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神社階段の上り下り

近所の神社境内の大木が、空洞ができて台風の時など危ないという
ので先月のはじめ、枝を伐採しました。

太い枝を切り落とすため、階段の手すりを壊して当分の間通せんぼ。
30数年続けていた運動不足解消の階段上り下りも中止です。

そのせいか、最近気分が盛り上がらず、どうも元気が出ません。体
重も増えてきたようです。

ところがこのほどやっと通れるようになったのです。早速出かけ、
1ヶ月ぶりのトレーニングに気分もスカッ。

どこかの首相じゃないけれどまさに「水を得たドジョウ?」のよう
になりました。

やはり生活のサイクルを変えるのはよくないようです。感謝感謝の
鎮守さまです。

考えてみればこの神社にはお世話になりっぱなし。少しは恩返しを
しなければ。管理人の方に階段の掃除を約束しました。つづいて「き
ょうの山の話」をどうぞ。


▼きょうの話題「山・花・峠の伝説民俗」(416)をどうぞ。
下方から【本文】イラスト・データへリンクしています。
某月某日(月曜日 天気:快晴)
「北ア・五色ヶ原と佐々成政の埋蔵金」

有名な富山城主・佐々成政の真冬の立山越え。冬の立山はきびしく、
1ヶ月後信州野口村大出についたときは遭難寸前。

立山越えのコースは一般的に、立山・常願寺川・ザラ峠・五色ヶ原
・黒部川の平・針ノ木峠・野口村のルートとされています。

成政が秀吉に降伏したのは翌天正13年。成政はその直前に家臣に軍
資金を黒部の山中に埋めさせたという。

この埋蔵金探しは最近まで続けられたという。ある年の8月、ザラ
峠を越え、五色ヶ原でテントを張りました。

なるほどザラ峠には荒廃してはいますが、常願寺川方面への道もあ
ります。五色ヶ原は池塘と残雪、高山植物の花で埋まっています。

新婚さんらしい2人が、近くのヒュッテに泊まっているのか、素肌
をまっ赤に日焼けして雪遊びをしていました。お互い、いい持代に
生まれました。
・富山県富山市と立山町との境

詳細【本文】、イラスト、データをどうぞ。
http://tokipro.syuriken.jp/blog-denmin/blog-denmin.html

▼きょうの話題(終わり)

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柳田國男「ならぬ柿の木」

わが家に「甲州百目」という大きな渋柿のなる木があります。それ
とは別に甘柿の富有柿があるのですが、植えてから一度も実がなり
ません。

昔は、実のならない柿の木は神聖視されていたといいます。「今昔
物語」にも出てきて、柳田國男も「不幸なる芸術」の中で触れてい
ます。

そうか、それなら大事にしてみようか。てなわけで、狭い庭に10
数年邪魔もの扱いもしないで見守ってきました。

それがことしからなりはじめてしまったのです。なんだなってしま
えばただの柿の木。神秘でも何でもありません。

なぜかがっかりしながら食べてみると、ん!いけるっ。これうまい
じゃん。

それからは根もとをきれいにして、肥料をやってみようなどと話が
変わりました。やはり「食べる話」が優先ですね。

▼きょうの話題「山・花・峠の伝説民俗」(415)をどうぞ。
下方から【本文】イラスト・データへリンクしています。
某月某日(金曜日 天気:晴れ)
「奥秩父・金峰山のお宮」

江戸中期の儒学者荻生徂徠の「峡中紀行」に、奥秩父金峰山山頂は
黄金の地だとあります。

西麓には金山という地区もあり、武田氏時代の金の採掘場所ともい
い、金鉱にかかわるため金峰山の名がついたという。

天文年間以降、長野県側川上村も武田氏の領有になりました。村内
にも金山があって、ここでも武田信玄の命令で金を採掘したといわ
れます。

山頂の五丈岩のわきを南(山梨県側)にまわり込むと、ちょっとし
た広場があり壊れかけた石祠と石灯篭が建っています。

甲府市、山梨市、牧丘町などにある金桜神社の山宮(本宮)ですが
いまはすっかり荒れ果てています。

かつて山宮には金製の大黒天がまつられていましたが、江戸も末期
の慶応年間に盗難にあい、さらに放火され山宮は焼失していまった
ということです。
・山梨県甲府市と長野県川上村との境

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▼きょうの話題(終わり)

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相手に手を合わす

みなさんこんにちは。山の(漫)画の【とよた時】です。

先日までの夏の暑さはどこへやら。千葉県市川市は、肌寒いくらい
の朝です。

ここ十数年、お寺主催のはがき絵教室に関わり、また40数年間山
の伝説地を探訪のため山中を徘徊。

さらに山岳宗教、天狗などの関係書を紐解いていると、なんとなく
仏心というか、ものを見る目が変わってきたような気がします。

人様との間にもちょっと距離をとるというか、離れた見方ができる
ようになりました。また人に向かって手を合わせるということはか
なり自分の気持ちも切り替わります。

あいさつの時、別れる時、ちょっと手を合わすことができるように
なったのです。手を合わすことはわだかまりをなくして、相手を許
す意味もあり、心はすっきりします。

しかし、相手にはどんな風に見えるのでしょうか。きっとへんな奴
だと思っているに違いありませんネ。

つづいて、きょうの話題(047)をどうぞ。
下方から【本文】イラスト・データへリンクしています。

某月某日(日曜日 天気:晴れ)
「奥多摩石尾根・山小屋のブランコ」

雲取山山頂から東南にのびる石尾根。登山者たちはこの長い尾根を
奥多摩駅まで歩きます。

雲取山から30分のところ七ッ石山近くにある奥多摩町営の山小屋の
前には以前はブランコがあって、登山者が雲取山からの通りすがり
に一息つくのに絶好のところ。よくブーラブラと遊んでいます。

