山岳伝承【ひとり画語り】463号「奈良吉野・青根ヶ峰清明の滝のツチノコと古文書」
★山岳伝承【ひとり画語り】463号「奈良吉野・青根ヶ峰清明の滝
のツチノコと古文書」
ツチノコはずんどうな蛇で、目撃者は全国的ながらまだ確認はされ
ず、いまでは懸賞金までついています。
ところがこの蛇、野槌蛇ともいい奈良時代から記録があります。「日
本書紀」や「古事記」にもあり、目撃者は全国的。
とくに紀伊半島のものは「…和州の菜摘川、清明の滝の辺りで往々
にこれを見かける」(「和漢三才図絵」)と具体的です。
奈良県吉野町青根ヶ峰から林道を左折、音無川沿いに下っていくと
蜻蛉の滝があります。
この滝は奇岩・漠水が見物で松尾芭蕉も訪れたところ。滝のわきの
岩上に弁天宮があり、付近の不動堂には不動明王と役ノ行者の像が
安置。
いまは滝の近くまでバス道路が通り、あたりに県民グラウンドまで
できているしまつ。
いくら山奥とはいえかなり人間くさい環境。幻の生物は生き残って
いけるのでしょうか。
・奈良県川上村
▼【本文】と【イラスト】は下記からどうぞ。
http://toki.moo.jp/merumaga/densho/densho02.html
…………………………………
▼【仕事部屋】へもどうぞ
http://toki.moo.jp/shigoto/
★山岳歴史伝承【ひとり画語り】おわり
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のツチノコと古文書」
ツチノコはずんどうな蛇で、目撃者は全国的ながらまだ確認はされ
ず、いまでは懸賞金までついています。
ところがこの蛇、野槌蛇ともいい奈良時代から記録があります。「日
本書紀」や「古事記」にもあり、目撃者は全国的。
とくに紀伊半島のものは「…和州の菜摘川、清明の滝の辺りで往々
にこれを見かける」(「和漢三才図絵」)と具体的です。
奈良県吉野町青根ヶ峰から林道を左折、音無川沿いに下っていくと
蜻蛉の滝があります。
この滝は奇岩・漠水が見物で松尾芭蕉も訪れたところ。滝のわきの
岩上に弁天宮があり、付近の不動堂には不動明王と役ノ行者の像が
安置。
いまは滝の近くまでバス道路が通り、あたりに県民グラウンドまで
できているしまつ。
いくら山奥とはいえかなり人間くさい環境。幻の生物は生き残って
いけるのでしょうか。
・奈良県川上村
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★山岳歴史伝承【ひとり画語り】おわり
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- 2015年06月24日
- 未選択
山の歴伝【ひとり画語り】461号「北アルプス・燕岳の妖艶彫刻岩」
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★山の歴伝【ひとり画語り】461号「北アルプス・燕岳の妖艶彫刻岩」
岩の彫刻展覧会場燕岳。中生代末期の地殻変動で花崗岩が古生層や
中生層の下にもぐり込み冷却固結。
その後の隆起の浸食作用で、上部の古生層の部分が削り取られ、い
まの形になったという。岩の彫刻のなかにはなまめかしい作品もあ
ります。
山名は左右に羽を広げたツバメのような形をしているからとか、ツ
バメのように黒い山肌。またツバメの雪形や、実際にツバメが多く
すむ山などの説があります。
では燕は「ツバクロ」か「ツバクラ」でしょうか。「長野県町村誌」
には屏風岳と書かれ「岳中に熊、猪、猴、兎多し」とあります。
黒雲母花崗岩からできた山で、屏風のようにそびえ立っている所か
ら命名されたらしい。
明治30年代ころから最高点の岩山であるツバメ岩に登る人が多く
なり、燕が代表名になったとする説もあります。
・長野県穂高町と大町市との境
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http://toki.moo.jp/merumaga/densho/densho.html
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★山の歴史伝承【ひとり画語り】おわり
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- 2015年06月22日
- 未選択
山の歴伝【ひとり画語り】459号「山の花・スハマソウ」
