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▼むら里徘徊 路傍の神「役行者があみ出した蔵王権現」

▼某月某日・山里徘徊「役行者があみ出した蔵王権現」




蔵王という文字もよく目にします。ふつう「蔵王」というと東北の
蔵王連峰を思い浮かべます。


しかし、その元である蔵王権現は、奈良時代、修験道の祖・役ノ行
者(えんのぎょうじゃ)が、苦しむ人たちを救うにふさわしい神を
求めて、奈良県の吉野金峰山(きんぷせん)に籠もり、苦行のうち
に感得した悪魔降伏(ごうぶく)の菩薩だそうです。


金剛蔵王菩薩ともいうそうです。その像は一面三目の顔で、青黒色
の憤怒相。


怒髪天をつき、右手に三鈷杵(さんこしょ)を高く振り上げてにぎ
り、左手は剣印(けんいん)という印を結んで腰にあてています。


右足を踏み上げ、左足で岩の上に立っています。これは仏典には説
かれていない日本独自の神だそうです。


ご利益は魔障除去、怨敵退散、所願成就、商売繁盛、事業繁栄とさ
れています。


蔵王権現の最初の記録は「今昔物語」(巻第十一、第三)で、「金峰
山(みたけ)の蔵王菩薩は、この優婆塞(うばそく)が祈った結果、
生じなさった菩薩である」とあります。




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▼終わり
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ヤマケイ新書『日光の天狗は徳川家康」

ヤマケイ新書『日本百霊山』「日光の天狗は徳川家康」


日光の東光坊という天狗は、徳川家康の化身だといいます。


しかし新参者のため、奥山の古い天狗たちにバカにされ、よく騒動
を起こされました。


11代将軍家斉が日光に参詣にくることになりました。


あわてた水野出羽守は、古峰(こぶ)ヶ原の大物天狗隼人坊との連
名で一時退去せよとの立て札をたてました。


こんなウソのような話も残っています。



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むら里徘徊「鬼(鬼神)」

▼某月某日・山里徘徊「鬼・鬼神」




冷血無情な人をよく「鬼のような男」などといいます。オニとは何
か。


鬼は『和名類聚抄』に書かれているように「隠・おぬ」から転訛し
たのだという説と「オ」は御、「ニ」は尊敬畏怖をあらわすのだと
いう説があります。


鬼は中国ではもともと死者の霊魂のことでありました。


漢代の王充の「論衡」論死編に「鬼は(き)は帰(き)なり」「神
(しん)は伸(しん)なり」とあるそうです。


日本にも鬼の観念はありました。『日本書紀』では「鬼神・あしき
かみ」「邪鬼・あしきもの」と出ています。朝廷に従わず反乱する
地の人のことです。


『倭名類聚抄』では隠れて人間に見えない精霊だと考えられ、万葉
では鬼の字を醜(しこ)と訓じたりしています。


そんなことから上代では鬼というと、こわい異族、異形で醜悪な者、
超人、亡者などをさしていたことがわかります。


それが仏教が伝わってくるとその説話から餓鬼や疫鬼が加わり、平
安時代以降には地獄の青鬼、赤鬼、牛鬼、馬鬼なども現れるしまつ
です。





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▼山里の神さま仏さま「路傍の石仏・塞(さい)の神」

▼某月某日・山里の神さま仏さま「路傍の石仏・塞(さい)の神」



昔の人は、道の辻(つじ)、村境などには、しばしば悪霊が入り込
むと考えました。


そこで、それら悪霊を村の中に入らないよう追い払う神が必要にな
ります。


その神こそ集落の入口、峠などで境の神としてがんばっている「さ
いの神」です。


さいの神はサエノカミともいい、塞の神、幸の神、また妻、障、歳
の字をあてています。


さいの神のサイは塞の河原のサイでもあります。


塞の河原とは、親に先だって亡くなった子どもが行くといわれる冥
土(めいど)にある河原だとされています。


ここで子どもたちが功徳(くどく)があるようにと石を積み、塔を
つくろうとします。


しかし、意地の悪い鬼たちが来てすぐ壊してしまいます。それでも
お地蔵さんがあらわれて救ってくれる……。


鬼ごっこの中の「子とろ、子とろ」の遊びはまさに、ここからきて
います。鬼から子どもを守る親は、実はお地蔵さまのことなのだそ
うです。



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某月某月「陣馬山・山名と武田勝頼」

陣馬山・山名と武田勝頼



高尾山北西の陣馬(場)山は、裏高尾、奥高尾などとも呼ばれます。


また東京側では案下嶺ともいったという。


山頂は広く台地には白馬像が建っています。


山名には諸説ありますが戦国時代、武田信玄の子の武田勝頼方が武
州に軍を進め、北条氏照の居城滝山城を攻めた時ここに陣を張った
という説があります。


「陣張山」から「陣場山」になり、次第に「陣馬山」になったのですね。
・東京都八王子市と神奈川県相模原市との境。



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http://toki.moo.jp/merumaga/uusangac/uusangac01.html






★おわり
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