けふもめげずに与太ばなし「南アルプス塩見岳・山ろくのしょっぱい地名」
▼けふもめげずに与太ばなし「南アルプス塩見岳・山ろくのしょっぱい地名」
【概略】
南アルプス塩見岳山ろくの村人はかつて塩が不足して困っていたとい
う。可哀想に思った諏訪湖の神さまが、塩見岳に登ってふもとの伊那里
村(いまの伊那市)と、大鹿村のあたりから塩のふき出ているところを見つ
けました。それからは、鹿平、岩塩泉、鹿塩などの地名ができました。
ここには「鹿塩の七不思議」というのがあるそうです。(1夜泣き松:宗良
親王につかえた美祢姫のこどもの夜泣きをなおしたという松があります。
(2八っ鹿:大池のほとりの鹿の群れは、狩人が何頭獲っても次の日には
もとの8頭になっているという。
(3大池の善椀:冠婚葬祭などのとき、池に頼むと翌朝朱塗りの膳碗が
ちゃんと揃っているという。(4塩の湯:塩水の湯。(5逆さ銀杏:弘法大師
が刺した杖が根を張り大木になった銀杏。
(6灰汁なしワラビ:そのまま煮て食べられるワラビ。(7猫のノミ:この谷
の猫にはノミがいないという。以上の7つ。
・静岡市と長野県伊那市との境。
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- 2020年08月19日
- 未選択
▼山里の神仏「ふたつある大江山の鬼伝説」
▼山里の神仏「ふたつある大江山の鬼伝説」
【概略】400字(メルマガ用)
酒呑童子の鬼伝説で有名な京都の大江山は、仙丈ヶ嶽、大枝山、
与謝大山、御嶽などとも呼ばれています。仙丈ヶ嶽の山名は、東側
の山腹に千丈ヶ原という広大な湿原があり、山名はそこからきてい
るようです。
大江山には鬼伝説が2つあり、ひとつは、用明天皇第3皇子麻呂
子親王の鬼退治伝説で、もうひとつは室町時代に書かれた源頼光の
鬼退治伝説です。
先のものは『古事記』や『日本書紀』にあり、第三十一代とも第
三十二代といわれる用明天皇第3皇子麻呂子親王が、仏神の力を借
りて平定したというもの。
あとの方のものは室町時代に書かれた御伽草子の「酒呑童子」、
謡曲「羅生門」、「大江山」などで知られる源頼光鬼退治伝説。ここ
では酒呑童子は山賊だとも鬼だともいわれ、この山に砦を造り、付
近の農民を苦しめたので、源頼光がこれを討ったという物語。
いまも鬼ヶ茶屋とか、鬼の岩屋などの地名が残っています。同じ
伝説が京都市の大枝山にもあり、混同されることが多いようです。
・京都府大江町と加悦町との境。
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- 2020年08月05日
- 未選択
けふもめげずに与太ばなし「ハ、ヤッショウマカショと、高山植物キヌガサソウ」
▼けふもめげずに与太ばなし「ハ、ヤッショウマカショと、高山植物キヌガサソウ」
【概略】
登山中に大きな葉を丸く外側に向かって広げ、その真ん中に首をつけ
たような白い花を見つけました。高山植物のキヌガサソウです。ハナガサ
ソウともいうそうです。
その名前は放射状に広がった葉っぱが、奈良時代にやんごとなきお
人にさしかけた衣笠に、また踊りに使う絹笠似ているからといいます。キヌ
ガサソウは、日本の固有種とかで、東北地方から中部地方の、主に日本
海側に分布する植物とか。
ユリ科キヌガサソウ属(またはツクバネソウ属)の多年草としています。し
かし、キヌガサソウは染色体数が異質8倍体であることから、ツクバネソウ
属植物とエンレイソウ属の雑種起源であるという説も。
また、ダイスワ属あるいはエンレイソウ属の祖先から倍数花にともない、
分化したという説などがあるそうです。その由来についてはまだ未解決の
問題として残されているという(『植物の世界・112』朝日新聞社)。
・ユリ科キヌガサソウ属(またはツクバネソウ属)の多年草。
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- 2020年07月21日
- 未選択
けふもめげずに与太ばなし「富士山はどうしてあんなに高くなった」
▼けふもめげずに与太ばなし「富士山はどうしてあんなに高くなった」
【概略】
昔、妹の富士山(木花開耶姫)と、姉の下田富士(磐長姫命・静岡県
下田市191m)は、高さも同じくらいで、仲むつまじい姉妹の山だったとい
います。
しかし成長するにつれ、妹(富士山)はますます美しくなり、姉(下田富
士)は醜くなっていったという。姉は次第に妹を嫌いはじめ、ふたつの山
の間に天城山という屏風を立てて見られないようにしてしまいました。
姉の姿が見えなくなり、不思議に思った妹は様子をうかがおうと背伸び
をします。姉は見られまいと身をかがめ、ますます小さくなっていきまし
た。妹は背伸びをしながらどんどん大きくなりとうとう日本一の高さになっ
たという。
そんな姉たちの不仲なのを見て、末娘の八丈島の八丈富士は胸をい
ためているという。このようにして日本一の高さになった富士山をみて、あ
ちこちの山々が背競べをいどんで来ることになるのでした。
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- 2020年07月16日
- 未選択
こんな時でも与太ばなし「高山植物コバイケイソウ・行者白雲まとひ来ぬ」
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▼こんな時でも与太ばなし「高山植物コバイケイソウ・行者白雲ま
とひ来ぬ」
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さてきょうのメルマガは
▼こんな時でも与太ばなし「高山植物コバイケイソウ・行者白雲ま
とひ来ぬ」
【概略】
高山植物でおなじみのコバイケイソウ。深山や高山帯の残雪のまわり
のやや湿った草地などに多く生え、山を歩く人たちにはおなじみです。
高さは1mくらい。葉は、バイケイソウより丸い感じで、太い茎を抱くように
互生(互い違いに生やす)しています。
7月ごろ、複総状花序(総状花序とは中心に1本の軸があり、そこから
出た複数の枝がそれぞれ花になる)に小型の白い花をビッシリと咲かせ
ます。
茎や葉ともにバイケイソウに似ていますが、花は白く穂が大きい。花が
集まった花穂をみるとこちらの方が立派で、コバイケイソウと呼ぶのはか
わいそうな気がします。
花がない時にバイケイソウと見わけるには、葉の裏の毛の状態をみる
のが分かりやすいという。コバイケイソウの葉の裏は毛がないか、葉脈の
上にかたい小さな突起がならんでいるそうです。
・ユリ科シュロウソウ属の多年草。
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- 2020年06月27日
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