某月某日「会津磐梯山・大爆発を予知した男」
某月某日「会津磐梯山・大爆発を予知した男」
湯治中に何か胸騒ぎがする男がいました。
男は仲間がとめるのも聞かず帰っていきました。
そのうち動物が一斉に移動しはじめ、不安になった一行は急きょ下
山。
翁島地区まできたころ大音響、小磐梯山は吹っ飛び北麓の集落は埋
没。
明治21年の大爆発だったのです。
・福島県猪苗代町と磐梯町、北塩原村との境。
▼「イラスト」と説明文は下記からどうぞ。
http://toki.moo.jp/merumaga/yamatabi/yamatabi06.html
…………………………………
▼ヤマケイ新書『日本百霊山』(山と渓谷社)税込950円
・書店にないときはご注文を。アマゾンなら確実に入手できます。
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・まぐまぐ:http://www.mag2.com/m/0000089978.htm
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★おわり
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湯治中に何か胸騒ぎがする男がいました。
男は仲間がとめるのも聞かず帰っていきました。
そのうち動物が一斉に移動しはじめ、不安になった一行は急きょ下
山。
翁島地区まできたころ大音響、小磐梯山は吹っ飛び北麓の集落は埋
没。
明治21年の大爆発だったのです。
・福島県猪苗代町と磐梯町、北塩原村との境。
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- 2016年10月26日
- 未選択
某月某日「房総富山・冬至の夕陽の沈む場所」
某月某日「房総富山・冬至の夕陽の沈む場所」
富山の北峰は十一州一覧の展望台で、眼下に東京湾が広がります。
鞍部から西側へ下ると滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」の「伏姫の籠
穴」があり観光名所になっています。
だが馬琴はここに来たことがなく、ただの想像で書いたという。
しかし町は、籠穴内に水晶玉を飾ったり、休憩場所や門を造ったり
と力を入れています。
ある年、暮れの12月22日、冬至の太陽がどこに沈むか見ようと山
頂にテントを張りました。
富士山直下に箱根の山々の黒い陰。さらに伊豆半島の天城山、右側
には丹沢が。
日没が近づき海面が輝きだし、大島の大きな陰が浮かびます。太陽
は天城山と大島の間に沈みました。
地図に線を引いて見るとちょうど下田、石廊崎の上を通っています。
冬至の太陽はこんな南に沈むのか。やたらと神々しい景色です。
空がみるみる茜色に変わり富士山の陰が変化します。そのあとに満
天の星が待っていました。
・千葉県南房総市
▼「イラスト」と説明文は下記からどうぞ。
http://toki.moo.jp/merumaga/yamatabi/yamatabi05.html
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富山の北峰は十一州一覧の展望台で、眼下に東京湾が広がります。
鞍部から西側へ下ると滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」の「伏姫の籠
穴」があり観光名所になっています。
だが馬琴はここに来たことがなく、ただの想像で書いたという。
しかし町は、籠穴内に水晶玉を飾ったり、休憩場所や門を造ったり
と力を入れています。
ある年、暮れの12月22日、冬至の太陽がどこに沈むか見ようと山
頂にテントを張りました。
富士山直下に箱根の山々の黒い陰。さらに伊豆半島の天城山、右側
には丹沢が。
日没が近づき海面が輝きだし、大島の大きな陰が浮かびます。太陽
は天城山と大島の間に沈みました。
地図に線を引いて見るとちょうど下田、石廊崎の上を通っています。
冬至の太陽はこんな南に沈むのか。やたらと神々しい景色です。
空がみるみる茜色に変わり富士山の陰が変化します。そのあとに満
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・千葉県南房総市
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- 2016年10月23日
- 未選択
某月某日「山の花・深紅色に咲くヤブウツギ」
某月某日「山の花・深紅色に咲くヤブウツギ」
登山道のわきに暗紫紅色の花が垂れるように咲いています。
ヤブウツギは葉が密生して、おまけに葉や花に毛が多くなんとなく
「薮」の感じがするのでつけられた名前だとか。
葉のふちは細かいギザギザがあります。花は5、6月に咲き、長さ
3、4センチくらい。
奈良県吉野地方では、このヤブウツギを「オーカメバナ」と呼ぶそ
うです。
花が咲く5月下旬ごろは鹿の肉が1番うまい時期だといい、オオカ
ミが鹿を盛んに追いかけていたと伝えます。
