山の伝承・民俗画「北アルプス・鹿島槍ヶ岳」
「北アルプス・鹿島槍ヶ岳」
山の名前には、山の形からきたものがたくさんあります。槍の穂先
のようにとがっているので名づけられたのが槍ヶ岳。
また、後立山連峰北部の白馬三山にもとがった山があって、これに
は槍と同じ意味の「鑓ヶ岳」の字を当てているのだといいます。
さらにもう一座、同じ後立山連峰中央部にもとがった槍ヶ岳があり
ます。「鹿島槍ヶ岳」がそれだそうです。
この山の頂上は、南峰と北峰との二つに分かれた双耳峰になってい
ます。
かつては北峰を槍ヶ岳、ふたつの峰の間をつなぐ吊り尾根が馬の鞍
に似ているため、とくに南峰を乗鞍岳と呼ぶ地域もあったといいま
す。
また双耳峰の二つの峰が高さ競争をしているようみ見えるので「背
比べ山」。
また春に雪が消えた岩の形が、安曇野一円からシシやツルに見える
ところから、獅子ヶ岳、鶴ヶ岳と呼んだも呼んだそうです。
・長野県大町市と富山県中新川郡立山町と同県黒部市宇奈月町(旧
下新川郡宇奈月町)との境
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ヤマケイ新書『日本百霊山』税込950円
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8月18日書店で発売。
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- 2016年07月31日
- 山歩き
山の伝承・民俗画「房総・ギザギザ鋸形の鋸山」
「房総・ギザギザ鋸形の鋸山」です。
いかにも鋸の歯のようなギザギザの形をした鋸山。しかし、これは自然に
できたものではなく、石を切り出してできた名残だという。
ここの石は江戸時代はじめから掘り出され「房州石」、「金谷石」と
いい、硬いことから建築用石材として利用されました。
いまも採石場から三角点のある山頂へ至る道は「キンマ道」として
残っています。
鋸山は昔は「限りの山」と呼ばれ、安房、上総の二国を限る(分ける)山の
意味だそうです。
頂上の三角点はパラボラアンテナやテレビ中継塔の先にあり、かつては
金谷側から石切場を経て最高点に登れたものでした。
・千葉県富津市と鋸南町との境。
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- 2016年07月29日
- 山歩き
某月某日「奥多摩三頭山・つねなき坂」
▼某月某日「奥多摩三頭山・つねなき坂」
奥多摩三頭山にオツネの泣坂があります。その昔、お屋敷に働くオ
ツネは、美男僧・香蘭と深い仲に。
心配した住職は、香蘭を山梨県の寺に移しました。しかしオツネは
忘れられず、毎夜のように訪ねて行きます。
短い逢う瀬を終え、急いで帰りますが三頭山を過ぎたあたりの坂に
なると東の空が明けてきます。
「ああ、夜が明けてしまう。旦郷さまに知られたらどうしよう」。
オツネは泣きながら坂を駆け下ります。
こうしてついた地名がオツネの泣坂。この坂にはヤマグリがたくさ
ん落ちていました。
10月、三頭山にとりつくころぐずつきはじめていた空は下るころに
はもうポツポツと降り始めました。
急坂の岩がぬれて、拾ったヤマグリを抱えツルツル。ところがこの
クリゆでては見たが食べるには小さすぎ、結局捨ててしまった。
欲深の泣き坂でありました。
・東京都奥多摩町
▼↓【画像】と説明文をどうぞ
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▼終わり
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- 2016年07月28日
- 山歩き
きょうもひたすら山旅漫歩゚「高山植物・ハクサンシャクナゲ」
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山の伝承・民俗画「高山植物・ハクサンシャクナゲ」
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みなさんこんにちは。また新しく読者登録して下さったみなさん、
よろしくお願いします。
さてきょうの【山のはがき絵】は
「高山植物・ハクサンシャクナゲ」です。
一口にシャクナゲといいますが、シャクナゲとはツツジ科ツツジ屬
のシャクナゲ亜属の総称だそうです。
その中のうち、ホンシャクナゲやアズマシャクナゲを単に「シャク
ナゲ」ということもあるというから紛らわしいものです。
もともと高い山にはキバナシャクナゲという種類が咲いています
が、ハクサンシャクナゲも高山から亜高山帯にかけて生えていて、
時どき高山帯でも見られます。
冬の厳寒期、ハクサンシャクナゲは葉を下面に巻き込んで筆の軸の
ように丸まっています。
これは寒気を防ぐのと同時に、葉から水分の蒸散を防ぐためだとい
う。頭いいですね。
ハクサンシャクナゲは、夏に枝先に淡いピンクを帯びた白色の花を
5~15個咲かせます。
四国の石鎚山では行者がハクサンシャクナゲを取って山から持ち帰
り、畦にさして豊作を祈る風習があったそうです。
・ツツジ科ツツジ屬の常緑低木
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- 2016年07月27日
- 山歩き