▼『新ふるさとの神々・加筆版』「鬼も神さまです・戸隠山の鬼女紅葉」
▼『新ふるさとの神々・加筆版』「鬼も神さまです・戸隠山の鬼女紅葉」
【概略】
その昔、万葉の歌人大伴家持の子孫の伴笹丸は第六天の魔王へ祈
願して女の子を授かりました。女の子は成長するに従い、賢さと絶
世の美女に成長。やがて紅葉と改名、都に上り源経基に仕えました。
しかし紅葉は、経基の御台所殺害のたくらみがばれ、信濃の国戸
隠村西隣の木麻村に流されました。そこでも紅葉は悪才ぶりを発揮。
村人をだまし山賊どもを手下にし、周辺の村々や街道で略奪を働い
ていました。
やがてうわさが都に伝わります。天皇は平惟茂を討伐にさし向け
ました。着任した惟茂はある日、戸隠山に紅葉見物に出かけた時、
幔幕をめぐらして宴を催している女性の一行に会いました。
酒宴に招かれた惟茂の前で優雅に舞う美しい姫。しかしそれは実
は鬼女だったのです。姫は本性を現し惟茂たちを襲ってきました。
大乱戦の末、惟茂は名剣小烏丸の威徳もあって鬼女紅葉を退治。
こうして村は鬼女のいない(鬼無里村)になったのでした。
・長野県長野市戸隠。
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- 2019年05月13日
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山の伝承ひとり画ってん。こんな話も大まじめ「ひと晩でお寺を建てた赤城山の天狗」
▼山の伝承ひとり画ってん「ひと晩でお寺を建てた赤城山の天狗」
【概略】
赤城山の名は、ムカデになった赤城山の神が、ヘビになった日光
の神と戦って負傷。山の木々が血で赤く染まったので、赤木山とい
ったのがはじまりだという。
火口原には火口原湖の大沼と、火口湖の小沼があります。大沼の
東岸の最高峰である黒檜山の山ろくに赤城神社があります。赤城神
社は全国には関東地方を中心にして約300社の赤城神社があるとい
われる名刹。
赤城山はには天狗伝説もあります。それもそんじょそこらの小ワ
ッパ(童)天狗と大違い。大天狗のなかでも、赤城山杉ノ坊という
名前まである大物天狗です。
赤城山大沼湖畔の飛鳥社は天狗祠だという。『新著聞集』に、「天狗
一夜にして法燈寺をつくる」という一文があります。法燈寺は、和
歌山県の由良町にある臨済宗の鷲峰山興国寺というお寺。
この寺はどうしたわけか、たびたび火災が起こりました。この寺
を一夜で再建したのが赤城山の天狗杉ノ坊だとしています。
・群馬県勢多郡富士見村赤城山。
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- 2019年04月03日
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山の伝承ひとり画ってん「丹沢蛭ヶ岳はヒルか、ひる、それともビル?」
「丹沢蛭ヶ岳はヒルか、ひる、それともビル?」
【概略】
蛭ヶ岳の名は「虫のヒルがいる」、「植物のヒル類が生えている」、「山の
形が坊さんがかぶる毘盧帽子に似ている」、「山頂に毘盧舎那仏をまつって
ある」などの説があります。
でも蛭ヶ岳で山ヒルに血を吸われたという話は聞かないといい、植物の
ヒル類もあまり多くないとされることから、毘盧舎那仏説が有力視されて
います。
しかし、山村民俗の会発行の「あしなか41輯」(1954年(昭和29)
刊)に、山村民俗の会会員の釜井盛四郎氏の記事に、蛭ヶ岳でヤマ
ヒルにとりつかれた話が載っています。
それを見た植物学者で登山家の有名な武田久吉博士は、次のよう
に付記しています。
「未だかつて山蛭を見たことがないので、もう絶えたものかと山
と渓谷社発行の『丹沢の山と渓』に記したが、釜井氏の記事によっ
て、根絶しなかったことを知った。蛭ヶ岳の名は、私は今日では、
むしろ山蛭からつけられた名だろうと考えています」ヤマヒル説を
称えています。
・神奈川県山北町と津久井町との境
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- 2019年03月28日
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山の伝承ひとり画ってん。こんな話も大まじめ「男か女か、カラス天狗か?高尾山の天狗」
▼山の伝承ひとり画ってん「男か女か、カラス天狗か?高尾山の天狗」
【概略文】
東京都民の山・高尾山には真言宗薬王院があります。この寺は真
言宗の関東三山のひとつに数えられています。南北朝時代、俊源大
徳が修行中夢で飯縄権現を感得し,その像をまつって本尊としたと
いいます。
この飯縄権現は、長野県飯縄山の天狗・飯綱三郎の分家格で白狐
に乗った荼吉尼天の姿です。室町時代末期、日本画家の狩野元信が
「かっこいい」、鼻の高い山伏姿の天狗を描き出しました。
以来、各地の天狗信奉者が次々に、いままでの天狗の姿からこの
大天狗の姿に乗り換えてしまいました。そんな中で飯縄系の山々は
昔のまま、本尊は白狐に乗った荼吉尼天姿をしています。
しかしいま一般の人にとっては、天狗といえば赤ら顔の鼻の高い、
高下駄を履いた山伏姿をイメージします。そこで駅やお寺の境内に
は鼻高天狗を置いてあります。
その上、飯縄の神が姿をあらわしたとき、余は飯縄の神女(女性
天狗)であるといったというのですから話がややこしくなります。
・東京都八王子市。
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- 2019年03月21日
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山の伝承ひとり画ってん。こんな話も大まじめ「御嶽から来た両神山の大頭羅神王」
▼山の伝承ひとり画ってん「御嶽から来た両神山の大頭羅神王」
【概略】
両神山はかつては修験道の山として賑わいました。その表参道、
八海山とよばれる所に大頭羅神王という石像があります。この山の
信仰は木曽の御嶽山の行者によって始まったものという。
そういえば御嶽山の前衛の山の八海山、三笠山、阿留摩耶山の名
も地図の上に見られます。しかも、行者の唱える唱文のなかに「三
笠山刀利天坊、八海山大頭羅坊、阿留摩耶山アルマヤ坊…」と御嶽
山と同じ天狗の名がでてくるという。
ならばこの大頭羅神王は、御嶽山の天狗の分身になります。火炎
に似た形をした髪の毛のなかの顔は両牙をむきだし、見ようによっ
ては不動さまのようにも見えます。
そういえば石像のすぐ上は弘法の清水という水場があり、なにや
ら関連ありそうです。人の気配も感じない深山。耳にハルゼミの鳴
き声がしみるひとときでした。
・埼玉県小鹿野町
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- 2019年03月16日
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