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けふもけふとて与太ばなし。「奥多摩川苔山直下・舟井戸での野宿訓練」



「奥多摩川苔山直下・舟井戸での野宿訓練」

【概略】
川苔山は、この山の西を流れる谷でカワノリがとれたのが名前の由来と

いう。さらに川乗谷の支流横ヶ谷のツメにあるため、横ヶ谷の頭などと呼

ぶ説もあります。しかし、いまは川苔山といえば1363.2mの三角点のある

この山をいっています。



その昔、陸地測量部が地図をつくる際、どういうわけか、川苔の「ノリ」を

「乗」の字に当て字してしまいました。いまでも、川苔が採れた谷は「川乗

谷」、バスの停留所は「川乗橋」、林道も「川乗林道」と地図に書かれてい

ます。



直下の舟井戸の水は、昔はいまのように氷川村側の「逆川」に注いでい

たのではなく、棚沢地区を流れる「入川谷」へ流れていました。それを氷

川村の山師が、舟井戸周辺を氷川村のものになるよう、尾根を掘りぬい

て逆川へ注ようにしました。



1868年(明治元)、改めて地租改正地図編製を行った時、棚沢村が奪

い返したという話もあります。かつて直下の舟井戸で野宿の訓練をしたこ

ともありました。

・東京都西多摩郡奥多摩町。


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http://toki.moo.jp//merumaga/octama/oct-07.html



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けふもただただ与太ばなし。「丹沢鍋割山稜・大丸、小丸という山」

けふもただただ与太ばなし。「丹沢鍋割山稜・大丸、小丸という山」
【概略】
 ダラダラとどこまでもつづく丹沢大倉尾根を登ります。塔ノ岳直

下、金冷シ(きんびやし)の頭から道を左へたどり、鍋割山稜を鍋

割山へ向かいます。鞍部からあえぎながら登った所が大丸という山

です。



 名前に「丸」という字がつく山は、丹沢では西丹沢の檜洞丸や、

畦ヶ丸があります。名前に丸がつくといえば、牛若丸、日吉丸を思

い浮かべます。



 また船の名前も「丸」ついたものが多い。外国の港では「丸が入

った」といえば、日本の船が入港したことだといいます。船に掲げ

てある日の丸からの連想なのでしょうか。



 一方、檜洞丸のような丸は、古代朝鮮語から来ているという。朝

鮮では高い山を「マル」とか、「モイ」と呼んでいたという。韓国

の済州島では独立峰に「マル」をつけているそうです。



 しかしここ大丸の場合、丸い山容からの感じがからきているよう

です。富士山の眺めもバツグンで、大丸の南西には小丸があり、南

には勘七ノ沢が食い込んでいます。


・神奈川県秦野市と山北町との境。


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けふも一途に与太ばなし「丹沢表尾根」



▼けふも一途に与太ばなし「丹沢表尾根」

【概略】
 丹沢でおなじみのヤビツ峠から車道を歩き、富士見山荘跡経由、二ノ

塔、三ノ塔、行者ヶ岳、新大日、木の又大日を経て塔ノ岳への尾根を「丹

沢表尾根」というそうです。


 この尾根は展望がよく、また道に迷うこともなく、体力さえあれば初心者

も歩けるとあって、丹沢山塊の銀座コースとして人気があります。丹沢は

修験道山伏によって開かれた山が多いですが、ここも古くから大山を行

場とした修験者たちが入峰修行に歩いていたらしい。



ここ表尾根は、日向修験の峰入りのコース。1963年(昭和38)に発見さ

れた『峯中記略扣(控)』という古文書は日向修験常蓮坊が書き留めた丹

沢入峰修行の作法を示したもの。



 それによると、日向薬師-大山-門戸口-表尾根-塔ノ岳-丹沢山

-蛭ヶ岳-(丹沢主脈)-青根-帰院というルートをたどり、4泊5日かけ

ての奥駈け。



 山中の修行は筆舌尽くしがたいほど厳しく、行者は一人一升の焼米を

携帯、宿泊も野宿が多かったということです。


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けふも一筋に与太ばなし。「奥多摩御岳神社・大口のオオ神」



「奥多摩御岳神社・大口のオオ神」

【概略文】400字
 農山村でよくみるオオカミの絵の大口真神のお札。火難や盗難よ

けにご利益があるという。東京奥多摩町の御岳神社や埼玉県の秩父

の三峰神社で配布しています。



 大口の真神とは狼のことだという。オオカミは大神に通じ、大き

く口の裂けた姿から大口だという。御岳神社の社伝には、こんな記

述があるそうです。



 その昔、日本武尊が東征のおり、御岳山に宿陣した時の話です。

いまの奥の院あたりまで来た時、大きな鹿が道をふさいでいます。

日本武尊は邪神の変身と見ぬき、ニンニクを投げつけました。



 ニンニクは目に命中、鹿はたおれましたが山や谷が鳴動し、一行

は道に迷ってしまったという。この時白いオオカミが現れて道案内、

無事御岳山に行けたという。



 それ以来、日本武尊の命令でオオカミは、御岳山の火難盗難よけ

の神になったということです。

・東京都青梅市


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けふも一途に与太ばなし「南ア仙丈ヶ岳・千丈と千畳」



▼けふも一途に与太ばなし「南ア仙丈ヶ岳・千丈と千畳」

【概略】
 仙丈ヶ岳の北には馬の背の尾根が延び、西には地蔵岳があって信

仰登山に使われたという地蔵尾根があります。この地蔵尾根コース

の登山口にある長野県長谷村柏木(いまの伊那市)には「孝行猿」

の説話が伝わります。



 この話は江戸中期の『新著聞集』が元になっています。猟師に撃

たれた親猿はしばられつり下げられました。それを見た小猿たちは

親猿を助けようと囲炉裏の火で手をあぶり、一匹ずつ代わる代わる

親猿の傷口を暖めはじめました。



 それを見た猟師は大いに反省、女房にいとまをもらい、頭をそっ

て世をのがれ、念仏者になって諸国行脚に出たという。これは、19

36年(昭和11)の小学校の教科書「尋常小学修身書 巻一」などに

も載せられたそうです。



 長野県長谷村市ノ瀬から柏木集落を過ぎ地蔵尾根に「孝行猿の遺

跡」もあるそうです。


・長野県伊那市長谷と山梨県南アルプス市芦安との境。


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