地震よ止まれ! きょうも「高山植物・ヨツバシオガマ」
高山植物・ヨツバシオガマ
ヨツバシオガマは、葉が4枚ずつ節ごとに輪になってついているの
と、紅紫色でくちばしのようにとがった花が印象的。
ヨツバは四つ葉。シオガマは塩竃。この植物は菊に似た葉が細かく
裂け、なんとなくいい感じがします。
そんなことから、花ばかりでなく「葉までよい」感じです。ところ
で「葉までよい」は「浜でよい」に通じます。
「浜でよい眺め」とくれば海岸の風景におもむきがあるものに宮城
県「塩竃」があります。
そこでつけた名前がシオガマギク。ヨツバシオガマはその仲間だそ
うです。
ヨツバシオガマは高い山の草地などに生える多年草。高さ20~60セ
ンチ。葉は4枚ずつ節ごとに輪のように(輪生)しています。
夏、茎のてっぺんに花の穂をつけて、数段の層に4つずつ輪生した
花をつけます。
花びらの上は先端が細長いくちばしのようにとがっています。
・ゴマノハグサ科シオガマギク属の多年草
▼「イラスト」と説明文をどうぞ↓
http://toki.moo.jp/merumaga/uusangac/uusangac08.html
▼お知らせ
・第4回 いちかわ店先展覧会【山・花・峠 はがき絵展】
2016年5月1日(日)~5月15日(日)
場所:市川市菅野4-16-10「フルーツ・やま」ミニミニぎゃらりー
市川駅からバス、東京歯科大学市川総合病院前下車
詳しくは
http://toki.moo.jp/gallery/gallery.html
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・山のはがき画読者募集(毎月郵送): http://toki.moo.jp/hagakiga/
(1971年(昭和46)創刊)
・【仕事部屋】へもどうぞ: http://toki.moo.jp/tacoroom/
・【グッズマイショップ】:https://suzuri.jp/toki-umoart
(バッグ、Tシャツ・コーヒーカップ)
・【作家応援投稿SNS】:http://gaca.jp/
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- 2016年05月08日
- 山歩き
地震よ止まれ! ところで「御坂山塊・節刀岳はホオジロ山」
御坂山塊・節刀岳はホオジロ山
富士五湖の河口湖、西湖、精進湖などを隔てて雄大な富士山を眺め
ながら縦走できる御坂山塊。
この山塊のほぼ中間に節刀ヶ岳という山があります。ここは節刀ヶ
岳(北節刀ヶ岳)と南側にある金山(中節刀ヶ岳)に分かれていま
す。
節刀ヶ岳はどの方向から見ても先がとがって見えるといいます。こ
の山系では東北方向にある釈迦ヶ岳とともに盟主に恥じないとする
本もあります。
節刀ヶ岳と書いてせっとうがたけ(せっちょうがたけ)。漢字で雪
塔ヶ岳とか、出頂ヶ岳(絶頂の意味?)とも書くという。
山名にはこのほかいくつかの説があり、節刀はセッチョウの当て字
で、鳥の「ホオジロ」のことだといいます。
また「節刀」とは平安時代の言葉で、恩賜の軍刀をいうのだする人
もいます。
『日本山岳ルーツ大辞典』によればホオジロがたくさんすみついて
いる山だとしています。
・山梨県笛吹市と同県富士河口湖町との境。
▼「イラスト」と説明文をどうぞ↓
http://toki.moo.jp/merumaga/uusangac/uusangac07.html
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- 2016年05月04日
- 山歩き
某月某日「山の花・レンゲショウマ」
某月某日【山の伝承漫画】「山の花・レンゲショウマ」
万が一、山から下りられなくなったときのための野宿の訓練。ある
秋、御正体山経由で西丹沢の現場に向かいました。
あえぎながらの急登。あの大木まで行ったら休もうか。大きな段差
をやっと登りザックを置きます。
汗を拭いていたら目の中に飛び込んできた優雅な花。下向きに垂れ
て咲き、大きくよく目立ちかなり印象的です。
後日、同行してくれた鎌田氏からレンゲショウマだとのメールがき
ました。
開いている花弁のようなものは実はがく片だという。その中側にあ
る、丸く先が紫色の部分がほんとうの花弁。
花がハスの花に、葉がサラシナショウマに似ているのでレンゲショ
ウマ。なるほど理にかなっています。
福島から奈良県、主として太平洋側の深山に分布しているという。
1属1種の日本固有種だと聞けばなんとなくいとおしくなります。
キンポウゲ科レンゲショウマ属の多年草。山梨県都留市。
▼「イラスト」と説明文は下記からどうぞ。
http://toki.moo.jp/merumaga/yamatabi/yamatabi05.html
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- 2016年04月27日
- 山歩き
地震よとまれ!