山の歴伝【ひとり画語り】459号(目標999+1号)
山の花・スハマソウ(densho-04)
春、山道を歩いていると林の中で見つける可愛いスハマソウの花。
スハマソウとは変わった名前です。
スハマとは洲浜で、海上に浮かぶ小島が干潮で砂洲を三方に現した
姿のこと。
その様子を飾り台にして木石・花鳥で飾り宴席におくのが洲浜台。
この草の三つに分かれた葉の形が、その洲浜に似ているので洲浜草
なのですと。
3月ごろ、古い葉の間から長い柄のある白または淡紫色の花を咲か
せます。葉の先がこれよりとがっているのがミスミソウ(スハマソ
ウはミスミソウの品種)。
このスハマソウの根生用にはタンニンが含まれていて消炎、鎮痒(よ
う)作用に利用します。
また民間療法として根生葉を刻み、アルコールに浸して、水を加え
たものをヒビやアカギレに塗布するという。濃く煎じ、扁桃炎、口
内炎にも効ありといいます。
・キンポウゲ科ミスミソウ属の多年草。
▼【本文】と【イラスト】は下記からどうぞ。
http://toki.moo.jp/merumaga/densho/densho04.html
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★パソコンの方↓
http://toki.moo.jp/shigoto/
★山の歴史伝承【ひとり画語り】おわり
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山の花・スハマソウ(densho-04)
春、山道を歩いていると林の中で見つける可愛いスハマソウの花。
スハマソウとは変わった名前です。
スハマとは洲浜で、海上に浮かぶ小島が干潮で砂洲を三方に現した
姿のこと。
その様子を飾り台にして木石・花鳥で飾り宴席におくのが洲浜台。
この草の三つに分かれた葉の形が、その洲浜に似ているので洲浜草
なのですと。
3月ごろ、古い葉の間から長い柄のある白または淡紫色の花を咲か
せます。葉の先がこれよりとがっているのがミスミソウ(スハマソ
ウはミスミソウの品種)。
このスハマソウの根生用にはタンニンが含まれていて消炎、鎮痒(よ
う)作用に利用します。
また民間療法として根生葉を刻み、アルコールに浸して、水を加え
たものをヒビやアカギレに塗布するという。濃く煎じ、扁桃炎、口
内炎にも効ありといいます。
・キンポウゲ科ミスミソウ属の多年草。
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★山の歴史伝承【ひとり画語り】おわり
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- 2015年06月19日
- 未選択
今月の【山の歴伝ひとり画通信】926号(目標999+1号)郵送しました。【とよだ 時】
今月の【山の歴伝ひとり画通信】926号(目標999+1号)郵送しました。
【山岳はがき画の会】会員の皆さま、どうぞお受け取り下さい(back
ナンバーも同封)。
今月の【山の歴伝はがき絵通信】(926号)の内容は
「平家落ち武者と安徳天皇と四国・剣山」
剣山は山頂に「平家馬場」と呼ばれる平坦地があり、宝蔵石と呼ば
れる巨石があります。また西側直下には巨石御塔石もあります。
ここ剣山は植物の宝庫でもあり、ここで発見されたものものもおお
い。以前は「立石山」とか「石立山」といわれていました。
「剣」の名が出てきたのは江戸時代といいます。頂上近くに剣のよ
うな御塔石があり、そばの大剣神社に剣がまつってあるとか、安徳
天皇の剣が山頂近くに埋まっているのが山名の由来という。
そもそも伝説によれば、源平合戦で入水したとされる安徳天皇が実
は生きていて、平家の落人に守られて剣山の奥山に隠れ住み、この
地で生涯を終えたという。
山頂に広がる「平家の馬場」は、平氏再興を図る武者たちが乗馬の
訓練をしたところという。
「晴天ニハ、必ズ竜馬出テ、爰(ここ)ニ遊ブ、此笹ヲ喰フト云々、
毛色赤クシテ、二才駒程アリ、今是(これ)ヲ見ル人多シ」と書く
本もあります。
・徳島県三好市、美馬市、那賀町の境。
▼詳しい【本文】と【イラスト】は下記からどうぞ。
http://toki.moo.jp/merumaga/gateyuso/gateyuso.html
★【山岳はがき画の会】会員募集
……………………………………
会費4000円(切手大歓迎)
・(1)山の絵はがき【ひとり画通信】(解説本文付き)を1年間、
