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山の伝承・民俗画「北アルプス立山・牛になった天狗」


「北アルプス立山・牛になった天狗」



雄山神社の宝物に、立山開山の有頼が所持していた刀、また熊を射
たとする矢の根、鬼の牙一つ、老尼の角二つ、馬に生えた角、牛に
なった天狗の爪があるという。


どれれも雄山周辺の伝説に登場するもので、いまでも宝物になって
いるという。なかでも天狗の爪には興味津々です。

森尻の智明坊は、生まれつき驕慢でみんなに嫌われていましたが、
ある時にわかに牛の吼(ほ)えるような声を出してついに天狗なっ
てしまったという。


そして光蔵坊と名のって市の谷に棲んでいたが、怒った剱岳の刀尾
天神がこれを追い出しました。その時、爪をひとつ落としていった
という。


天狗研究の知切光歳氏は突然、天狗になったのだから只者ではない。
一度はかなりな行を修めた行者にちがいないとしています。

天狗の爪!ものすごく興味がありますが、宝物は一般公開しないの
でしょうね。
・富山県中新川郡立山町。




▼「イラスト」と説明文をどうぞ↓
http://toki.moo.jp/merumaga/uusangac/uusangac10.html





▼【とよだ 時】の本:(発行元・山と渓谷社)
ヤマケイ新書『日本百霊山』税込950円
-伝承と神話でたどる日本人の心の山-
★漫画家が書いた「霊山の天狗・仙人・鬼・妖怪ばなし」
8月17日書店で発売。
・アマゾンでも取り扱っています。

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・山のはがき画読者募集(毎月郵送): http://toki.moo.jp/hagakiga/
  (1971年(昭和46)創刊)
・【仕事部屋】へもどうぞ: http://toki.moo.jp/tacoroom/
・【グッズマイショップ】:https://suzuri.jp/toki-umoart
(バッグ、Tシャツ・コーヒーカップ)
・【作家応援投稿SNS】:http://gaca.jp/
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山の伝承・民俗画「黒部ダム上・屏風の稜線」


「黒部ダム上・屏風の稜線」



この稜線は大町側から見ると、単調で単に「屏風」と呼んでいたと
いう。


稜線上からは、満々と水をたたえ観光船を水面に浮かべた黒部湖が
眺められます。


ある年の夏、針ノ木峠から北上しました。急下降を注意しながらマ
ヤクボノコルについて一息。


改めて黒部湖と立山、剱岳の展望を堪能。スバリ岳は目の前の南峰
を小スバリ、北の峰を大スバリというそうです。


赤沢岳は、山頂から黒部川へ下る尾根すじ2533m地点に奇峰の猫
ノ耳、鏡岩などがあって、赤沢の岩場として知られるところ。


このあたり一帯の岩は、赤みを帯びているため、なおいっそう山名
になじみます。


さらに黒部湖から望むと夕暮れ時には岩壁全体が赤く染まり圧巻と
いいます。


後日、黒部湖の遊覧船に乗る機会があり、船中案内放送に関係のな
い赤沢岳ばかり見上げていたら観光客の方に妙な目で見られまし
た。
・長野県大町市、富山県立山町との境。



▼「イラスト」と説明文をどうぞ↓
http://toki.moo.jp/merumaga/uusangac/uusangac09.html




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ヤマケイ新書『日本百霊山』8月17日発売のうち、(002)羊蹄山

ヤマケイ新書『日本百霊山』8月17日発売のうち、(002)羊蹄山:
「山羊のひづめはギシギシの葉」
北海道の羊蹄山は、野草のギシギシの漢名の羊蹄(し)の山だとい
う。なるほど、ギシギシの葉(くさび形)は羊の蹄に似ています。
もとは後方羊蹄山(しりべしやま)といったそうです。後方は「し
りへ」で羊蹄は「し」と読みます。ルーツは『日本書紀』の斉明天
皇五年の項にある「後方羊蹄」だという。しかし本当の場所は未だ
に不明だそうです。
・北海道後志庁虻田郡ニセコ町と倶知安町(くっちゃんちょう)、
京極町、喜茂別町、真狩村の境。
…【詳細】→http://toki.moo.jp/merumaga/reizan/reizan02.html





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きょうもひたすら山旅漫歩゚「房総・養老渓谷梅ヶ瀬と大福山」


「房総・養老渓谷梅ヶ瀬と大福山」



梅林で有名なものに奈良市の月ヶ瀬梅林があります。鎌倉時代の
1205年(文久2年)、真福寺境内に天神社を建立するとき、菅原道
真が好んだ梅を植えたのがはじまりとか。


それを習って房総に梅林の理想郷をつくろうとしたのが、養老渓谷
の西に隣接する梅ヶ瀬渓谷。


渓谷の最深部、大きなカエデの大木の下に旧日高邸宅跡があります。
ここはかつて日向国(宮崎県)高鍋藩士だった日高誠実(のぶざね)
という人が入植、開拓したところ。


1886年(明治19)、1400本の梅の木を植えて「梅ヶ瀬」と命名「西
の月ヶ瀬、東の梅ヶ瀬」ともいえる梅の名所を目指したという。


3年後の1888年(明治21)には、産業の啓発と文学の普及を目的
に私塾「梅ヶ瀬書堂」を開きました。


日高誠実を慕って若者が大勢集まり、寄宿舎もあり、全盛には市原、
君津、山武、夷隅の5郡から通学していたそうです。
・千葉県市原市。



▼「イラスト」と説明文をどうぞ↓
http://toki.moo.jp/merumaga/uusangac/uusangac08.html




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山の伝承・民俗画「岩手山と早池峰山、姫神山の三角関係」


岩手山と早池峰山、姫神山の三角関係」



岩手山の雄大な姿は東北南部地方のシンボルです。その真東に姫神
山があり、北側には送仙山、さらに東南には早池峰山もあります。


この岩手山、姫神山、早池峰山の三山は仲が悪い。その昔岩手山は
姫神山とは夫婦だったという。


しかし次第に早池峰山に思いを寄せます。そこで姫を追い出そうと
送仙山に言いつけました。


次の日、岩手山が目をさましてみると姫神山が何事もなかったよう
にそびえています。


怒った岩手山は火を噴いて暴れ回り送仙山の頭を吹き飛ばしたとい
うことです。


また、岩手山が姫神山を離縁し、早池峰山を妻としたのでこの三山
は仲が悪いともいいます。


いまも夏など決してこの3つの山が同時に晴れるということはな
く、早池峰山と姫神山が晴れれば岩手山が怒ってくもり、岩手山と
姫神山が晴れれば早池峰山が怒り曇ってしまうそうです。




▼「イラスト」と説明文をどうぞ↓
http://toki.moo.jp/merumaga/uusangac/uusangac07.html




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