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「北ア立山・神のお使いライチョウを食っていた登山者」


【概略文】
 山で人気者のライチョウは、普段はハイマ
ツの中にいて、雷がなるような時や、霧がか
かってきた時などに親子づれで出てきてイネ
科の植物の実をついばんでいます。北アルプ
ス立山ではライチョウを立山の神の眷属とし
て大事にしていたそうです。加賀藩代々の藩
主はとくにライチョウを大事にしていたとい
う。

 江戸時代初期の1648年(慶安元)、加賀藩
三代藩主前田利常は立山一帯の「来鳥花松硫
黄」のなどを盗むものがないよう見回ること
を命じています。十一代藩主の前田治脩も17
88年(天明8)、絵師の梅田陳和斎久栄を立
山に登らせライチョウを写生させています。

 「来鳥図会」(栗山文集)によれば、その
ライチョウの絵につけた、漢学者の柴野栗山
という人の解説文に、「僅カモ山ヲ離ルレバ、
スナハチオツ」との記述があり、飼育が不可
能のことを知っていたようです。立山を信仰
する人たちはライチョウの姿を刻んだ版画を
火防のお守りに頒布したという。

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(作者プロフィール:とよだ時で検索を)

▼【おもしろ山と田園の本】
https://toki.moo.jp/cd-mihon/cd-mihon.html
・01『新・丹沢山ものがたり』
・02『伝承と神話の百名山』
・03『全国の山・天狗ばなし』
・04『山の神々いらすと紀行』
・05『続・山の神々いらすと紀行』
・06『ふるさとの神々何でも事典』
・07『続・ふるさとの神々何でも事典』
・08『家庭行事なんでも事典』
・09『健康(クスリになる)野菜と果物』
・10『ひとの一生なんでも事典』
・11『ふるさと祭事記(歳時記)』
・12『野の本・山の本』

…………………
▼【山の神仏や天狗と出会う山旅】▼
山渓電子書籍『日本百霊山』(山と渓谷社)
★ヤマケイ『日本百霊山』ホームページ
https://www.yamakei.co.jp/products/2816120561.html
(山の伝説伝承神話のはなし)
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「奥秩父・金峰山には山男住んでいた?」


「奥秩父・金峰山には山男住んでいた?」

【概略文】
 金峰山頂にはが18mもある五丈岩があり遠
くからでも目立ちます。金峰山は農耕の神の
山として村人の信仰が厚く、かつては北麓長
野県側にはお寺がたくさんあったといいま
す。
 この山に大きな山男が出るというのです。
江戸後期の紀行本『遠山奇談』に、金峰山に
は山夫(やまおとこ)がいて、人間の3倍も
の大きさで、乱れ髪が腰までのびているとの
こと。
 若いのは髪の毛が赤黒く、白けて艶がない
のは歳のとったものらしい。ある時他国から
盗賊たちがここに来て隠れすんでいたが、山
夫につかまり連れて行かれた。残った3人が
麓に逃げてきて取り押さえられました。
 役人に引き渡されそのまま江戸へ送られた
といいます。だから「必此山へは行べからず
と、おしとゞめける故、やめけり」とありま
す。昔は得体の知れない何かいたのでしょう
か。
・山梨県甲府市と長野県川上村との境

【説明本文】をどうぞ。
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▼山の軽口ばなし


「秩父城峰山・将門とお猫さま」

【概略】
 天慶の乱で平将門が城峰山に陣を張り城を
築くと、秀郷はいまの吉田小学校辺りに陣を
張り、将門軍とにらみあいがつづきます。

 ある日、秀郷が椋神社に参拝し将門の捕獲
を祈願。すると城峰山にネズミの大群が発生、
鎧など武具のひもを噛み切り使用不能に。将
門は捕らえられます。

 ところが同じ姿形の影武者がぞろぞろ出
現、どれが本物か分かりません。しかし将門
の愛妾、桔梗の証言で正体が発覚。将門は「桔
梗あれども花咲くな」と言い残し首をはねら
れたという。以来、城峰山ではキキョウの花
は咲かないといいます。

 山頂直下城峰神社のこま犬は赤い口に金色
の目。それより面白いのはお犬さまのうしろ
にある「お猫さま」。愛嬌のある表情でハイ
カーを迎えてくれます。

 お猫さまは十一面観音の眷属。十一面観音
は平将門の守り本尊と聞けば合点がいきま
す。
・埼玉県神川町と皆野町、秩父市との境

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▼山の軽口ばなし「富士山頂の火口はふたつあった?」


「富士山頂の火口はふたつあった?」

【概略】
 富士山に関する最初の文書は、平安時代の
「富士山記」。それには「頂上に平地あり。
広さ一里許り。其の頂の中央は窪み下りて状
甑(こしき)の如し。甑の中に神池あり、池
の中に大石あり、石体甚だ奇にして宛も虎の
蹲(うずく)まれるが如し。亦其の甑の中に
は常に蒸し出づる気あり。其の色純青なり。
其の甑の底をのぞけば湯の沸きのぼるが如
く、其の遠くより之を望めば常に煙火を見る」
とあります。

 富士山頂上の火口には神の池があるとしな
がら、また煙火が見えると、矛盾したことが
書かれています。それは富士山には火口がふ
たつあったからだという。ひとつは大内院で、
私たちにもおなじみのもの。もうひとつは小
内院で、その北北西にあり、いまは埋もれて
しまい窪地になっています。この片方は古い
火口で水が貯まっていて、もう一方が噴煙を
あげていたのではないかという。
・山梨県と静岡県の境。

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▼山の軽口ばなし「奈良県大峰山・女人禁制の山に登った女性」


「奈良県大峰山・女人禁制の山に登った女性」


【概略】
 いまだに女人禁制のしきたりを守り続ける
紀伊大峰山山上ヶ岳。時どき、解禁の時期に
ついて話題になります。しかし、「日本百名
山」を完登した女性は多い。それもそのはず、
以前から登っている女性はいるという。

 記録にあるだけでも、「昭和12年(1937)
9月と11月の2回女性を伴い登山決行」な
どの記事が1951年(昭和26)の「山と渓谷」
誌に掲載しています。

 牧田満政氏の記録によれば、それ以外にも
相当数いるという。「今更登山の見地からな
らば、女性登山など問題じゃない…ただし、
その入山は総て開山期以外、もしくは、行者
路以外。

 開山期に無理に女性が押し入ろうとすれ
ば、頑迷固陋(ころう)の地元民の性格を知
らないで無理強いするのは無謀であり、傷害
事件に発展する可能性もある」との現地山岳
会主宰者からの手紙を披露しています。
・奈良県天川村

【説明本文】をどうぞ。
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