「奥武蔵・源義経の母・常盤御前」
【概略文】
埼玉県奥武蔵の入口に多峯主山(とうのす
やま)があります。江戸時代中期に経文を書
いた石を埋めたという経塚や、上州沼田藩主
黒田直邦の大名墓があるという。また「雨乞
いの池」だとされる湿地帯にある池から多峯
主山に登る坂は見返り坂といい、源義経の母
・常盤御前がこの山に登ったとき、その景観
のよさに後を振り返りながら登ったことによ
ると現地の看板にあります。
この見返り坂に、植物学者・故牧野富太郎
博士が発見、命名したハンノウザサ(飯能笹)
の植生があります。「この笹は、アズマザサ
の仲間で、一見普通の笹のように見えるが、
幹の色、枝の出方などに特色がある。古くか
らこの地にのみ限られて生えている」との意
味の説明があります。
現在この種はアズマザサと同一種と考えら
れておりこちらの名を使い、ハンノウザサの
名は図鑑にも見あたりません。しかし、研究
者によってはハンノウザサの命名の方が早い
ということから「ハンノウザサ」の名を使う
人もいるそうです。
・埼玉県飯能市
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- 2024年09月13日
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奥武蔵・武甲山の松と藤(2)
【説明概略】
その昔、武甲山には山姥が住ん
でいて、ふもとの子どもを食べて
いたといいます。ある時、山で女
の子を遊ばせていた母親が、ほん
の少し目を離したすきに、女の子
の姿がフッと消えてしまいまし
た。
驚いた母親は、あちこち捜し回
りましたが、どうしても見つかり
ません。母親はうろたえて泣くば
かり。そこへ旅の僧が通りかかり、
「山姥の仕業に違いない」と武甲
山山頂に登り、17日間(27日間と
もいう)一心に祈願をしました。
山姥は法力に勝てず、たまらず
魔術を失って姿をあらわしまし
た。こうして子どもは母親のもと
に戻りました。山姥は、松の木に
藤づるで縛りつけられてしまいま
した。
この僧こそ全国行脚中の行基菩
薩だったのです。行基にさとされ
た山姥は、いままでの罪を悔い、
2度と里人を襲わない証(あかし)
として、自分の歯を抜いて僧に渡
しました。
しかし、山姥は悔しまぎれに「こ
の山に松と藤は絶えろ」と怒鳴っ
て息が絶えたという。それからは
武甲山には松と藤はなくなってし
まったということです。
・埼玉県秩父市と横瀬町
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- 2024年06月15日
- 未選択
「奥武蔵・武甲山のマツとフジ(1)」
【概略】
武甲山の7合目から上にはマツとフジは育
たないという伝説があります。それにはこの
あたりの領主畠山重忠(鎌倉初期の武士)に
からんでいます。
武甲山には日本武尊が東征の時、戦勝を祈
願して甲を埋めて建てたといわれる祠があり
ます。かつて重忠と梶原景時(重忠を謀反の
罪を着せようとした人物)が、山頂の祠がど
っち向きかについて激論したことがありまし
た。
重忠は南向きだといい、景時は北向きだと
いい張ります。それではというので山頂に登
ってみたところ、重忠がいうとおり南向きで
した。負けた梶原景時はその罰として、生え
ていたマツの木にフジの蔓できつく縛られた
という。
くやしがった景時は「これからはこの山に
マツとフジは生えるな!」と呪ったというの
です。それからというもの武甲山にはマツと
フジが生えなくなったといいます。ふもとの
横瀬地区の村人も本当にマツとフジは1本も
ないという話です。祠の向きは大事なものな
んでしょうね。
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・01『新・丹沢山ものがたり』
・02『伝承と神話の百名山』
・03『全国の山・天狗ばなし』
・04『山の神々いらすと紀行』
・05『続・山の神々いらすと紀行』
・06『ふるさとの神々何でも事典』
・07『続・ふるさとの神々何でも事典』
・08『家庭行事なんでも事典』
・09『健康(クスリになる)野菜と果物』
・10『ひとの一生なんでも事典』
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(山の伝説伝承神話のはなし)
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- 2024年06月04日
- 未選択
▼伝承と神話の百名山「青森県・八甲田山」
「青森県・八甲田山」
【説明概略】
青森県の八甲田山といえば、明治35年(19
02)の凍死者197名、「雪中行軍」の悲劇が有