1月、石尾根は一面の雪が太陽に光ってまぶしいくらいです。こわ
れかかった風車をまわしながらブランコ遊びをします。

うしろで同行者が、シャベルで小屋の玄関まで雪道をつくっている
小屋番の人に話しかけました。

当時の小屋番氏、答えもせずいきなり「じゃま、じやま」と手で追
い払うしぐさをしました。

「何という無愛想な!」たちまち口ゲンカが始まりました。こんな
雄大な景色の中でも人間は仕方のないものです。遠く雪をかぶった富士山が笑っていました。
・東京都西多摩郡奥多摩町と山梨県北都留郡丹波山村の境。

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▼きょうの話題(044)終わり

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山・花・峠の伝説民俗「奥多摩・高水三山青渭神社」

みなさんこんにちは。山の(漫)画の【とよた時】です。

きのうから日本漫画展が銀座ではじまりました。自由作品と課題作
品があり、課題の方は「原発」だとか。

しかし、想像の世界をこねくり回すのは私はどうも苦手。相変わら
ず山岳ものを2点出品してあります。

いま、ホームページ、メルマガ、ブログ、ツイッターなどITの時
代にあちこちで展覧会が行われています。

そんなに皆さん、原画が見たいのでしょうか。それとも一種のお祭
り??

きょうの話題(045)をどうぞ。
下方から【本文】イラスト・データへリンクしています。

某月某日(水曜日 天気:晴れ)
「奥多摩・高水三山青渭神社」

JR青梅線の御獄駅北方に高水山・岩茸石山、それに惣岳山のあわ
せて高水三山があります。惣岳山山頂には青渭神社がまつられ、社
殿のまわりは金網がはりめぐらされています。

延喜式内の社というから平安時代から続く、格式のある神社だそう
な。大国主命をまつり、ふもとの横尾子(よこおす)地区に拝殿が
あります。

ある年の1月のことでした。子どもたちを連れて棒ノ折山から岩茸
石山経由で惣岳山の神社につきました。天が抜けるような快晴です。

適当に雪があり、楽しい山道です。神社の前でコンロを出してお茶
をわかします。1月というのに日溜まりは暑いくらいの陽気です。

真冬とはいえ、結構お天道さまの光が強い。まわりの木々を見なが
ら、すわる場所を太陽の動きに合わせて木陰、木陰へと移動するほ
どでした。
・東京都青梅市と東京都西多摩郡奥多摩町との境

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▼きょうの話題(044)終わり

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山・花・峠の伝説民俗「北ア・蝶ヶ岳缶ビールの手洗い」

みなさんこんにちは。山の(漫)画の【とよた時】です。

千葉県市川市は、きょうもどんよりはっきりしない天気です。本来
なら本格的な夏空が広がる7月下旬ですが、梅雨前線が上空にどっ
かり居座っているという。

局地的に大雨も降っているようです。今年の夏はどうなっているの
でしょう。

ニイニイゼミやアブラゼミ、ヒグラシの鳴き声も聞きましたがみん
などうしているのでしょうか。


きょうの話題(044)をどうぞ。
下方から【本文】イラスト・データへリンクしています。

某月某日(金曜日 天気:晴れ)
「北ア・蝶ヶ岳缶ビールの手洗い」

4月中旬から6月中旬、蝶ヶ岳の残雪が羽を広げる蝶の形に浮き出
ます。この雪形は250m位で形模様がガのオオミズアオに似てい
ます。

美しいですがガは嫌いだという人も多く、高山チョウの一種のミヤ
マモンキチョウということにしています。

昔は胴体にあたる部分の雪が消えると苗代の種まきをしたという。

8月半ば、ゴツゴツとした岩ばかりの穂高連峰と比べ、蝶ヶ岳はや
さしい山容。ゆったりのんびりムード。

草原にねころび、きのう奥穂で痛めた左ヒザを伸ばします。槍ヶ岳
に向けて山小屋の荷物を運ぶヘリコプターが忙しい。

蝶ヶ岳の山小屋も水は天水がたよりです。とつぜん「もったいなー
い」との声。

ふりかえると、泥だらけに汚れた手をカンビールで洗っている人が
います。山ではビールより水の方が大切な時もあるんですね。
・長野県松本市安曇(旧南安曇郡安曇村)と長野県安曇野市堀金(旧南安曇郡堀金村)との境。

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