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こんな時でも与太ばなし「富士山と背比べをしにわざわざ海を渡ってきた山」


▼こんな時でも与太ばなし「富士山と背比べをしにわざわざ海を渡っ
てきた山」


【概略】
 昔々、まだ日本中が国造りの途中だったころの話です。富士山がどん

どん大きくなっていくのを見て、全国各地の山々は次々に背比べを挑ん

できました。


 そして競争に負けると富士山は相手を蹴飛ばして低くしてしまいまし

た。そのなかでも一番有力視されていた白山も富士山に負けてしまいま

した。それを聞いた外国の山も黙っていられません。


 愛鷹山(富士山の南東にある)もわざわざ中国から海を渡ってやってき

たという。柳田國男も「日本の伝説」の中で駿河の足高(愛鷹)山は、大

昔諸越(もろこし)という国から、富士山と背競べをしに渡ってきた山だと

いう。


 それを聞いた箱根の足柄山の足柄明神が「富士山と勝負だなんて生

意気な山だ」と怒って足で蹴飛ばして崩してしまいました。そのかけらが

海の中からだんだん寄せ集まり、海岸に小高い陸地ができあがりました。

それが浮島が原だということです。

・静岡県富士市、沼津市、裾野市、駿東郡長泉町の境。

……【さらに本文と出典】は筆者のページ(toki.moo)で↓
http://toki.moo.jp/merumaga/gate-meru/gate03.html

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けふもけふとて与太ばなし。「奥多摩川苔山直下・舟井戸での野宿訓練」



「奥多摩川苔山直下・舟井戸での野宿訓練」

【概略】
川苔山は、この山の西を流れる谷でカワノリがとれたのが名前の由来と

いう。さらに川乗谷の支流横ヶ谷のツメにあるため、横ヶ谷の頭などと呼

ぶ説もあります。しかし、いまは川苔山といえば1363.2mの三角点のある

この山をいっています。



その昔、陸地測量部が地図をつくる際、どういうわけか、川苔の「ノリ」を

「乗」の字に当て字してしまいました。いまでも、川苔が採れた谷は「川乗

谷」、バスの停留所は「川乗橋」、林道も「川乗林道」と地図に書かれてい

ます。



直下の舟井戸の水は、昔はいまのように氷川村側の「逆川」に注いでい

たのではなく、棚沢地区を流れる「入川谷」へ流れていました。それを氷

川村の山師が、舟井戸周辺を氷川村のものになるよう、尾根を掘りぬい

て逆川へ注ようにしました。



1868年(明治元)、改めて地租改正地図編製を行った時、棚沢村が奪

い返したという話もあります。かつて直下の舟井戸で野宿の訓練をしたこ

ともありました。

・東京都西多摩郡奥多摩町。


……よかったら【本文・出典】は筆者のページ(toki.moo)で↓
http://toki.moo.jp//merumaga/octama/oct-07.html



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けふもただただ与太ばなし。「丹沢鍋割山稜・大丸、小丸という山」

けふもただただ与太ばなし。「丹沢鍋割山稜・大丸、小丸という山」
【概略】
 ダラダラとどこまでもつづく丹沢大倉尾根を登ります。塔ノ岳直

下、金冷シ(きんびやし)の頭から道を左へたどり、鍋割山稜を鍋

割山へ向かいます。鞍部からあえぎながら登った所が大丸という山

です。



 名前に「丸」という字がつく山は、丹沢では西丹沢の檜洞丸や、

畦ヶ丸があります。名前に丸がつくといえば、牛若丸、日吉丸を思

い浮かべます。



 また船の名前も「丸」ついたものが多い。外国の港では「丸が入

った」といえば、日本の船が入港したことだといいます。船に掲げ

てある日の丸からの連想なのでしょうか。



 一方、檜洞丸のような丸は、古代朝鮮語から来ているという。朝

鮮では高い山を「マル」とか、「モイ」と呼んでいたという。韓国

の済州島では独立峰に「マル」をつけているそうです。



 しかしここ大丸の場合、丸い山容からの感じがからきているよう

です。富士山の眺めもバツグンで、大丸の南西には小丸があり、南

には勘七ノ沢が食い込んでいます。


・神奈川県秦野市と山北町との境。


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けふも一途に与太ばなし「丹沢表尾根」



▼けふも一途に与太ばなし「丹沢表尾根」

【概略】
 丹沢でおなじみのヤビツ峠から車道を歩き、富士見山荘跡経由、二ノ

塔、三ノ塔、行者ヶ岳、新大日、木の又大日を経て塔ノ岳への尾根を「丹

沢表尾根」というそうです。


 この尾根は展望がよく、また道に迷うこともなく、体力さえあれば初心者

も歩けるとあって、丹沢山塊の銀座コースとして人気があります。丹沢は

修験道山伏によって開かれた山が多いですが、ここも古くから大山を行

場とした修験者たちが入峰修行に歩いていたらしい。



ここ表尾根は、日向修験の峰入りのコース。1963年(昭和38)に発見さ

れた『峯中記略扣(控)』という古文書は日向修験常蓮坊が書き留めた丹

沢入峰修行の作法を示したもの。



 それによると、日向薬師-大山-門戸口-表尾根-塔ノ岳-丹沢山

-蛭ヶ岳-(丹沢主脈)-青根-帰院というルートをたどり、4泊5日かけ

ての奥駈け。



 山中の修行は筆舌尽くしがたいほど厳しく、行者は一人一升の焼米を

携帯、宿泊も野宿が多かったということです。


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けふも一筋に与太ばなし。「奥多摩御岳神社・大口のオオ神」



「奥多摩御岳神社・大口のオオ神」

【概略文】400字
 農山村でよくみるオオカミの絵の大口真神のお札。火難や盗難よ

けにご利益があるという。東京奥多摩町の御岳神社や埼玉県の秩父

の三峰神社で配布しています。



 大口の真神とは狼のことだという。オオカミは大神に通じ、大き

く口の裂けた姿から大口だという。御岳神社の社伝には、こんな記

述があるそうです。



 その昔、日本武尊が東征のおり、御岳山に宿陣した時の話です。

いまの奥の院あたりまで来た時、大きな鹿が道をふさいでいます。

日本武尊は邪神の変身と見ぬき、ニンニクを投げつけました。



 ニンニクは目に命中、鹿はたおれましたが山や谷が鳴動し、一行

は道に迷ってしまったという。この時白いオオカミが現れて道案内、

無事御岳山に行けたという。



 それ以来、日本武尊の命令でオオカミは、御岳山の火難盗難よけ

の神になったということです。

・東京都青梅市


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