毎月郵送します。
・(2)〃バックナンバー(解説文)を5号分ずつ、毎月1年間郵
送します。
・(3)あなたの山の絵はがきをメールマガジンに掲載、「まぐまぐ」
や「メルマ」から配信、登録読者に、見ていただきます。
・メルマ!:http://www.melma.com/backnumber_192124/
・まぐまぐ:http://www.mag2.com/m/0000235289.html
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【山岳はがき画の会】会員の皆さま、どうぞお受け取り下さい(back
ナンバーも同封)。
今月の【山の歴伝はがき絵通信】(926号)の内容は
「平家落ち武者と安徳天皇と四国・剣山」
剣山は山頂に「平家馬場」と呼ばれる平坦地があり、宝蔵石と呼ば
れる巨石があります。また西側直下には巨石御塔石もあります。
ここ剣山は植物の宝庫でもあり、ここで発見されたものものもおお
い。以前は「立石山」とか「石立山」といわれていました。
「剣」の名が出てきたのは江戸時代といいます。頂上近くに剣のよ
うな御塔石があり、そばの大剣神社に剣がまつってあるとか、安徳
天皇の剣が山頂近くに埋まっているのが山名の由来という。
そもそも伝説によれば、源平合戦で入水したとされる安徳天皇が実
は生きていて、平家の落人に守られて剣山の奥山に隠れ住み、この
地で生涯を終えたという。
山頂に広がる「平家の馬場」は、平氏再興を図る武者たちが乗馬の
訓練をしたところという。
「晴天ニハ、必ズ竜馬出テ、爰(ここ)ニ遊ブ、此笹ヲ喰フト云々、
毛色赤クシテ、二才駒程アリ、今是(これ)ヲ見ル人多シ」と書く
本もあります。
・徳島県三好市、美馬市、那賀町の境。
▼詳しい【本文】と【イラスト】は下記からどうぞ。
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送します。
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- 2015年06月19日
- 未選択
山の歴伝【ひとり画語り】458号「新潟県守門岳・クロユリと尼僧」
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山の歴伝【ひとり画語り】458号「新潟県守門岳・クロユリと尼僧」
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
山の歴史伝承【ひとり画語り】 (発行:不定期)
発行 【とよだ 時】(山と田園のゆうもぁ-と・民画・漫画)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
山の歴伝【ひとり画語り】458号(目標999+1)
新潟県守門岳・クロユリと尼僧(densho-03)
クロユリは高山植物で登山道わきで見かけます。花は黒味のある濃
い紫色の褐色。
北海道の海岸のものは鱗茎をゆでて混ぜご飯にしたとか。
昔、越後に惟高と百合という兄妹が住んでいたという。兄は世の無
情を感じて出家、妹は越後の浅井家のお屋敷に預けられました。
10数年後、お屋敷に旅僧が訪れ「妹に一目だけでも会いたい」。し
かし、妹はすでに兄サマを探しに旅立ったまま帰らないという。
ガッカリした旅僧は生まれ育った家の近くの樽淵に身を投げてしま
いました。そして1年、こんどは尼僧があらわれました。
兄の事情を知った妹の百合は悲しみのあまり同じ淵に身を投げ、あ
とを追ったという。
それからというもの尼僧の命日が来ると樽淵のほとりには妖しく美
しいクロユリの花が咲くようになったということです。越後の伝説
です。
・ユリ科バイモ属の多年草
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http://toki.moo.jp/merumaga/densho/densho03.html
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http://blogs.yahoo.co.jp/toki_4643
★山の歴史伝承【ひとり画語り】おわり
………………………………………………………………………………
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- 2015年06月18日
- 未選択