名です。この事件を主題として、作家・新田
次郎が『八甲田山死の彷徨』を書きました。
1977年(昭和52)にはこれが映画化されます。
そのテレビコマーシャルの「天は我らを見放
した」は流行語にもなりました。
八甲田山は、十和田湖と青森市の中間にそ
びえる山塊の総称で、北八甲田連峰と南八甲
田連峰に分かれますが、普通八甲田山といえ
ば、北八甲田山群をさすという。8つの峰と、
低地に発達する高層湿原、池塘を田とみなし
て「神の田」、「耕田」、「高田」から八甲田、
甲(かぶと)などの説もあります。
東岳と八甲田山が山争いで八甲田は東岳の
首をはねました。首は西に飛んで行き、岩木
山の肩のコブになった。それで東岳の山頂が
平らだという。また「八」は、萢(やち・谷
地)で、湿原をさす言葉だとするものもあり
ます。青森県。
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▼【おもしろ山と田園の本】
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・01『新・丹沢山ものがたり』
・02『伝承と神話の百名山』
・03『全国の山・天狗ばなし』
・04『山の神々いらすと紀行』
・05『続・山の神々いらすと紀行』
・06『ふるさとの神々何でも事典』
・07『続・ふるさとの神々何でも事典』
・08『家庭行事なんでも事典』
・09『健康(クスリになる)野菜と果物』
・10『ひとの一生なんでも事典』
・11『ふるさと祭事記(歳時記)』
・12『野の本・山の本』
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▼【山の神仏や天狗と出会う山旅】▼
ヤマケイ新書『日本百霊山』(山と渓谷社)
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- 2024年02月14日
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▼山の楽しみもうひとつ「北ア針ノ木峠・松本の遊女ものがたり」
「北ア針ノ木峠・松本の遊女ものがたり」
【説明概略】
針木岳の名は針ノ木峠からきており、
後でつけた名だといます。
この山を越中側では地蔵岳と
呼んでいました。
それは峠道にあった
遊女を弔う地蔵尊にちなむといいます。
昔、松本の地に
雛菊という遊女がいました。
そこへ越中の若者があらわれ、
二人は恋に落ちました。
しかし若者は病気になり
「故郷の親に知らせてくれ」と
言い残し息を引き取ります。
遊女は大町の知り合いの若者の
案内で越中へ行くため、
峠へ向かいました。
やがて雨が雪に変わり
次第に深く積もりだします。
二人は必死に歩き続けますが
いつか道に迷い、若者は谷底に滑落。
ひとり残った雛菊は
なすすべもなくついに
雪の峠に散ったといいます。
それを知った村人は
小さな地蔵を建てたという。
ある夏、雪渓を登り針ノ木峠へ。
無駄とは思いましたが
地蔵を探しますが見あたりません。
針木岳でもはやり同じ、
大昔の話ですからネ。
・長野県大町市と富山県立山町
【説明本文】をどうぞ。
https://toki.moo.jp/mail-maga/gate-mail/gate09.html
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▼【おもしろ山と田園の本】
・01『新・丹沢山ものがたり』
山と渓谷社刊の続編。
・02『伝承と神話の百名山』
百名山の神話伝説
・03『全国の山・天狗ばなし』
山の妖怪天狗とはなんだ?
・04『山の神々いらすと紀行』
東京新聞出版局(旧岳人)刊。
・05『続・山の神々いらすと紀行』
上記の続編。
・06『ふるさとの神々何でも事典』
いなかのへんな神さまたち
・07『続・ふるさとの神々何でも事典』
旧富民協会(毎日新聞内)の続編。
・08『家庭行事なんでも事典』
大切にしたい家庭の行事
・09『健康(クスリになる)野菜と果物』
主婦と生活社刊を改題
・10『ひとの一生なんでも事典』
何のためにある通過儀礼
・11『ふるさと祭事記(歳時記)』
なつかしいふるさとの行事
・12『野の本・山の本』
「子供の科学」誌連載をまとめて出版
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▼【山の神仏や天狗と出会う山旅】▼
ヤマケイ新書『日本百霊山』(山と渓谷社)
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- 2024年01月28日
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