地震よとまれ!
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某月某日【山の伝承漫画】「奥武蔵子ノ権現の本堂は三角帽子」
子ノ権現は神仏習合のなごりがいまだに濃い。子ノ権現とは「子ノ
聖」のことだという。
平安時代のはじめ、紀伊の国で、子の年のそろいもそろって子の月、
子の日、子の刻に生まれたのが「子の聖」。
成長するにつれ各地を行脚していましたが、悪神たちの憎しみから、
下半身に大やけどを負いました。しかし神の力で助かったという。
以来、子ノ聖は「腰より下を痛めるもの、一心に祈らばその験を得
さしめん」との誓いをたて、それ以来、足腰の守り神になり、大わ
らじと下駄が境内に据えられています。
11月、子ノ権現は木枯らしのなか。本堂をかこんで紅葉が色づいて
います。鐘突き堂のまわりは、わずかに葉を残したモミジの枝が風
に揺れています。
時々「ゴォ~ン」と鐘の音が静かな山中にこだまします。見下ろす
と、本堂の屋根が妙にとがって見えました。
・埼玉県飯能市
▼「イラスト」と説明文は下記からどうぞ。
http://toki.moo.jp/merumaga/yamatabi/yamatabi04.html
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某月某日【山の伝承漫画】「奥武蔵子ノ権現の本堂は三角帽子」
子ノ権現は神仏習合のなごりがいまだに濃い。子ノ権現とは「子ノ
聖」のことだという。
平安時代のはじめ、紀伊の国で、子の年のそろいもそろって子の月、
子の日、子の刻に生まれたのが「子の聖」。
成長するにつれ各地を行脚していましたが、悪神たちの憎しみから、
下半身に大やけどを負いました。しかし神の力で助かったという。
以来、子ノ聖は「腰より下を痛めるもの、一心に祈らばその験を得
さしめん」との誓いをたて、それ以来、足腰の守り神になり、大わ
らじと下駄が境内に据えられています。
11月、子ノ権現は木枯らしのなか。本堂をかこんで紅葉が色づいて
います。鐘突き堂のまわりは、わずかに葉を残したモミジの枝が風
に揺れています。
時々「ゴォ~ン」と鐘の音が静かな山中にこだまします。見下ろす
と、本堂の屋根が妙にとがって見えました。
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- 2016年04月22日
- 山歩き
某月某日「山の石仏・修那羅山のささやき様」
某月某日【山の伝承漫画】「山の石仏・修那羅山のささやき様」
ユニークな石神・石仏がならぶ修那羅峠。この石仏群は江戸時代末
から明治にかけての作で、峠近くにある安宮神社を創建した修那羅
大天武命の門人たちの作だとされています。
大天武命は9歳の時から、各地を修行、江戸時代後期ににこの地に
来たという。
それからたくさんの門人を集め、870以上(当時)の石仏群を造
ったという。
石仏には、催促金神、御手鎌持神、コンコンさまなど奇妙な名前が
ついていて、なかでも「ささやきさま」は、その響きから人気をよ
んでいます。
しかしこの石仏は笹を持っていて違和感があります。ささやきは、
笹焼きで野焼きや山焼きを意味するのだといいます。
野焼き、つまり春にはい出る虫の卵を焼く、害虫駆除の神さまだっ
たのです。
そういえば形がいかにも葉虫のような姿をしています。
・長野県筑北村と青木村との境
▼「イラスト」と説明文は下記からどうぞ。
http://toki.moo.jp/merumaga/yamatabi/yamatabi02.html
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- 2016年04月14日
- 山歩き