「山・花・峠の伝説民俗」丹沢・夜の大倉尾根と富士山
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▼きょうの話題(018)
某月某日(日曜日 天気:晴れ)
「丹沢・夜の大倉尾根と富士山」
昔塔ノ岳には大岩があり、坊さんがお勤めをしているような形だっ
たので、村人の信仰の対象になったという。
お搭には拘留尊仏をまつり、雨乞いの神になっていましたが、関東
大震災で北西側の大金沢の谷底に音をたててころがり落ちた。山の
名はこの「塔」からきているという。
最近はやる人も少なくなったが、夜中に登山口を登りはじめ、山頂
で日の出を見て、そのまま縦走するのを「カモシカ山行」といって
います。
7月のある夜、懐中電灯を頼りに登りはじめました。秦野の夜景が
美しい。
山頂を前にしたころ、左手の空中にうごめく電灯の列が空中に浮か
んでいます。
富士山に夜中に登る人のための照明と懐中電灯の光です。まあ、こ
の世間が寝静まっているときに……。
まるで「百鬼夜行」の行列を見ているようだといった後で、自分た
ちは何だと笑いあいました。
・神奈川県秦野市堀山下集落大倉地区大倉尾根。
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「山・花・峠の伝説民俗」奥多摩・稲村山の神サマ
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▼きょうの話題(017)
某月某日(日曜日 天気:晴れのち雷)
「奥多摩・稲村山の神サマ」
山を歩いていると胃腸の働きが活発になるのかお腹が張って困るこ
とがあります。
奥多摩・日原地区西方にそそり立つ稲村岩は車道を歩いていてもよ
く目立ちます。
鷹巣山への登山道を右に分け登っていくと、稲村山神社の祠がふた
つならんでいます。
岩が突っ立ったような形が稲ワラを束ねたようなので、昔はイナグ
ラ(稲座)と呼んでいたそうです。
7月の暑い日、鷹ノ巣山を目指す途中、道の分岐にザックを置いて、
稲村山神社に立ち寄りスケッチしました。
さあ、帰ろうと立ち上がったとたん、思わずシツレイを。先ほどか
らお腹の調子が具合が悪いのが気にかかっていました。
あわててサイ銭をあげて逃げるように退散しました。
鷹ノ巣山山頂をすぎるあたりからおかしくなった雲行きはとうとう
怒りくるう大雷になってしまいました。
ガラガラガラッとなる怒り狂う雷鳴、篠突く土砂降りの雨の中、ほ
うほうのていで逃げ帰りました。神サマほんとうにゴメンナサイ。
・東京都西多摩郡奥多摩町。JR青梅線奥多摩町駅からバス、東日
原停留所下車 歩いて1時間で稲村岩
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「山・花・峠の伝説民俗」山梨県・黒川鶏冠山ニワトリ神社
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▼きょうの話題(016)
某月某日(火曜日 天気:晴れ)
「山梨県・黒川鶏冠山ニワトリ神社」
山梨県大菩薩の北側にある黒川鶏冠山はニワトリの山。
東側の同県丹波山村から見ると、山なみの上に黒川鶏冠山の山頂が
三つきわだってでています。
まるでトサカのように見えるのでその名があるのだそうです。
山頂には鶏冠山神社奥ノ院(黒川権現)があり、かつては黄金の神
鏡が奉納されていたと伝えられます。
その直下、黒川谷には武田信玄(武田家)の隠し金鉱跡があります。
金鉱掘りの人夫やの他諸々の人たち、遊女たちまでが住み着いて家
並みがならび、一時は黒川千軒といわれるほどの栄えようだったと
いう。
しかし次第に金鉱もつきて出なくなり閉山に追い込まれます。
そのとき口封じのため一緒にいた遊女数十人もの女性を谷底につき
落としたといい、「オイラン淵」という地名が残っています。
3月末の暖かい日。神社は昭和43年に建て直され、古い社がころ
がっています。
南アルプスなどの展望がよい。ポカポカとそそぐ太陽、広場に寝こ
ろがっていたらついウトウトしてしまいました。
・山梨県甲州市塩山(旧塩山市)
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「山・花・峠の伝説民俗」山梨県・乾徳山の大権現
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▼きょうの話題(015)
某月某日(日曜日 天気:晴れ)
「山梨県・乾徳山の大権現」
奥秩父の前衛・山梨県の乾徳山は山頂部が大岩峰になっています。
大きなクサリを利用してのスリルある登り降りに、登山者の歓声が
あがります。
登りきるとさえぎるものがなく、360度の展望が得られます。
山頂は岩が積み重なっていて、そこに乾徳山大権現の奥宮の石祠が
建っています。
南北朝時代、禅僧・夢窓(むそう)国師が乾徳山頂上直下の洞くつ
で修行し、一夏(いちげ)面壁し、座禅を組んだといわれています。
ふもとの三富村徳和集落に乾徳山大権現の里宮があります。
この山もかつては女人禁制で、明治中頃まで女性は奥宮に行くのは
許されなかったといいます。
2月のある日、クサリにつかまり山頂へ登ります。ことしは雪が少
ないという。
それでも山頂は凍てつく寒さ。その雪と岩の中に昭和26年に建て
直したらしい銘のあるホコラ。
すばらしい展望に、吹きすさぶ寒風をしばし忘れ見とれます。
乾徳山の名は、夢窓国師が開いた山麓の恵林寺の山号乾徳山からと
ったものといいます。
・山梨県山梨市三富(旧東山梨郡三富村)。
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「山・花・峠の伝説民俗」房総・鋸山系水仙ピーク
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▼きょうの話題(014)
某月某日(日曜日 天気:晴れ)
「房総・鋸山系水仙ピーク」
房総の鋸山から続く尾根縦走コースを5時間あまり、ピーク315(い
まは嵯峨山と命名)の手前に、南斜面一面スイセンが群生し、咲き
乱れているピークがあります。
1月初旬がちょうど見ごろで、地元の山ヤたちに、「水仙ピーク」
と親しまれている所。
その昔、花園天皇(鎌倉時代後期)の姫が、台頭する武士から逃れ
るため、京都から船出。しかし、黒潮にのってしまい、はるばる房
州・和田浦に流れついたという。
そのとき姫が持ってきたスイセンが村人にわたり県内に広がって有
名な房州のスイセンなったという。
内房鋸山付近、保田地区に特に多く、江戸中期からこれをとって売
っていたという記録があります。
水仙ピークのそばには富士嶽神社の石碑が鎮座まします。富士山を
信仰する富士講の講中が建立したもので、「山」のマークの下に「水」
の文字があります。
これは数ある富士講中それぞれ持っているマーク。地元の人たちが
お参りに来るのか花が供えられています。里山ブームの現在は団体
で訪れるというから驚きです。
・千葉県安房郡鋸南町。
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