【とよだ 時】(山の民俗民芸画)近況通信
テレビにイラスト提供:テレビ東京「歴史の道歩き旅」に、当民俗
民芸イラストを提供することになりました。放映は2016年7月11
日(月)~7月15日(金)の毎朝7時35分~と、いうけれど…※?
※。奥多摩七ツ石山と平将門伝説。こんなものでも役に立つことが
あるんですねえ。
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- 2016年06月19日
- 山歩き
山の伝承・民俗画「丹沢の峠・犬越路の伝説」
丹沢の峠・犬越路の伝説
丹沢の主稜縦走路・檜洞丸と大室山のほぼ中間ある犬越路。ここは
クマザサが風に揺らぐ明るい峠になっています。
この峠は、昔から神奈川県相模原市の青根地区と同県山北町三保地
区を結ぶ交易路だったという。
近くにヒノキづくりの避難小屋もあり、意味もなくここに滞在して
いる人も見かけることもあります。
また明治の森を起点として発足した東海自然歩道がこの峠道を通っ
ています。
さらに「西丹沢開発」と銘打って大工事の末、完成した犬越路林道
も峠付近の地下をトンネルで北側・神ノ川と南側・中川川を結んで
います。
しかしこの林道は、完成はしたものの、1972年(昭和47)7月の
集中豪雨で林道があちこち崩壊。その改修で長い年月を費やされた
そうです。
戦国時代武田信玄が、小田原の北条氏康を攻めるためやってきて犬
を先導させて越えて行ったためその名があるという。
・神奈川県足柄上郡山北町と同県相模原市の境。
▼「イラスト」と説明文をどうぞ↓
http://toki.moo.jp/merumaga/uusangac/uusangac07.html
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・山のはがき画読者募集(毎月郵送): http://toki.moo.jp/hagakiga/
(1971年(昭和46)創刊)
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★おわり
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- 2016年06月15日
- 山歩き
山の伝承・民俗画「八ヶ岳・横岳が好きなツクモグサ」
八ヶ岳・横岳が好きなツクモグサ
山地の日当たりのいいところに咲くオキナグサ(白頭翁)という花
があります。
高山植物のツクモグサはこのオキナグサの仲間。ツクモグサは北海
道と八ヶ岳と北アルプス白馬岳の高山の礫地や草地に分布する多年
草。
日本特産の高山植物です。八ヶ岳では赤岳、横岳、硫黄岳の間、な
かでもなぜか横岳の周辺の西斜面が好きだそうで、ここにかたまっ
て生えています。
高さは12センチから~20センチ。6から7月に淡黄色の花を斜め
上向きに咲かせます。
花はちょうど梅雨どき、雨やくもりでは開かないといい、晴れて太
陽が顔を出している時だけ咲くというからなかなかの気むずかし屋
さんのようです。
オキナグサの漢字一字め「白」は百に一つ足らない。それならこの
草も百に一つ足らない「九十九」と名づけました。
発見した城数馬の祖父の名もも九十九だったという。
・キンポウゲ科オキナグサ属の多年草
▼「イラスト」と説明文をどうぞ↓
http://tokipro.syuriken.jp/merumaga/uusangac/uusangac06.html
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- 2016年06月06日
- 山歩き
山の伝承・民俗画「高山植物・イワベンケイ」
高山植物・イワベンケイ
イワベンケイは、高い山の岩場の割れ目などに生える高山植物。牧
野富太郎はその名をイワベンケイソウ(別名イワキリンソウ)とし
ました。
ベンケイソウとはこの草は、切って何日もつり下げておいてもしお
れず、また土にさすとすぐについてしまう。その強いことを弁慶に
たとえたという。
またイワベンケイソウは岩の上に生えるベンケイソウの意味だと解
説しています。
分布は、北アルプスでは標高2500m以上の10の山々すべてで確認。
南アルプスも13の山すべてに分布していたそうです。
しかし、不思議なことに富士山と立山では見つからなかったといい
ます。
本州中部で生えていた標高が最も低い山は、戸隠連山の西岳の岩場
と、南アルプスの鋸岳の南西の沢だったそうです。
両方とも標高1700mだそうです。分布の南限は、大台ヶ原(奈良
と三重県の境)だったそうです。
・ベンケイソウ科イワベンケイ属の多年草
▼「イラスト」と説明文をどうぞ↓
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- 2016年06月05日
- 山歩き
山の伝承・民俗画「丹沢・塔ノ岳西麓の金鉱脈沢」
丹沢・塔ノ岳西麓の金鉱脈沢
かつて、塔ノ岳の山頂の北側に「お塔」とか「尊仏岩」と呼ばれる
大岩がありました。
修行僧が座禅する姿、または仏像の形にも似ていたため、山伏たち
からはもちろん、近郊の農民たちからも信仰の対象とされ、五穀豊
饒の神として参詣祈願されていたそうです。
5月15日がお祭りで、村人は稲、麦、粟、陸稲などの穂を持って登
り「お塔」に供えたという。
しかし、1923年(大正12)9月1日の関東大震災の翌年(1924年(大
正13)の1月15日、再び起こった地震にもろくも、コナゴナになっ
て北西側の「大金沢」にくずれ落ちたという。
尊仏岩が落ちた沢のあたりは大金沢のほか小金沢があり、室町末期
には、金銀を掘る数百の鉱夫でにぎわったといいます。
しかし砂金が次第に出なくなり、ついに鉱夫も離散し閉山。いまで
は国土地理院の地形図にも載らない沢になってしまいました。
・神奈川県足柄上郡山北町。
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- 2016年06月04日
- 山歩き