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山の伝承「吾妻小富士・種まきウサギと山神」ヤマケイ新書『日本百霊山』11番から



「吾妻小富士・種まきウサギと山神」ヤマケイ新書『日本百霊山』11番から


昔、干ばつの時雨乞いをしていると空を舞うトビが飼っているウサ
ギをさらって飛び去る事件があった。行き先を見ると吾妻小富士に
「ウサギ」の雪形があらわれていた。家に帰るとなんと岩室から水
が湧き出している。早速田んぼに引いて種をまくことができた。お
陰で豊作、村は裕福になった。そこを兎田といったという。
・福島県福島市。

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・山は神仏や精霊、天狗や怪異と人の出会う霊域 神話や伝説を訪
ね高峰から里山まで日本全国の百山を紹介…



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★おわり
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山のはがき絵「中ア・百もの山を越える越百山」


中ア・百もの山を越える越百山



中央アルプスに空木岳(うつぎだけ)の南方にある越百山はこんも
りとしてまんじゅうのような形をしています。


これで「こすも山」と読むそうです。標高は2613.2mもあるのに、
山頂の土が露出しているのも特徴的です。


山名の越百とは、この山脈を北方の木曽駒ヶ岳から縦走すると、あ
まりにも遠く、百もの(いくつもの)山々を越えてやっとつくよう
な山だといわれます。


実際、木曽駒ヶ岳から縦走してくると、アルペン的縦走路は越百山
で終わります。


昔も、木曽駒ヶ岳から越百山一帯までを、空を駈ける竜に見たてて、
おおざっぱに駒ヶ岳といっていたといいます。


ここより南は里山的なヤブ山で、展望もきかなくなり多くの登山者
は縦走をうち切り、伊那谷や木曽谷に下山していきます。


このあたりは遅くまで残る雪田がなく、あまりお花畑が見あたらな
く、風化した砂礫帯でイワツメクサ、ヒメウスユキソウ、トウヤク
リンドウなどがチラホラ見られる程度。


山頂の南側から南越百山への標高2450m~2500mあたりの一帯が
ハイマツ群落の南限。


南越百山を境にして高山帯と亜高山帯に分かれるのだそうです。
・長野県大桑村と飯島町との境。



▼「イラスト」と説明文をどうぞ↓
http://toki.moo.jp/merumaga/uusangac/uusangac08.html







★おわり
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山のはがき絵「中ア・将棊頭山の将棋の駒」


▼中ア・将棊頭山の将棋の駒



将棊頭の将棊は将棋のこと。伊那市方面からみると確かに将棋の駒
の頭のように立派な峰。


しかし地図の上でどれが将棊頭山かというと、それがはっきりしな
いという。


将棊頭山は天水岩の南のピーク2730だとする案内書があります。
でも国土地理院の「ウォッチズ」では将棊頭山の文字は西駒山荘の
北西の主稜ピークあたり。


ここは昭和40年代後半発行の5万分の1地図には、2736mと記入
されていたそうで、ここが山頂だとする参考書もあります。


ところがこのピークは、旧伊那町からは見えないというのです。旧
伊那町から将棊頭に見えるのは西駒山荘の東の権現ヅルネ寄りの尾
根が「くの字」と反対の形に曲がるピークだというのです。


そんなこんなで地元の人もどれか分からなく、「このあたり一帯」
が将棊頭山だというというのですから「しょうがない山」ですね。
・長野県伊那市、木曽町、宮田村との境。




▼「イラスト」と説明文をどうぞ↓
http://toki.moo.jp/merumaga/uusangac/uusangac07.html








★おわり
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