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山岳伝承はがき画「中ア南部・安平路山」


中ア南部・安平路山



中央アルプス南部に安平路山という山があります。山頂は樹林とサ
サに覆われていて山頂の眺めはよくありません。


安平路の由来ははっきりしませんが、かつては平らな山頂が、ササ
をきれいに刈り払った広場になっていた場所だったのかもとされて
います。


安平路山頂の南東側には前安平路山もあり、パラボラアンテナがあ
ります。


かつては南面の登山ルート松川入ルートもありましたが、1969年(昭
和44)8月、神戸の御影高校山岳部一行が、前安平路山の南麓にあ
った蟻ノ巣小屋もろとも、全員が鉄砲水に押し流されるという遭難
がありました。


また、前安平路山のパラボラアンテナ管理のため中部電力は、大西
沢沿いのルートを利用していました。


しかし丸木橋の架け替えがたび重なることもあり、尾根通しに歩く
いまの摺古木山経由のコースに変えたという。


登山口の大平宿は「いろりの里」として山村生活体験ができる観光
施設になっています。
・長野県飯田市と大桑村との境




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▼「イラスト」と説明文をどうぞ↓
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★おわり
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某月某日 山旅漫歩゚「大菩薩と3つの峠」

某月某日「大菩薩と3つの峠」



山梨県大菩薩峠には、明治になってから開かれたいまの大菩薩峠と
丹波大菩薩峠と小菅大菩薩峠の三つの峠があります。


丹波大菩薩峠は廃道になった旧大菩薩峠をいいます。いまは新峠を
通り同県丹波村へ続いています。


小菅大菩薩峠は東麓の小菅村へ下る、いまの石丸峠だといいます。
なるほど大菩薩館から小屋平、八十八曲がり、石丸峠を越えて牛ノ
寝を通り小菅に達しています。


かつて峠には子授けの神の石碑があり、女性たちが次々と願をかけ
に登ってきたという。


しかしいまは大菩薩館への途中に3代めの石碑があるのみ。そばに
字がはげ判読不明の塩山ライオンズクラブの説明版が建つのみ。


4月初旬、熊沢山あたりから吹雪になってきました。石丸峠から先
へ行くのはガイドブックの調査をしているという男性一人。


家族連れの私たちはここから下山道に入り、石碑に参拝し避難した
のでありました。
・山梨県甲州市と同県小菅村との境。



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▼恐れ入りますが、コメント頂ける時は下記【本文】ご参照をお願
いします。



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★おわり
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むら里徘徊 天狗(3)「不思議な女性天狗」

▼むら里徘徊 天狗(3)「不思議な女性天狗」







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メールマガジン・むら里徘徊【野山と里の神仏】(発行:不定期)
発行 【とよだ 時】(ゆ-もぁ-と・民芸画・漫画)
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みなさんこんにちは。また新しく読者登録して下さったみなさん、
よろしくお願いします。



さてきょうの【メールマガジン】は
▼某月某日・山里徘徊 天狗(3)「不思議な女性天狗」




石仏で有名な修那羅峠。中でもこれはめずらしい女性の天狗の石仏
があります。


石像は半分裸で、一見童子風。鼻も高くなく、天狗の形はしていま
せん。


ただ像の両脇に「婆羅門 女天佝」とあり、天狗の狗がケモノヘン
ではなく、「佝」とニンベンになっています。


もっと不思議なのは、婆羅門の文字だという。先人がインドの仏典
には「天狗ノ文(もん)見エズ」とはっきり言っているところ。


まして戒行厳しい婆羅門において女性とは。


そもそも天狗の種類、階級には大天狗、中天狗、木の葉天狗、カラ
ス天狗、狂言に出てくる溝越し天狗や宮天狗、海天狗、川天狗、道
天狗。


そして富士天狗、辰巳天狗、朝日天狗、夕日天狗、平松天狗、てろ
う天狗などさまざまありますが、女天狗というのはどこにも出てき
ません。


石工の案か注文者の指示か、不思議な天狗として、研究家も首をひ
ねっています。
・長野県筑北村と青木村との境


▼↓【画像】と説明【本文】をどうぞ
http://toki.moo.jp/merumaga/nonokami/nokami01.html




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▼終わり
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ヤマケイ新書『日本百霊山』「茨城県加波山・タバコ神社の大ギセル」

ヤマケイ新書『日本百霊山』「茨城県加波山・タバコ神社の大ギセル」


709mと標高は低いですが、歴史といわく因縁のある茨城県の加波
山。


いつのころからか山頂近くに加波山たばこ神社がまつられました。


この神は葉タバコを傷つける雹を降らせる雲を追い払う神だそうで
す。

毎年9月には巨大なきせるを奉納する「きせる祭り」が行われます。
・茨城県真壁町と八郷町との境。水戸線羽黒駅の南6キロ。



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★本書は私が勝手に選定した100の霊山です。税込み950円。書
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・山は神仏や精霊、天狗や怪異と人の出会う霊域 神話や伝説を訪
ね高峰から里山まで日本全国の百山を紹介…



▼「イラスト」と説明文は私のHPでどうぞ↓
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★おわり
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むら里徘徊 役行者の従者「奈良県大峰山・前鬼後鬼」

▼某月某日・山里徘徊 役行者の従者「奈良県大峰山・前鬼後鬼」




全国各地の山々80座近くを開山したと伝える役ノ行者小角。その行
者にぴたりと寄り添い、その修行を妨げる外敵を退ける前鬼後鬼。
石像やお札などでおなじみです。


前鬼、後鬼は夫婦の鬼とも伝え、前鬼が赤眼といって夫鬼、後鬼は
黄口で女房だといいます。


酒に酔い眼を赤くして唄う夫を、黄色い口をあけて笑う妻の姿なの
だそうです。


西暦673年(天武元)、役ノ行者が修行のため信貴山の般若窟に籠り
ます。すると、どうも修行のじゃまをする者がいます。


見ると身の丈3m、牙を生やした2匹の鬼でした。行者は逃げる鬼
を飛天の術で追いかけ、生駒山奈良県側で捕え、髪を引きずり大阪
側に行き、髪を切って鬼たちの妖力を封じ込めたという。


その鬼を捕まえた所が、生駒市の鬼取の里、そして髪を切った所が
東大阪市の髪切の里で、それぞれ鬼取山鶴林寺、髪切山慈光寺があ
ります。


こうして折伏された前鬼後鬼は、役ノ行者の身辺を守る献身的な従
者になりました。



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▼終わり
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