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▼「奥秩父乾徳山・乾の方角と徳和集落」



【概略】
 乾徳山の山頂直下には大きな鎖が打ち付けてあり、ス
リルのある登り降り。山頂からは360度の展望が効きま
す。山頂は岩が積み重なり乾徳山大権現の奥宮の石祠が
あり、里宮は麓の徳和集落にあります。

 明治中頃までは女人禁制だったという。ここはかつて
南北朝時代の禅僧夢窓国師が、一夏面壁し座禅を組んだ
ところ。国師は乾徳山で修行の後、山梨県塩山市小屋敷
というところにいまの恵林寺を創建しました。

 そして修行した山が、寺の乾(いぬい・北西)の方向
にあり、また徳和地区内にあるため「乾」と「徳」の字
をとり、山名を乾徳山と名づけたのだそうです。

 この坊さんは幼くして仏門に入り、後醍醐天皇から国
師の号をもらい、亡くなった後もいろいろな号が追加さ
れ、のちには夢窓正覚心宗普済玄猷仏統大円国師という
長い名になったエライお坊さんです。
・山梨県山梨市

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山の炉端ばなし「房総の旧跡・おせんころがし」


▼「房総の旧跡・おせんころがし」

【概略文】

 地図をみると外房海岸に「おせんころがし」という所があります。

昔は断崖続きで難所だったそうです。ここの領主は強欲で領民は高

い年貢に苦しんでいました。



 領主には「お仙」という娘がおり、領民の味方で、みんなにした

われていました。しかし、領主はますます年貢を上げ放題。お仙が

いくら頼んでも聞き入れません。やさしいお仙は悩み苦しみました。



 ある秋の祭りの夜、ついに領民は領主を断崖から突き落としまし

た。翌朝、断崖に行って見るとそれは父親の衣装をまとったお仙で

した。父親の身代わりになったのです。現場の断崖にはいまは立派

な石碑が建っています。



 かつて房総半島を横に、東京湾側鋸山から3泊で縦走できたもの

でした。房総は標高は低いですが山が深く、起伏に富み楽しい山歩

きができました。しかし採石業者が尾根を削り縦走路を通せんぼ。

清澄山周辺ではヤマヒルもウジャウジャ。いまでは薮山になってし

まいました。

・千葉県勝浦市と鴨川市との境

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山の炉端ばなし「南ア・赤石岳と南朝の大将軍・宗良(むねなが)親王」



▼「南ア・赤石岳と南朝の大将軍・宗良(むねなが)親王」

【説明概略文」
 赤石岳の北側に「大聖寺平」という所があります。こ

の名は南北朝時代、西麓大鹿村大河原に籠居していた宗

良(むねなが)親王の故事による「大小寺平」ちなむと

いわれています。



 宗良(むねなが)親王は、南朝後醍醐天皇の皇子。南

北朝廷の争いで信濃国に入り、大河原に幽居。しばしば

赤石岳の山頂に登り、足利氏調伏を祈ったという。



 その後、約30年間にわたって大河原を根拠に駿河、武

蔵、上野、越後、美濃、尾張などを転戦ののち、ここで

死去したとされ、この一帯にはいまでも宗良(むねなが)

親王伝説残っています。



 荒川岳から南下、荒川小屋を過ぎると大河原方面へ下

る分岐で、指導標とケルンが建っています。このあたり

の平坦地が大聖寺平。



 近くに霊神碑などもあり、そんな歴史を秘めたところ

とはとても思えません。登山者は黙々と赤石山頂をめざ

します。

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山旅通信【ひとり画っ展】1087号発行しました。「房総の山々唯一の大天狗・夷隅権現坊」


▼「房総の山々唯一の大天狗・夷隅権現坊」

【概略】
 高い山のない房総(千葉県)では、名前のある大天狗

を探すのはなかなか大変です。なかで唯一、夷隅権現坊

という天狗が挙げられます。



 しかし、もともとの風来坊であちこちの山に出没、ど

この山がすみかかはっきりしないため、最初に姿をあら

わした千葉県夷隅の名をとったもの。



 江戸時代の『甲子夜話』に、上総の国夷隅の住人源左

衛門が天狗の世界に連れ去られた話が載っています。そ

して天狗たちといっしょに生活、その生活ぶりや生態な

どを見たといいます。



 自分も修行させられ、天狗の術を習い長福坊という天

狗名までもらいました。しかしあまりの「のろまさ」に、

師匠の天狗もあきれ果て、もとの人間の世界に追い帰さ

れたというのです。



 その間、菓子を一度食べた以外、なにも食べなかった

せいか一度も大・小とも通じがなかったということで

す。夷隅権現坊という天狗は、北アルプスの立山でも、

京都の鞍馬山でも権現と呼ばれて尊敬されていたらし

い。

:【詳細は】下記↓から最終番号をご覧下さい。
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山の軽口ばなし:「落ちこぼれ竿打ち仙人」


「落ちこぼれ竿打ち仙人」


 山や峠には仙人の名がつくところが多い。空を飛べ、

変身、不老長寿など自由自在のこんな仙人にも落ちこぼ

れがいるというから愉快です。



 奈良時代、大和の国出身の「竿打ち仙人」という人が

いました。これが未熟な仙人で、仙薬を飲んで一生懸命

修行をしますが、いっこうに空を飛べません。



 半分あきらめかかっていたころ、勢いをつけて飛び上

がったら、どういうはずみか、2~3mの所をヒョロヒ

ョロ飛べるようになりました。大人たちは、それでも人

のできる技ではないと感心。



 しかし、喜んだのは悪ガキ共。トンボやチョウと同じ

ように、竿をもって仙人を追い回します。慌てた竿打ち

仙人は逃げ回っていたということです。



 竿で追いかけられていたので「竿打ち仙人」と呼ばれ

ていましたが、いつしかいなくなり「その終(は)つる

所を知らざりけり」と古書『本朝神仙伝』に出ています。


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