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「奈良県吉野・奥千本の西行庵」



「奈良県吉野・奥千本の西行庵」

【概略】
 あまりにも有名な吉野のサクラ。そのサクラに惹かれ、
文人墨客がたくさん訪れています。西行法師もそのひと
り。「吉野山こずゑの花を見し日より心は身にもそはず
なりにき」。俗世間を離れて庵を結び3年間、歌をたく
さん残しています。その西行庵が奥千本にあります。

 庵の屋根には雑草が生え、いかにも当時のたたずまい
を彷彿とさせます。近くの「苔清水」はいまでも人の生
活に十分な水量を保っています。「とくとくと落つる岩
間の苔清水汲みほすまでもなきすみかかな」(読み人知
らず)と詠んだ人もいたそうです。余談ながら、この歌
もかつては西行の歌と思われていたそうです。

 西行庵は平地の開かれた気持ちのいい場所にありま
す。前に整備された東屋も建っています。西行といえば
妻子を捨てて出家したお人。かわいい娘を出家の邪魔に
なると足蹴にしたという伝説まであります。出家の動機
は天皇の后に思いを寄せてしまい、どうにもならなかっ
たのも原因とか。
・奈良県吉野町

【説明本文】
https://toki.moo.jp/mail-maga/gate-mail/gate01.html

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ほか

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▼【山の神仏や天狗と出会う山旅】▼
ヤマケイ新書『日本百霊山』(山と渓谷社)
★ヤマケイ『日本百霊山』ホームページ
https://www.yamakei.co.jp/products/2816120561.html
(山の伝説伝承神話のはなし)
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「秩父・宝登山(ほとさん)と巨人伝説」


「秩父・宝登山(ほとさん)と巨人伝説」

【概略文】
 宝登山は、497mと標高は低いが、
山頂のロウバイ園は
花の時期になると見事。
宝登山は火止山(ほとさん)の
意味でその昔、
日本武尊(やまとたけるのみこと
・『日本書紀』の表記)が
この山で火事にあったが山犬が現れ、
火を消したという伝説に
由来しているとか。

 宝登山神社奥社には
山犬のこま犬が建っています。
このあたりは伝説の巨人
デエダン坊の活躍した地帯。
ある日デエダン坊は、
片方のもっこに宝登山を、
もう片方に武甲山を入れて、
尾田藤の長尾根を
てんびん棒にして
担いで歩いていたという。

 ところがあまりの重さのため
もっこが破れ、両方の山とも
地面に叩き落ちてしまいました。
武甲山は固かったため
そのまま残りました。

 しかし、宝登山を入れたもっこは
落ちたとき割れて、宝登山と
簑山に分かれてしまいました。

 傾き落ちたてんびん棒は
次第に木が生えていまの長尾根の山に
なって残っているという
デッカイ話です。

【説明本文】
https://toki.moo.jp/mail-maga/gate-mail/gate10.html

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「富士山・一合二合三合と数えるわけ」


「富士山・一合二合三合と数えるわけ」。

【概略文】
 富士山など、山の高さを一合、二合と数えます。でも
どうしてそう呼ぶのか不思議ですね。第6代孝安天皇92
年というから、『日本書紀』の記述から西暦になおすと、
紀元前301年にあたる6月のある日、富士山が突然現れ
たというのです。

 雲霞が飛び来たって聚(あつ)まり、穀物を盛ったよ
うな形にできあがったというのです。そのため富士山の
異名を「穀聚山」というのだそうです。またその高さを
計るのに穀物を計る単位を使い、富士山頂までを一斗と
見なし、下から一合、二合、三合……と数えました。

 そしてそれぞれに地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天
上・声聞・縁覚・菩薩・仏と、仏教でいう「十界」とい
うものをあてたのだそうです。

 さらに一合、二合は十佳の因果、三合、四合は十行の
因果、五合、六合は十回向の因果、七合、八合は十地の
因果、九合、十合は等覚位の因果を表しているのだとい
う。なんとも難しい話に迷い込んでしまいました。(『富
士山縁起』ほか)

▼【説明本文】
https://toki.moo.jp/mail-maga/gate-mail/gate09.html

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山の炉端ばなし「奥多摩・鷹ノ巣山の熊」


「奥多摩・鷹ノ巣山の熊」

【説明概略】
 鷹ノ巣山付近一帯は御巣鷹山といい、江戸時代、鷹の幼鳥を育成、
保護。幕府に献上したという。ある年の9月、お月見山行をした時
のこと。

 3時間近くも登りヒルメシグイノタワを過ぎるあたり、突然ボキ
ッと木の折れる音がし、黒い固まりが落ちてきました。そしてクマ
ザサの中でこちらの様子を伺っている気配。

 これは熊だ。相手も怖いに相違ない。様子を見ながら急坂を引き
返しました。翌日、登ってみると大木の太い枝が折れてぶら下がっ
ています。

 ここは春夏秋冬おなじみの道。こんなことは初めてです。地図を
見ると東側に鷹ノ巣谷の支流が突き上げ、大滝もあって熊にとって
も住みやすいに違いありません。奥多摩には50~60頭の熊がいる
そうです(当時)。
・東京都奥多摩町

【説明本文】
https://toki.moo.jp/mail-maga/gate-mail/gate07.html

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山の軽口ばなし「振りあげたげんこつと甲武信」


▼「振りあげたげんこつと甲武信」

【概略】
 山梨・埼玉・長野の3県にまたがる甲
武甲斐、武蔵、信濃の三国にまたがると
いうので一字ずつをとり甲武信ヶ岳。三
国にまたが信ヶ岳は、旧国名の甲斐、武
蔵、信濃から一字ずつをとってつけた名
前。

埼玉県側では大空に「ゲンコツ」が持ち
上がっているようなので、「拳(コブシ)」
と呼んでいました。さらに遠く群馬県の
西部では「三国山」、同県浜平では大三
国(おおみくに)と呼んでいたそうです。

このように各山麓から見てそれぞれの
山名で呼んでいたわけです。しかし、い
まの名は甲武信ヶ岳。しかし甲武信と書
いて「こぶし」と読ませるには、やはり
無理があります。知らない人が「こうぶ
しん」と読んでいるのも無理からぬこと。

明治時代、農商務省が地図を作ったと
き、3つの国名の一字ずつをとって「甲
武信」としました。さらに武蔵側で「拳
(コブシ)」呼んでいることに目をつけ
ました。そして甲武信の字を「こぶし」
と読ませたというのです。

機転の効いた頭のいい人がいたもので
すね。また南西の国師ヶ岳と混同され、
コクシと呼ばれていたのがコクシが転化
してコブシになったのだろうとの説もあ
ります。
・埼玉県秩父市と山梨県山梨市、長野県川上村との境。

・【説明本文】
https://toki.moo.jp/mail-maga/gate-mail/gate07.pdf

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