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山岳伝承【ひとり画語り】466号「爺ヶ岳の種まき爺さん」

★山岳伝承【ひとり画語り】466号「爺ヶ岳の種まき爺さん」


春、山にあらわれる雪形は、かつては農作業をはじめる目安になっ
ていたという。


爺ヶ岳は、南峰、中央峰、北峰の3峰があり、大町市街からもよく
眺められます。


雪どけのころ、先ず南峰と中央峰間にざるを持った「種まき爺さん」
の雪形が黒い岩肌になってあらわれます。


これが爺ヶ岳の山名の由来です。そしてしばらくすると、爺さんの
足元に黒い影があらわれます。


爺さんがまいた種をほじくるカラスの雪形だといいます。さらにそ
のあと、中央本峰に同じような人の形をした形があらわれます。


それを応援に来た婆さんだとし、カラスを追い払っているのだとし
ています。雪形はもちろん、ここだけでなく、富士山やほかの山々
にもあります。

しかし、このようにストーリーになってあらわれるのはここだけで
はないでしょうか。
・長野県大町市と富山県立山町との境


▼【本文】と【イラスト】は下記からどうぞ。
http://toki.moo.jp/merumaga/densho/densho05.html



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★山岳歴史伝承【ひとり画語り】おわり
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野山散策【ひとり画語り】465号「不思議な葉っぱの犯人・カバキコマチグモ」

★野山散策【ひとり画語り】465号「不思議な葉っぱの犯人・カバキ
コマチグモ」


野山を歩くとちまきのように巻かれたススキを見ます。フクログモ
の仲間の巣です。


巻かれた巣をはがしてみるとクモがあたふた出てきます。あける時、
咬まれることがあるので注意。かなり痛く、なかにはカバキコマチ
グモのように毒を持っているものもいるので要注意です。


カバキコマチグモのメスは、ススキの葉を折り曲げてちまきのよう
な形の巣をつくり、なかに卵を産みます。


しかし、卵がふ化して1回目の脱皮を終えた子グモに、よってたか
って食べられ(体液を吸われ)てやがて死んでしまうという運命が
待っています。


ちなみにコマチグモのコマチは小野小町に由来して美しいという意
味だそうです。


またフクログモ属のハマキフクログモは、田んぼに多くすみ、イネ
の葉を三つに折り曲げて巣をつくりなかにすみます。草地にすむヤ
ハズフクログモは矢筈のような模様があります。


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http://toki.moo.jp/merumaga/densho/densho04.html





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★山岳歴史伝承【ひとり画語り】おわり
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山岳伝承【ひとり画語り】463号「奈良吉野・青根ヶ峰清明の滝のツチノコと古文書」

★山岳伝承【ひとり画語り】463号「奈良吉野・青根ヶ峰清明の滝
のツチノコと古文書」
ツチノコはずんどうな蛇で、目撃者は全国的ながらまだ確認はされ
ず、いまでは懸賞金までついています。


ところがこの蛇、野槌蛇ともいい奈良時代から記録があります。「日
本書紀」や「古事記」にもあり、目撃者は全国的。


とくに紀伊半島のものは「…和州の菜摘川、清明の滝の辺りで往々
にこれを見かける」(「和漢三才図絵」)と具体的です。


奈良県吉野町青根ヶ峰から林道を左折、音無川沿いに下っていくと
蜻蛉の滝があります。


この滝は奇岩・漠水が見物で松尾芭蕉も訪れたところ。滝のわきの
岩上に弁天宮があり、付近の不動堂には不動明王と役ノ行者の像が
安置。


いまは滝の近くまでバス道路が通り、あたりに県民グラウンドまで
できているしまつ。

いくら山奥とはいえかなり人間くさい環境。幻の生物は生き残って
いけるのでしょうか。
・奈良県川上村


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山の歴伝【ひとり画語り】461号「北アルプス・燕岳の妖艶彫刻岩」


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★山の歴伝【ひとり画語り】461号「北アルプス・燕岳の妖艶彫刻岩」


岩の彫刻展覧会場燕岳。中生代末期の地殻変動で花崗岩が古生層や
中生層の下にもぐり込み冷却固結。


その後の隆起の浸食作用で、上部の古生層の部分が削り取られ、い
まの形になったという。岩の彫刻のなかにはなまめかしい作品もあ
ります。


山名は左右に羽を広げたツバメのような形をしているからとか、ツ
バメのように黒い山肌。またツバメの雪形や、実際にツバメが多く
すむ山などの説があります。


では燕は「ツバクロ」か「ツバクラ」でしょうか。「長野県町村誌」
には屏風岳と書かれ「岳中に熊、猪、猴、兎多し」とあります。


黒雲母花崗岩からできた山で、屏風のようにそびえ立っている所か
ら命名されたらしい。


明治30年代ころから最高点の岩山であるツバメ岩に登る人が多く
なり、燕が代表名になったとする説もあります。
・長野県穂高町と大町市との境


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★山の歴史伝承【ひとり画語り】おわり
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山の歴伝【ひとり画語り】459号「山の花・スハマソウ」

山の歴伝【ひとり画語り】459号(目標999+1号)
山の花・スハマソウ(densho-04)


春、山道を歩いていると林の中で見つける可愛いスハマソウの花。
スハマソウとは変わった名前です。


スハマとは洲浜で、海上に浮かぶ小島が干潮で砂洲を三方に現した
姿のこと。


その様子を飾り台にして木石・花鳥で飾り宴席におくのが洲浜台。
この草の三つに分かれた葉の形が、その洲浜に似ているので洲浜草
なのですと。


3月ごろ、古い葉の間から長い柄のある白または淡紫色の花を咲か
せます。葉の先がこれよりとがっているのがミスミソウ(スハマソ
ウはミスミソウの品種)。


このスハマソウの根生用にはタンニンが含まれていて消炎、鎮痒(よ
う)作用に利用します。


また民間療法として根生葉を刻み、アルコールに浸して、水を加え
たものをヒビやアカギレに塗布するという。濃く煎じ、扁桃炎、口
内炎にも効ありといいます。
・キンポウゲ科ミスミソウ属の多年草。



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