水無川と四十八瀬川流域」、「塔ノ岳、丹沢山、蛭ヶ岳、焼山の東
側」、「主脈縦走路の西から世附川あたり」、「裏丹沢」の5つに分
けられるとか。


しかし、表だ裏だは差別にもつながり、どうもまずい。一時、東丹
沢、中央丹沢、西丹沢と区別したこともありましたが、いまは東丹
沢、西丹沢の2つに分けるのが普通だそうです。


つまり丹沢山塊の中央部、犬越路を境に北の神ノ川、南の中川川を
結び、東側を表丹沢、西側を西丹沢とするわけです。


「それでは境目にあるのに西丹沢というバス停はどういうわけだ?
…」。



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ヤマケイ新書『日本百霊山』「房総高宕山はいまの峰ではない?」


ヤマケイ新書『日本百霊山』「房総高宕山はいまの峰ではない?」


房総の高宕山は雨乞いの山、山頂には雨をつかさどる神・高オカミ
神をまつる清滝神社の祠が建てられています。


しかし本当の峰はその北200mにある330m峰だとの說がありま
す。


古書に「九台岳の北に北岳、その西に中岳、中岳には観音堂がある」
とあり、中岳は高宕観音うしろの峰となります。


でも北岳とするあたりには小さなピークが3つあってどれなのかは
っきりしません。


いま高宕山というと、祠と鉄釜と三角点のある315.0m峰の標高を
いっています。


一方本当の峰はその北200mにある330m峰だとの說があります。


なるほど「国土地理院Web」や2万5千分の1地形図「鬼泪山」
にも高宕山の文字は、330mの標高点の方に近い位置に打ってあり
ます。


そういえば地元の人は三角点のある峰は「奥の院」で、高宕山とは
いわないとの話を聞いたことがあります。


三角点のピークは、もとは無名峰らしいというのです。
・千葉県富津市と君津市との境




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某月某日山旅漫歩゚「野山の花・真っ赤に咲くクサボケ」


某月某日「野山の花・真っ赤に咲くクサボケ」



クサボケは草木瓜と書き、ボケに比べて小さく、草のようなのでつ
けられた名前だそうです。


クサボケは日本固有種だといいます。神奈川県の丹沢・表尾根の三
ノ塔近くにある明るい雑木林の中の登山道にも真っ赤なかわいい花
を咲かせていました。


そこを通るたび顔にかかる枯れ枝に木をとられ、うっかり踏みつけ
そうになります。


登山者みんなに大事にされているらしく、道の真ん中にも堂々と咲
いています。クサボケは花弁が5枚で円形。


花に雄花と雌花の別があります。丸い果実はシドミと呼ばれ秋、黄
色に熟します。


子どものころ近くの林を駆けまわり遊びながら、酸っぱい果実をか
じったっけ。


焼酎づけにしたり、塩づけ、砂糖づけにして利用。また果実酒(ボ
ケ酒)をつくって、整腸、低皿圧、暑気あたりに使用したり、利尿
剤として、脚気などに用いるそうです。
・バラ科ボケ属の落葉小低木



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むら里の神々・風神雷神「坊さんに捕まった雷神」


▼某月某日 むら里徘徊・風神雷神「坊さんに捕まった雷神」




古い寺院などで風神とならんで雷神の像を見かけます。雷神は水を
つかさどる豊作の神であり、雨乞い神として信仰されました。


雷には、雷電さま、カン(神)ダチ、鳴神(神鳴り)など神を表す
言葉がつけられます。


雷につきものの稲妻。「イナヅマ」のツマとは添えもののこと。こ
れが光り、雷雲がもたらす雨は稲の生育に欠かせず、雷は水をつか
さどる豊作の神としても祭られます。


また、田植えは雷神とオナリ(かつて田植えの時、昼飯を運んだ美
しい女性)との婚姻だとする説もあり、雷の落ちた田には祝いとし
てシメを張ります。


一方、雷は獣の仕業と考えられました。『今昔物語集』巻十二第一
話には、越後国の神融聖人が雷を捕まえ、寺まで水路を引く約束を
させて天に帰し、清水を得られるようになったとの話もあります。


江戸時代の『倭訓栞』には江戸中期、神奈川県丹沢の大山に落ちた
雷獣のことが出ています。猫より大きく、ほぼイタチに似ていると
出ています。


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