『日本百霊山』(山渓)那須茶臼岳・殺生石と九尾の狐(画像)
『日本百霊山』(山渓)那須茶臼岳・殺生石と九尾の狐(画像)
那須の温泉神社近くの殺生石は妖狐「玉藻の前」の霊が石になり、
毒ガスを発生し祟(たた)ったという。
玉藻の前は、天竺から那須に移り住んだ800歳ともいう年のくった
金毛九尾の狐の化身だという。
あたり一帯は硫黄ガスと酸性の温泉水でいまでも草木一本生えてい
ません。・
栃木県那須町。
…………………………
★本書は私が勝手に選定した100の霊山です。税込み950円。書
店にないときはご注文をお願いします。アマゾンなら確実に入手で
きます。
・山は神仏や精霊、天狗や怪異と人の出会う霊域 神話や伝説を訪
ね高峰から里山まで日本全国の百山を紹介…
▼「イラスト」と説明文は私のHPでどうぞ↓
http://toki.moo.jp/merumaga/reizan/reizan09.html
…………………………………
・【仕事部屋】へもどうぞ: http://toki.moo.jp/tacoroom/(私のHP)
・【グッズマイショップ】:https://suzuri.jp/toki-umoart
…………………………………
★おわり
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那須の温泉神社近くの殺生石は妖狐「玉藻の前」の霊が石になり、
毒ガスを発生し祟(たた)ったという。
玉藻の前は、天竺から那須に移り住んだ800歳ともいう年のくった
金毛九尾の狐の化身だという。
あたり一帯は硫黄ガスと酸性の温泉水でいまでも草木一本生えてい
ません。・
栃木県那須町。
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- 2016年11月02日
- 未選択
某月某日「野山のおやつ・フユイチゴ」
某月某日「野山のおやつ・フユイチゴ」
冬の低山を歩いているとフユイチゴの赤い実を見つけます。甘いの
で摘みとってモグモグ食べはじめます。
これもキイチゴの仲間です。昔はイチゴというとキイチゴをいいま
した。
いまふつう食べているイチゴがオランダ人により日本にもたらされ
たとき、あまり大きいので「オランダイチゴ」といって区別してい
たそうです。
イチゴにはオランダイチゴと、木になるキイチゴがあります。
黄色いのでキイチゴ? イヤ赤くてもキイチゴです。草になるクサ
イチゴというものもありますが、これもキイチゴ。
その中で冬に熟して食べられるのがフユイチゴ。花は7月から11月
ごろまで、枝先に5~10個白く咲きます。
同じフユイチゴでも山に生えるのはミヤマフユイチゴです。
また、葉が丸いマルバフユイチゴというのもあります。
フユイチゴのある道は、私たちの祖先が昔から歩いた道なのだそう
です。
・バラ科キイチゴ属の常緑つる性小低木。
▼「イラスト」と説明文は下記からどうぞ。
http://toki.moo.jp/merumaga/yamatabi/yamatabi08.html
…………………………………
▼ヤマケイ新書『日本百霊山』(山と渓谷社)税込950円
・書店にないときはご注文を。アマゾンなら確実に入手できます。
…………………………………
▼【とよだ 時】のメルマガ「山のはがき画」 ↓お申し込みは
http://www.mag2.com/m/0000235289.html
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冬の低山を歩いているとフユイチゴの赤い実を見つけます。甘いの
で摘みとってモグモグ食べはじめます。
これもキイチゴの仲間です。昔はイチゴというとキイチゴをいいま
した。
いまふつう食べているイチゴがオランダ人により日本にもたらされ
たとき、あまり大きいので「オランダイチゴ」といって区別してい
たそうです。
イチゴにはオランダイチゴと、木になるキイチゴがあります。
黄色いのでキイチゴ? イヤ赤くてもキイチゴです。草になるクサ
イチゴというものもありますが、これもキイチゴ。
その中で冬に熟して食べられるのがフユイチゴ。花は7月から11月
ごろまで、枝先に5~10個白く咲きます。
同じフユイチゴでも山に生えるのはミヤマフユイチゴです。
また、葉が丸いマルバフユイチゴというのもあります。
フユイチゴのある道は、私たちの祖先が昔から歩いた道なのだそう
です。
・バラ科キイチゴ属の常緑つる性小低木。
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- 2016年11月01日
- 未選択
某月某月「北ア白馬大雪渓・白馬岳の乗馬登山」
北ア白馬大雪渓・白馬岳の乗馬登山
白馬大雪渓は夏でも冷蔵庫の中のように涼しくお花畑もあって、針
ノ木大雪渓、剱沢大雪渓とともに三大雪渓にも数えられています。
大正の軍国主義へ邁進の時代、氷上蹄鉄試験のため、ここを軍馬に
乗った軍人たちの一行が駆けあがり白馬岳へ登ったというのです。
1919年(大正8)8月10日の朝日新聞は「空前の軍馬登山」との見
出しで次のように報じています。
「輜重兵(しちょうへい:軍隊で兵糧、武具など必要品の運搬を監
視する兵)第十三大隊長金森中佐以下兵卒二十一名は、馬諸共に白
馬登山の壮挙を敢行して八日午後六時帰着せり」と記載。
記事によると同年8月6日、白馬尻の小屋を5時に出発、大雪渓も
なんなく登はん、葱平の急坂も氷上蹄鉄の効果にて大危険を冒しつ
つも、午前11時には山頂をきわめたという。
いくら軍国主義の時代とはいえ、21人もが馬もろともゾロゾロと大
事な大雪渓を駆け上がるとは許せないですよね。
・長野県北安曇郡白馬村。
▼「イラスト」と説明文をどうぞ↓
http://toki.moo.jp/merumaga/uusangac/uusangac10.html
