山の歴史伝承【ひとり画語り】454号「日光・男体山は家族持ち」
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山の歴史伝承【ひとり画語り】454号「日光・男体山は家族持ち」
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山の伝承【ひとり画語り】 (発行:不定期)
発行 【とよだ 時】(山と田園のゆうもぁ-と・民画・漫画)
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山の歴史伝承【ひとり画語り】454号(目標999+1)
日光・男体山は家族持ち(densho-05)
奈良時代に勝道上人が登ったころの山は補陀洛山と呼ばれ、のち二
荒山(北東の羅刹崛の岩穴から年2回突風が吹き出るのにちなむ)
と改称。
その後、空海が岩穴を結界。二荒を「にこう」と読み、日光の名が
生まれたとされています。
ここも山岳修行の山、日光修験は八十坊からなり、本山派、当山派
の支配からはずれ、独自に厳しい修行をしていたという。
ここ日光には日光坊という天狗がいましたが、1617(元和3)年、
東照宮造営前後に突然、群馬県の妙義山に「山移り」したという伝
説もあります。
ところで男体山は家庭持ちです。北東の女峰山の妻との間に2人の
子どもの愛子(まなこ)の意味の小真名子山、大真名子山がおり、
ちょっと離れた北側にはすでに独立した長男・太郎山がもう1人の
小太郎山を従えています。
・栃木県日光市
▼【本文】と【イラスト】は下記からどうぞ。
http://toki.moo.jp/merumaga/densho/densho05.html
▼仕事部屋へもどうぞ
http://toki.moo.jp/shigoto/
★山の歴史伝承【ひとり画語り】おわり
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- 2015年06月16日
- 未選択
山の歴史伝承【ひとり画語り】453号「丹沢・護摩屋敷橋の名水」
山の歴史伝承【ひとり画語り】453号「丹沢・護摩屋敷橋の名水」
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山の伝承【ひとり画語り】 (発行:不定期)
発行 【とよだ 時】(山と田園のゆうもぁ-と)漫画
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山の歴史伝承【ひとり画語り】453号(目標999+1)
丹沢・護摩屋敷橋の名水(densho-03)
丹沢でおなじみのヤビツ峠。バスの終点の峠から車道を北西に進む
と、富士見橋先に全国名水百選に指定された「湧水丹沢の水」があ
ります。
ここは「護摩屋敷橋」というところ。昔、八菅山(本山派)の山伏
たちが身を清め、護摩をたいて修行したところだいいます。
この水は近くの富士見山荘の先代石田海蔵という人が開発したもの
を、いまは「丹沢の水を守る会」によって管理されているという。
丹沢の山地と、渋沢丘陵にはさまれた秦野盆地は丹沢から流れ出し
た土砂が埋まり、砂礫層が厚くなっていて、降った雨の大半が地下
水になり、ミネラル分をたくさん含んだ湧き水になってあちこちか
ら湧出しています。
これらの水は1985年(昭和60)、環境庁の調査検討会が判定する「全
国名水百選」に選定され、地酒やミネラルウォーターに利用されて
います。
・神奈川県秦野市
▼【本文】と【イラスト】は下記からどうぞ。
http://toki.moo.jp/merumaga/densho/densho04.html
▼仕事部屋へもどうぞ
http://toki.moo.jp/shigoto/
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山の伝承【ひとり画語り】 (発行:不定期)
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山の歴史伝承【ひとり画語り】453号(目標999+1)
丹沢・護摩屋敷橋の名水(densho-03)
丹沢でおなじみのヤビツ峠。バスの終点の峠から車道を北西に進む
と、富士見橋先に全国名水百選に指定された「湧水丹沢の水」があ
ります。
ここは「護摩屋敷橋」というところ。昔、八菅山(本山派)の山伏
たちが身を清め、護摩をたいて修行したところだいいます。
この水は近くの富士見山荘の先代石田海蔵という人が開発したもの
を、いまは「丹沢の水を守る会」によって管理されているという。
丹沢の山地と、渋沢丘陵にはさまれた秦野盆地は丹沢から流れ出し
た土砂が埋まり、砂礫層が厚くなっていて、降った雨の大半が地下
水になり、ミネラル分をたくさん含んだ湧き水になってあちこちか
ら湧出しています。
これらの水は1985年(昭和60)、環境庁の調査検討会が判定する「全
国名水百選」に選定され、地酒やミネラルウォーターに利用されて
います。
・神奈川県秦野市
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- 2015年06月15日
- 未選択
山の伝承【ひとり画語り】451号「高山植物・ウスユキソウと花嫁」
山の伝承【ひとり画語り】451号「高山植物・ウスユキソウと花嫁」
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山の伝承【ひとり画語り】 (発行:不定期)
発行 【とよだ 時】(山と田園のゆうもぁ-と)漫画
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山の伝承【ひとり画語り】451号(目標999+1)
高山植物・ウスユキソウと花嫁(densho-03)
草全体がまるで薄い雪をかぶったようにみえるウスユキソウ。
昔、飛騨に貧しい父娘が住んでいました。父は小作でしたので、い
くら働いても暮らしは楽になりません。
しかし娘は美しくまた気品もそなわった子どもでした。年頃になる
とさらに美しくなりました。
娘は庄屋に嫁ぐことになりました。貧しい父はかわいい娘に何か持
たせてやろうとしましたが、貧しく何もありません。そこでせめて
