▼某月某月「山形県・月山の仙人と芭蕉」
山形県・月山の仙人と芭蕉
月山は出羽三山のひとつ。
その名は山頂の月山神社の祭神月読之命に由来しているという。
江戸中期月山に登った松尾芭蕉は、「雲の峰幾つ崩(れ)て月の山」
の句を残し『おくのほそ道』にも記しています。
出羽三山を開山したのは蜂子皇子という人という。
この人は、第32代崇峻天皇の皇子。
民衆の苦難を救ったので仙人(能除仙)とも、天狗ともいわれ崇め
られているそうです。
・山形県鶴岡市と庄内町と西川町との境
▼「イラスト」と説明文をどうぞ↓
http://toki.moo.jp/merumaga/uusangac/uusangac04.html
★おわり
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月山は出羽三山のひとつ。
その名は山頂の月山神社の祭神月読之命に由来しているという。
江戸中期月山に登った松尾芭蕉は、「雲の峰幾つ崩(れ)て月の山」
の句を残し『おくのほそ道』にも記しています。
出羽三山を開山したのは蜂子皇子という人という。
この人は、第32代崇峻天皇の皇子。
民衆の苦難を救ったので仙人(能除仙)とも、天狗ともいわれ崇め
られているそうです。
・山形県鶴岡市と庄内町と西川町との境
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- 2016年11月18日
- 山歩き
山の伝承・民俗画「山の花・ナンバンギセル」
某月某日【山の伝承・民俗画】「山の花・ナンバンギセル」
道ばたに生えているススキの根元に、奇妙な花を見つけます。まる
でタツノオトシゴが口をあけたようです。ご存じナンバンギセル。
その形がいかにも南蛮渡来のタバコのキセルのようで、花が咲いて
いるという感じではありません。
この植物は寄生植物で、ススキやヒエ、サトウキビなどのイネ科や
ミョウガ、スゲ属にまに寄生する居候(いそうろう)。
寄生性なので葉緑素がなく、葉も退化しちゃっています。「万葉集」
では「オモイグサ(思い草)」と、ロマンチックな名前で歌われて
います。
茎は地面の中にあって、外に出ている長い雁首は花柄で、その先に
ピンクがかった花を咲かせます。
弱々しく見える草ですが、焼酎漬けにして飲むと強壮、強精に効果
があるそうです。
俳句に「咲くといふものにはあらぬきせる草 森田公司」と詠まれ
ています。
・ハマウツボ科ナンバンギセル属の1年草
▼「イラスト」と説明文は下記からどうぞ。
http://toki.moo.jp/merumaga/yamatabi/yamatabi08.html
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- 2016年09月17日
- 山歩き
山のはがき絵「高山植物・タカネグンナイフウロ」
高山植物・タカネグンナイフウロ
タカネグンナイフウロは高山の草原などに生え、枝分かれした先に
紅い紫っぽい花を咲かせています。
茎は真っ直ぐに立ち、高さ50センチくらい。下の方の葉は長い柄
があり、裏面には毛がビッシリと生え、茎や葉柄にも生えています。
葉は大形で、手のひらのように5つから7つに裂けています。裂け
た1つ1つの指?(裂片)がまた浅く裂けていて、その小裂片には
ギザギザ(鋸歯)があります。
7月から8月ごろ、茎の上部で枝分かれし、その先に、散房花序(さ
んぼうかじょ)になって大きめな紫紅色の5弁花をつけます。
タカネグンナイフウロ(高嶺郡内風露)はグンナイフウロの高山型。
母種(淡紅色)に比べて花の色が濃い紅紫色で、背丈はやや低く、
葉裏のおもに葉脈の上に毛があります。
郡内とは山梨県の東部の郡内地方(都留市付近)のことだそうです。
・フウロソウ科フウロソウ属の多年草。
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- 2016年09月15日
- 山歩き
山のはがき絵「房総高宕山・頼朝と天狗面」
房総高宕山・頼朝と天狗面
房総の高宕山は九十九谷、丹沢、富士山も望める360度の展望。狭
い山頂の岩峰には小さな石祠とふたつの鉄釜がさびて穴があいて置
かれています。
祠は雨をつかさどる神・高オカミ神をまつる清滝神社。この山は雨
乞いの山として有名で、釜にたまった雨水を竹の筒に入れて村に持
ち帰り、田畑にまくと不思議に雨が降り出すという。
高宕山の「宕」は、洞のことで、山の名は高くて洞窟のある山のこ
とだとも、房総の山のなかでも高い山で、京都にある愛宕山にちな
んだものだともいいます。
たしかに山頂直下には深くえぐられたような洞窟があり、そこに食
い込むように観音堂が建ち、堂の中の柱に京都・高宕山の象徴にな
っている天狗の面がかかっています。
その昔源頼朝が小田原の石橋山の戦いで房総に逃れ、源氏の再興と
武運長久を祈って籠もったところだといいます。
・千葉県富津市と君津市との境。
▼「イラスト」と説明文をどうぞ↓
http://toki.moo.jp/merumaga/uusangac/uusangac06.html
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- 2016年08月30日
- 山歩き
山のはがき絵「高山植物・コバイケイソウ」
高山植物・コバイケイソウ
高山植物でおなじみのコバイケイソウ。深山や高山帯の残雪のまわ
りのやや湿った草地などに多く生え、山を歩く人たちにはおなじみ
です。
高さは1mくらい。葉は、バイケイソウより丸い感じで、太い茎を
抱くように互生(互い違いに生やす)しています。
7月ごろ、複総状花序(総状花序とは中心に1本の軸があり、そこ
から出た複数の枝がそれぞれ花になる)に小型の白い花をビッシリ
と咲かせます。
茎や葉ともにバイケイソウに似ていますが、花は白く穂が大きい。
花が集まった花穂をみるとこちらの方が立派で、コバイケイソウと
呼ぶのはかわいそうな気がします。
花がない時にバイケイソウと見わけるには、葉の裏の毛の状態をみ
るのが分かりやすいという。
コバイケイソウの葉の裏は毛がないか、葉脈の上にかたい小さな突
起がならんでいるそうです。
・ユリ科シュロウソウ属の多年草。
▼「イラスト」と説明文をどうぞ↓
http://toki.moo.jp/merumaga/uusangac/uusangac05.html
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- 2016年08月29日
- 山歩き