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白馬大雪渓は夏でも冷蔵庫の中のように涼しくお花畑もあって、針
ノ木大雪渓、剱沢大雪渓とともに三大雪渓にも数えられています。
大正の軍国主義へ邁進の時代、氷上蹄鉄試験のため、ここを軍馬に
乗った軍人たちの一行が駆けあがり白馬岳へ登ったというのです。
1919年(大正8)8月10日の朝日新聞は「空前の軍馬登山」との見
出しで次のように報じています。
「輜重兵(しちょうへい:軍隊で兵糧、武具など必要品の運搬を監
視する兵)第十三大隊長金森中佐以下兵卒二十一名は、馬諸共に白
馬登山の壮挙を敢行して八日午後六時帰着せり」と記載。
記事によると同年8月6日、白馬尻の小屋を5時に出発、大雪渓も
なんなく登はん、葱平の急坂も氷上蹄鉄の効果にて大危険を冒しつ
つも、午前11時には山頂をきわめたという。
いくら軍国主義の時代とはいえ、21人もが馬もろともゾロゾロと大
事な大雪渓を駆け上がるとは許せないですよね。
・長野県北安曇郡白馬村。
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- 2016年10月29日
- 未選択
某月某日「奥秩父金峰山麓長野県川上村の石仏」
某月某日「奥秩父金峰山麓長野県川上村の石仏」
道の辻などでよく見かける馬頭観音の石塔は、農作業の大切な動力
として働いた馬を供養するために建てたもの。
この信仰は弘法大師が唐へ修行に行ってから日本に伝わったもの
で、鎌倉時代、武家社会の中で流行したとのこと。
いまのように道ばたに建立するようになるのは江戸時代中期から。
のち、農家で飼う牛の数が増えるにつれ、馬だけでなく牛を供養す
る「牛頭観音」も出現しました。
高原野菜の主産地として有名な長野県川上村川端下地区にも馬頭観
音と牛頭観音がならんでいます。
ここは農耕の神としてあがめられた金峰山(きんぷさん)のふもと
で、千曲川の源流の台地です。
ここはかつて川の下流一帯・北信濃地方の人までが金峰山へ参拝の
ため訪れにぎわった道だという。
1988年(昭和63)建立の新しいものも混じって石碑群はいまでも供
物が絶えず、耕耘機やクルマの行き交う村道を見下ろしています。
・長野県川上村
▼「イラスト」と説明文は下記からどうぞ。
http://toki.moo.jp/merumaga/yamatabi/yamatabi07.html
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▼ヤマケイ新書『日本百霊山』(山と渓谷社)税込950円
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http://www.mag2.com/m/0000089978.htm
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http://www.mag2.com/m/0000235289.html
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道の辻などでよく見かける馬頭観音の石塔は、農作業の大切な動力
として働いた馬を供養するために建てたもの。
この信仰は弘法大師が唐へ修行に行ってから日本に伝わったもの
で、鎌倉時代、武家社会の中で流行したとのこと。
いまのように道ばたに建立するようになるのは江戸時代中期から。
のち、農家で飼う牛の数が増えるにつれ、馬だけでなく牛を供養す
る「牛頭観音」も出現しました。
高原野菜の主産地として有名な長野県川上村川端下地区にも馬頭観
音と牛頭観音がならんでいます。
ここは農耕の神としてあがめられた金峰山(きんぷさん)のふもと
で、千曲川の源流の台地です。
ここはかつて川の下流一帯・北信濃地方の人までが金峰山へ参拝の
ため訪れにぎわった道だという。
1988年(昭和63)建立の新しいものも混じって石碑群はいまでも供
物が絶えず、耕耘機やクルマの行き交う村道を見下ろしています。
・長野県川上村
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- 2016年10月28日
- 未選択
某月某月「高山植物・イワイチョウ」
高山植物・イワイチョウ
ムッと草いきれのする登山道からちょっと下って、残雪のふちをま
わり込みます。
その雪が溶けて消えたばかりの湿った場所に、濃緑色で質の厚い腎
円形の葉のイワイチョウが群生しています。
イワイチョウは「岩公孫樹」で葉っぱの形がイチョウに似ている
(?)ところからついた名だといいます。
「イワ」は岩のあるようなところにあるからといいます。
また一名ミズイチョウともいうそうです。ミズは「水」で、やはり
生える場所を表したものだそうです。
群生した葉っぱの中から花茎を出してその先に星形の白い花をたく
さんつけています。
広がるイワイチョウの咲く草原、その先の一面の黄色い花。稜線か
ら白く糸を引くように流れる残雪。
登山者が汗を拭いて休憩しています。
花冠のふちに波状のしわがあり、中央に白いニワトリのトサカのよ
うなひだができています。
そんなことからか、イワイチョウは種名をクリスタ-ニガリといい、
ニワトリのトサカの意味だそうです。
・リンドウ科イワイチョウ属の高山の湿原に生える多年草。
▼「イラスト」と説明文をどうぞ↓
http://toki.moo.jp/merumaga/uusangac/uusangac09.html
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- 2016年10月27日
- 未選択