けふも一途に与太ばなし「南ア仙丈ヶ岳・千丈と千畳」
▼けふも一途に与太ばなし「南ア仙丈ヶ岳・千丈と千畳」
【概略】
仙丈ヶ岳の北には馬の背の尾根が延び、西には地蔵岳があって信
仰登山に使われたという地蔵尾根があります。この地蔵尾根コース
の登山口にある長野県長谷村柏木(いまの伊那市)には「孝行猿」
の説話が伝わります。
この話は江戸中期の『新著聞集』が元になっています。猟師に撃
たれた親猿はしばられつり下げられました。それを見た小猿たちは
親猿を助けようと囲炉裏の火で手をあぶり、一匹ずつ代わる代わる
親猿の傷口を暖めはじめました。
それを見た猟師は大いに反省、女房にいとまをもらい、頭をそっ
て世をのがれ、念仏者になって諸国行脚に出たという。これは、19
36年(昭和11)の小学校の教科書「尋常小学修身書 巻一」などに
も載せられたそうです。
長野県長谷村市ノ瀬から柏木集落を過ぎ地蔵尾根に「孝行猿の遺
跡」もあるそうです。
・長野県伊那市長谷と山梨県南アルプス市芦安との境。
……【さらに本文と出典】は筆者のページ(toki.moo)で↓
http://toki.moo.jp/merumaga/gate-meru/gate05.html
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- 2020年03月09日
- 未選択
山の文化伝承に遊ぶ「北ア・小蓮華山と風切地蔵の不思議」
▼山の文化伝承に遊ぶ「北ア・小蓮華山と風切地蔵の不思議」
【概略文】
新潟県糸魚川市方面から白馬岳方面を見ると、谷奥深く雪をいだいた
峰々がまるで白いハスの花弁に見えるそうです。そこで越後側では、この
周辺の山を蓮華岳と呼び、大蓮華(白馬岳)のとなりの小さい山を小蓮華
と呼んだそうです。
その小蓮華山の大日如来像は「風切地蔵」とも呼ぶそうです。小蓮華
山頂と、ふもとの白馬村落倉集落の風切地蔵、そして柄山(からやま)峠
(長野県白馬村と鬼無里村との境)の風切地蔵は東へ向かって一直線。
これは冬至の「日の出」と夏至の「日の入」にぴったりと符合。結界を形
づくり、昔からこのラインの南には「魔」が入らないと伝えられています。落
倉地区にはそんな風切地蔵に感謝してはじまった地蔵祭りの由来伝説も
残っています。
いまでは「落倉の風切地蔵」は、白馬地方や小谷方面などの人たちに親
しまれています。
・長野県北安曇郡小谷村と新潟県糸魚川市との境。
……【さらに本文と出典】は筆者のページ(toki.moo)で↓
http://toki.moo.jp/merumaga/gate-meru/gate03.html
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- 2020年02月28日
- 未選択
山の与太ばなし「将棋の駒のような中ア将棊頭山面」
▼
山の与太ばなし「将棋の駒のような中ア将棊頭山面」
【概略】
将棊頭の将棊は将棋のこと。伊那市方面からみると確かに将棋の駒の
頭のように立派な峰。しかし地図の上でどれが将棊頭山かというと、それ
がはっきりしないという。
将棊頭山は天水岩の南のピーク2730だとする案内書があります。で
も国土地理院の「ウォッチズ」では将棊頭山の文字は西駒山荘の北西の
主稜ピークあたり。
ここは昭和40年代後半発行の5万分の1地図には、2736mと記入さ
れていたそうで、ここが山頂だとする参考書もあります。ところがこのピー
クは、旧伊那町からは見えないというのです。
旧伊那町から将棊頭に見えるのは西駒山荘の東の権現ヅルネ寄りの
尾根が「くの字」と反対の形に曲がるピークだというのです。
そんなこんなで地元の人もどれか分からなく、「このあたり一帯」が将棊頭
山だというというのですから「しょうがない山」ですね。
・長野県伊那市、木曽町、宮田村との境。
……【さらに本文と出典】は筆者のページ(toki.moo)で↓
http://toki.moo.jp/merumaga/gate-meru/gate01.html
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将棊頭の将棊は将棋のこと。伊那市方面からみると確かに将棋の駒の
頭のように立派な峰。しかし地図の上でどれが将棊頭山かというと、それ
がはっきりしないという。
将棊頭山は天水岩の南のピーク2730だとする案内書があります。で
も国土地理院の「ウォッチズ」では将棊頭山の文字は西駒山荘の北西の
主稜ピークあたり。
ここは昭和40年代後半発行の5万分の1地図には、2736mと記入さ
れていたそうで、ここが山頂だとする参考書もあります。ところがこのピー
クは、旧伊那町からは見えないというのです。
旧伊那町から将棊頭に見えるのは西駒山荘の東の権現ヅルネ寄りの
尾根が「くの字」と反対の形に曲がるピークだというのです。
そんなこんなで地元の人もどれか分からなく、「このあたり一帯」が将棊頭
山だというというのですから「しょうがない山」ですね。
・長野県伊那市、木曽町、宮田村との境。
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- 2020年02月20日
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山旅通信「夏の高原をいろどるヤナギラン」
山旅通信「夏の高原をいろどるヤナギラン」
【概略】
夏の高原、群生したヤナギランが紅紫の花を咲かせています。ヤナギ
ランはヤナギソウともいい、漢字では「柳蘭」、「柳草」と書くそうです。葉が
ヤナギの葉に似ていて、花が上品でまるでランのようだからだという。
その割りには山火事の跡や、森林の伐採跡などに真っ先に入り込ん
で群生するという。また、林道わきや、腐植土の肥えた場所などにも平気
に生えてきます。ヤナギランは根茎を長くのばしてふえます。
ヤナギランは、8本の雄しべが雌しべより先に熟して、花粉を散らしま
す。そして雄しべがしおれるころ、垂れていた雌しべの柱頭が成熟しはじ
め、長い4本に分かれていかり形にそり返り、ほかの花の花粉を受けると
いう「わざ」ももっています。
ヤナギランは一名「客花」ともいい、この花のつぼみを見て、山小屋や
旅館が客を待つ準備をする地方もあるそうです。
・アカバナ科アカバナ属の多年草
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- 2020年02月14日
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山のムダばなし「奥多摩・鋸尾根の天狗像」
▼山のムダばなし「奥多摩・鋸尾根の天狗像」
奥多摩の大岳山は、御前山・三頭山とともに奥多摩三山のひとつ。
この山は神主がかぶる冠のような形なので一名冠山とも呼ぶとい
う。その大岳山から露岩の間の急坂を下り北西に進みます。
やがて鋸のようにギザギザなその名も鋸山、天地山分岐からゴツ
ゴツした鋸尾根を進み、ハシゴや鎖場を過ぎてひょこっと現れる大
天狗と小天狗の石像。そばに石祠もあります。
大天狗像の下部には「奉」の文字、小天狗像の下部には「納」の
文字があり、それぞれに「昭和四六年五月」 、左側に神社の名が
刻んであります。
これはこの尾根のすぐ北麓登計(とけ)集落にある新興宗教の神
社。思わずザックを下ろし小休止、お茶を飲みおやつをほおばりま
す。
誰でも同じなのかあとから来るハイカーも次々に休憩。たちまち
満員になってしまいました。
・東京都奥多摩町
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