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某月某日「山の花・埋もれて香るカンアオイ」


某月某日【山の伝承・民俗画】「山の花・埋もれて香るカンアオイ」



冬の日だまりハイク。足元の枯れ葉からハート形の葉が出ています。
カンアオイです。根もとに埋もれて紫の花を咲かせます。


ほんのりとした香り。カンアオイは寒い冬でも枯れず青々として、
葉の形がアオイに似ているためについた名前とか。


葉につやがあり表面に斑があって観賞用に栽培されたりします。こ
の葉には、「生きている化石」とか「春の女神」などともよばれる
「ギフチョウ」が産卵、孵化した幼虫はこの葉を食べて育つとか。


かなり以前、珍しく雪が積もる房総半島のほぼ中央の高宕山へ行き
ました。歩く会の50人もの人がゾロゾロ。


野草を見つけては立ち止まり、動物の足あとがあったといっては立
ち止まります。


そんな中、見つけたカンアオイ。地味な花が枯れ葉の中に咲いてい
ます。


ばったり出会った地元のお婆さんに「マアマア、寒いなか、こんな
所に来なくたってよォ」と笑われました。
・ウマノスズクサ科カンアオイ属の多年生草本






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山の伝承『日本百霊(れい)山』(山渓)17番「谷川岳と富士山浅間神社」関連画像


『日本百霊(れい)山』ヤマケイ新書17番「谷川岳と富士山浅間神
社」関連画像


上越国境の谷川岳はピークがふたつの双耳峰。群馬県側から手前の
ピークをトマの耳、奥のものをオキの耳といっています。


トマの耳には薬師如来、オキの耳には富士浅間神社をまつってあり
ます。


南北朝時代、不思議な光が谷川岳の山頂を一晩中照らしました。驚
いた村人は、祈祷師にお願いし、判断を仰ぎました。


すると祈祷師に神が乗り移り「私は駿河富士(富士山)の浅間大菩
薩である。


山頂に谷川浅間神社をまつるように」という神ご託宣を受けました。



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・山は神仏や精霊、天狗や怪異と人の出会う霊域 神話や伝説を訪
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某月某月「長野、新潟県境・雨飾山の伝説」


長野、新潟県境・雨飾山の伝説



この山は雨や天をまつる山の意だともいわれています。山頂は双耳
峰で、北峰には、石仏が4体とつぶれた石の祠が新潟県向きになら
んで建っています。


江戸後期に、長野県小谷村中土で山頂に十三仏を担ぎ上げたという
話があり、その古文書も発見されています。


十三仏を担ぎ上げたその時、すでにいまの祠があったというから相
当古い祠であること以外、何をまつった祠かなど詳しくは不明です。


先の古文書のもうひとつに「雨錺(かざり)山蘇鉄ガ岩洞の縁起」
というのもあります。


この「蘇鉄が岩屋」という洞窟は奈良時代、行基菩薩がこもって修
行したところという。


中谷集落の人たちはその洞窟を探しに行ったことがあるという。そ
して難行苦難の末、岩屋を見つけたいう。


しかしいまではその場所はどこにあるのか、地元の人も詳細は不明
なのだそうです。
・新潟県糸魚川市と長野県小谷村との境。



▼「イラスト」と説明文をどうぞ↓
http://toki.moo.jp/merumaga/uusangac/uusangac03.html






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山の伝承『日本百霊(れい)山』ヤマケイ新書16番「苗場山・カエルやイナゴもいる神の田」関連画像


『日本百霊(れい)山』ヤマケイ新書16番「苗場山・カエルやイナゴもいる神の田」関連画像


田んぼに苗を植えたように、湿地植物が生えている苗場山の山頂。
そんな稲田がたくさんならんでいるよう。苗場山とはよくいったも
の。秋には穂をつけ、蛙やイナゴまで出るといい「常の田にかはる
事なし」と鈴木牧之が「北越雪譜」に書いている。
・新潟県津南町と湯沢町と長野県栄村との境。


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某月某月「長野県大町市・青木湖の伝説」


長野県大町市・青木湖の伝説



長野県松本駅からJR大糸線で、大町駅を過ぎて間もなく、左側に
湖が3つならんであらわれます。


手前から木崎湖、中綱湖、青木湖で、仁科三湖と呼ぶそうです。


この三湖はそれぞれ「遊びの木崎湖」、「憩いの中綱湖」、「思索の
青木湖」ともいわれ、釣りやキャンプなどで多くの人に親しまれて
います。


仁科の名前は、この地を治めていた豪族の名前からきているという。


この豪族は、伊勢神宮領仁科御厨の御厨司(荘官)である仁科氏で、
次第に勢力をこの地まで拡大してきたという。


この湖にはこんな伝説があります。その昔、湖の西岸で赤牛が子牛
を生みました。


子牛は母と別れ、東岸にすむお百姓さんの家で飼われることになり
ました。


親を呼ぶ子牛の悲しい鳴き声に母牛は湖に飛び込み泳ぐうち、力つ
きて沈んでいった。


以来、青木湖のヌシは赤牛だといわれようになったということです。
・長野県県大町市。



▼「イラスト」と説明文をどうぞ↓
http://toki.moo.jp/merumaga/uusangac/uusangac02.html






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