ある年の6月、山梨県身延線・市川大門駅から歩きだし、四尾連湖、
御坂山塊経由で西丹沢を目指しました。
御正体山で残り少なくなった食料を気にしながら小休止をとったあ
と、山伏峠に下る急坂に真っ赤なヤブウツギが咲いていました。
見とれることしばし。峠の下を通るクルマの音が別の世界のことの
ように感じました。
山梨県以西、四国に分布しています。
・スイカズラ科タニウツギ属の落葉低木
・山梨県道志村と同県山中湖村との境。
▼「イラスト」と説明文は下記からどうぞ。
http://toki.moo.jp/merumaga/yamatabi/yamatabi04.html
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登山道のわきに暗紫紅色の花が垂れるように咲いています。
ヤブウツギは葉が密生して、おまけに葉や花に毛が多くなんとなく
「薮」の感じがするのでつけられた名前だとか。
葉のふちは細かいギザギザがあります。花は5、6月に咲き、長さ
3、4センチくらい。
奈良県吉野地方では、このヤブウツギを「オーカメバナ」と呼ぶそ
うです。
花が咲く5月下旬ごろは鹿の肉が1番うまい時期だといい、オオカ
ミが鹿を盛んに追いかけていたと伝えます。
ある年の6月、山梨県身延線・市川大門駅から歩きだし、四尾連湖、
御坂山塊経由で西丹沢を目指しました。
御正体山で残り少なくなった食料を気にしながら小休止をとったあ
と、山伏峠に下る急坂に真っ赤なヤブウツギが咲いていました。
見とれることしばし。峠の下を通るクルマの音が別の世界のことの
ように感じました。
山梨県以西、四国に分布しています。
・スイカズラ科タニウツギ属の落葉低木
・山梨県道志村と同県山中湖村との境。
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- 2016年10月21日
- 未選択
むら里はいかい「路傍の石仏 道祖神」
▼某月某日・むら里はいかい「路傍の石仏 道祖神」
いなか道を歩いていると、村境や道路の辻、はたまた峠などで道祖
神の石像やホコラをみかけます。
道祖神は元来、外からくる邪悪なものをさえぎる役目の神です。村
の入ってこようとする疫病や悪霊を村境で通せんぼして、村を守っ
てくれています。
だから別名、塞(さい)の神またはさえのかみとも呼ばれています。
また「さい」は幸(さい)に通じるため、人間に幸いをもたらす神
としてあがめられ、男女円満、縁結びの神、そして旅人の安全を守
る神としても信仰されます。
関東から中部地方では道陸神(どうろくじん)ともいっています。
あの『古事記』や、『日本書紀』には、岐神(ちまたのかみ)、ふな
どの神、塞大神(さえのたいじん)などの名で出てきます。
江戸時代も中期以後になると世の中が落ち着き、城の建造に携わっ
ていた石工たちも失業してきます。
石工たちは仕事を求めて地方の村をめぐるついでに、思い思いの構
想を練って石仏を彫っていったという。
▼↓【画像】と説明文をどうぞ
http://toki.moo.jp/merumaga/nonokami/inakami07.html
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▼終わり
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- 2016年10月13日
- 未選択
某月某日「山梨県・御坂山塊鬼ヶ岳と前鬼後鬼」
某月某日【山の伝承・民俗画】「山梨県・御坂山塊鬼ヶ岳と前鬼後鬼」
山でおなじみ・役行者の従者に前鬼・後鬼という夫婦の鬼がいま
す。
役行者は奈良葛城山と大峰山との間に岩橋建設の際、一言主の神に
チクられ、伊豆の大島に流されます。
しかし夜になると波をけり富士山に登って修行したという。のち都
へ帰ったが、富士山麓にはびこる悪神退治のため舞い戻ります。
御殿場の高根村では魔の淵に住む怪物を、また須走村では2匹の鬼
を「不動金縛りの術」で縛りにし改心させ、前鬼・後鬼と改名、行
者の従者にしたのでした。
一行は西湖の真向かいの十二ヶ岳の行堂で修行。その西にある鬼ヶ
岳が前鬼・後鬼の住処だったという。
いまでも山頂には鬼のシンボルの「角」の形をした岩があります。
前鬼・後鬼は大石村に住む魔人一族をほろぼし、村人を喜ばしたそ
うです。
2鬼との出会いは奈良生駒山とされ、大峰山の前鬼の里を開いたと
いう。
・山梨県富士河口湖町と笛吹市との境
▼「イラスト」と説明文は下記からどうぞ。
http://toki.moo.jp/merumaga/yamatabi/yamatabi02.html
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・山のはがき画読者募集(毎月郵送): http://toki.moo.jp/hagakiga/
(1971年(昭和46)創刊)
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- 2016年10月11日
- 未選択