▼「奥秩父乾徳山・乾の方角と徳和集落」
【概略】
乾徳山の山頂直下には大きな鎖が打ち付けてあり、ス
リルのある登り降り。山頂からは360度の展望が効きま
す。山頂は岩が積み重なり乾徳山大権現の奥宮の石祠が
あり、里宮は麓の徳和集落にあります。
明治中頃までは女人禁制だったという。ここはかつて
南北朝時代の禅僧夢窓国師が、一夏面壁し座禅を組んだ
ところ。国師は乾徳山で修行の後、山梨県塩山市小屋敷
というところにいまの恵林寺を創建しました。
そして修行した山が、寺の乾(いぬい・北西)の方向
にあり、また徳和地区内にあるため「乾」と「徳」の字
をとり、山名を乾徳山と名づけたのだそうです。
この坊さんは幼くして仏門に入り、後醍醐天皇から国
師の号をもらい、亡くなった後もいろいろな号が追加さ
れ、のちには夢窓正覚心宗普済玄猷仏統大円国師という
長い名になったエライお坊さんです。
・山梨県山梨市
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・『全国の山・天狗ばなし』山の妖怪天狗とはなんだ?
・『続・山の神々いらすと紀行』東京新聞刊(旧岳人)の続本
・『野の本・山の本』「子供の科学」誌連載をまとめて出版など
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山の神仏や天狗と出会う山旅。
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- 2023年06月19日
- 未選択
山の炉端ばなし「房総の旧跡・おせんころがし」
【概略文】
地図をみると外房海岸に「おせんころがし」という所があります。
昔は断崖続きで難所だったそうです。ここの領主は強欲で領民は高
い年貢に苦しんでいました。
領主には「お仙」という娘がおり、領民の味方で、みんなにした
われていました。しかし、領主はますます年貢を上げ放題。お仙が
いくら頼んでも聞き入れません。やさしいお仙は悩み苦しみました。
ある秋の祭りの夜、ついに領民は領主を断崖から突き落としまし
た。翌朝、断崖に行って見るとそれは父親の衣装をまとったお仙で
した。父親の身代わりになったのです。現場の断崖にはいまは立派
な石碑が建っています。
かつて房総半島を横に、東京湾側鋸山から3泊で縦走できたもの
でした。房総は標高は低いですが山が深く、起伏に富み楽しい山歩
きができました。しかし採石業者が尾根を削り縦走路を通せんぼ。
清澄山周辺ではヤマヒルもウジャウジャ。いまでは薮山になってし
まいました。
・千葉県勝浦市と鴨川市との境
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- 2023年06月05日
- 未選択
山旅通信【ひとり画っ展】1087号発行しました。「房総の山々唯一の大天狗・夷隅権現坊」
▼「房総の山々唯一の大天狗・夷隅権現坊」
【概略】
高い山のない房総(千葉県)では、名前のある大天狗
を探すのはなかなか大変です。なかで唯一、夷隅権現坊
という天狗が挙げられます。
しかし、もともとの風来坊であちこちの山に出没、ど
この山がすみかかはっきりしないため、最初に姿をあら
わした千葉県夷隅の名をとったもの。
江戸時代の『甲子夜話』に、上総の国夷隅の住人源左
衛門が天狗の世界に連れ去られた話が載っています。そ
して天狗たちといっしょに生活、その生活ぶりや生態な
どを見たといいます。
自分も修行させられ、天狗の術を習い長福坊という天
狗名までもらいました。しかしあまりの「のろまさ」に、
師匠の天狗もあきれ果て、もとの人間の世界に追い帰さ
れたというのです。
その間、菓子を一度食べた以外、なにも食べなかった
せいか一度も大・小とも通じがなかったということで
す。夷隅権現坊という天狗は、北アルプスの立山でも、
京都の鞍馬山でも権現と呼ばれて尊敬されていたらし
い。
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- 2023年05月25日
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「北アルプス爺ヶ岳・種まき爺さんとカラス」
▼「北アルプス爺ヶ岳・種まき爺さんとカラス」
【概略】
春、山にあらわれる雪形は、かつては農作業をはじめる目安にな
っていたという。爺ヶ岳は、南峰、中央峰、北峰の3峰があり、大
町市街からもよく眺められます。
雪どけのころ、先ず南峰と中央峰間にざるを持った「種まき爺さ
ん」の雪形が黒い岩肌になってあらわれます。これが爺ヶ岳の山名
の由来です。
そしてしばらくすると、爺さんの足元に黒い影があらわれます。
爺さんがまいた種をほじくるカラスの雪形だといいます。さらにそ
のあと、中央本峰に同じような人の形をした形があらわれます。そ
れを応援に来た婆さんだとし、カラスを追い払っているのだとして
います。
雪形はもちろん、ここだけでなく、富士山やほかの山々にもあり
ます。しかし、このようにストーリーになってあらわれるのはここ
だけではないでしょうか。
・長野県大町市と富山県立山町との境
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- 2023年03月25日
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山旅通信【ひとり画っ展】「東北・有り難い?早池峰神のご加護」
▼「東北・有り難い?早池峰神のご加護」
【概略】
種もみが自由に手に入らない昔、ある男が、北上市方面で、よく
実る稲穂を黙って持ち帰りました。それを播いて実ってみたらもち
稲でした。翌年もそれをまきました。
ところがある日、北上の人たちが早池峰神社にお参りにきて、稲
を見て「これはおれの家の種だ。盗んでまいたに違いない。品種は
もち稲だろ」。男は慌てて「いや違う。これはうるち稲だ」と言い
張りました。
北上の人は、秋に穂が出たころ見にきて訴え出る、といって帰り
ました。村の男は困り果て、早池峰の神に願をかけました。秋にな
り、氏子はおどおどしながらその人を田んぼに案内しました。実っ
た稲穂を調べると、もち稲だったものが、うるちになっています。
「これは早池峰山の神が助けてくれたに違いない」と村中で大喜
び。この米がいま生出(大出)もちと呼ばれるうるちのように見え
るもち稲だそうです。
・岩手県遠野市
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