もの花むけに歌を歌って送り出そうと考えました。
いよいよ嫁ぐ日が来ました。父親の祝い歌のなか、娘が乗った馬が
出発しました。すると父の口から出る歌声が、次々にわた雪のよう
な花びらになって娘に降りかかり白い衣装にかわりました。
美しい花嫁はその衣装を着て馬にゆられて行きました。娘を思う父
親の気持ちから、その花は「高貴な白い花」と呼ばれたということ
です。
・キク科ウスユキソウ属の多年草
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http://toki.moo.jp/merumaga/densho/densho03.html
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山の伝承【ひとり画語り】 (発行:不定期)
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山の伝承【ひとり画語り】451号(目標999+1)
高山植物・ウスユキソウと花嫁(densho-03)
草全体がまるで薄い雪をかぶったようにみえるウスユキソウ。
昔、飛騨に貧しい父娘が住んでいました。父は小作でしたので、い
くら働いても暮らしは楽になりません。
しかし娘は美しくまた気品もそなわった子どもでした。年頃になる
とさらに美しくなりました。
娘は庄屋に嫁ぐことになりました。貧しい父はかわいい娘に何か持
たせてやろうとしましたが、貧しく何もありません。そこでせめて
もの花むけに歌を歌って送り出そうと考えました。
いよいよ嫁ぐ日が来ました。父親の祝い歌のなか、娘が乗った馬が
出発しました。すると父の口から出る歌声が、次々にわた雪のよう
な花びらになって娘に降りかかり白い衣装にかわりました。
美しい花嫁はその衣装を着て馬にゆられて行きました。娘を思う父
親の気持ちから、その花は「高貴な白い花」と呼ばれたということ
です。
・キク科ウスユキソウ属の多年草
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- 2015年06月15日
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山の伝承【ひとり画語り】北八ヶ岳・双子池とダイダラボッチ
山の伝承【ひとり画語り】北八ヶ岳・双子池とダイダラボッチ
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山の伝承【ひとり画語り】 (発行:不定期)
発行 【とよだ 時】(山と田園のゆうもぁ-と)漫画
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山の伝承【ひとり画語り】450号(目標999+1)
北八ヶ岳・双子池とダイダラボッチ(densho-01)
昔、八ヶ岳のあたりに住んでいた大男デエラン坊は、浅間山が爆発
し吹き上げる大岩で大きくなっていくのを見て面白くありません。
「その岩で八ヶ岳を富士山より高くしてやろう」と、岩をもっこに
詰め、八ヶ岳の上にぶちまけました。
驚いたのは八ヶ岳。頭の上に岩が降ってくるから「頭が重てえよォ」
と大騒ぎ。
「それなら軽くしてやる」と、こんどは山をけ散らし八つに砕きま
した。それを見た妹である蓼科山は、かわいそうだと泣き出します。
「泣くなッ、お前を諏訪湖に放り出してやるッ」。大男は、蓼科山
を抱きかかえましたが、その重いこと。両足が地面にめり込み穴が
二つできました。
そこに水がたまり双子池になったという。双子池は、蓼科山と北横
岳の間のくぼ地にできた二つの池。静かに寄せる波の中にサンショ
ウウオがゆったりと浮いています。
・長野県佐久穂町
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山の伝承【ひとり画語り】450号(目標999+1)
北八ヶ岳・双子池とダイダラボッチ(densho-01)
昔、八ヶ岳のあたりに住んでいた大男デエラン坊は、浅間山が爆発
し吹き上げる大岩で大きくなっていくのを見て面白くありません。
「その岩で八ヶ岳を富士山より高くしてやろう」と、岩をもっこに
詰め、八ヶ岳の上にぶちまけました。
驚いたのは八ヶ岳。頭の上に岩が降ってくるから「頭が重てえよォ」
と大騒ぎ。
「それなら軽くしてやる」と、こんどは山をけ散らし八つに砕きま
した。それを見た妹である蓼科山は、かわいそうだと泣き出します。
「泣くなッ、お前を諏訪湖に放り出してやるッ」。大男は、蓼科山
を抱きかかえましたが、その重いこと。両足が地面にめり込み穴が
二つできました。
そこに水がたまり双子池になったという。双子池は、蓼科山と北横
岳の間のくぼ地にできた二つの池。静かに寄せる波の中にサンショ
ウウオがゆったりと浮いています。
・長野県佐久穂町
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- 2015年06月14日
- 未選択
山の伝承【ひとり画語り】東京・高尾山のタコ杉
山の伝承【ひとり画語り】449号(目標999+1)東京・高尾山のタコ杉
高尾山の「タカオ」とは山の尾根が高いところで左右に伸びている
ことだという。
南北朝時代、俊源大徳が山中の滝で修行中、疲れ果てて仮眠中に、
夢に飯縄権現(天狗)が現れ、その像を権現堂にまつったのが高尾
山修験道のはじまりだという。
高尾山のロープウエイの駅を降り、薬王寺への参道をたどると、樹
高30m、樹齢推定300年とも1千年ともいわれる巨杉が目立ちます。
この杉は根が盛りあがり、まるでタコの足のようにうねっていて、
タコ杉とか天狗杉と呼ばれます。
その昔、薬王院への参道をつくるとき、この杉の根が道にのび、危
険でもあり、邪魔になってしょうがありません。
道路側だけでも切ってしまおうと、翌朝、鋸や斧を持って行って見
たら、一夜のうちに根が山側だけに向いていたという。
これは高尾山にすむ天狗の仕業に違いないと「天狗杉」とも呼ぶよ
うになったという。
いまは高尾山の名所のひとつになっています。
・東京都八王子市
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- 2015年06月14日
- 未選択