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とよだ 時の【山のはがき絵】「丹沢蛭ヶ岳」

丹沢蛭ヶ岳


蛭ヶ岳の名は「虫のヒルがいる」、「植物のヒル類が生えている」、
「山の形が坊さんがかぶる毘盧帽子に似ている」、「山頂に毘盧舎那
仏をまつってある」などの説があります。


しかし蛭ヶ岳で山ヒルに血を吸われたという話は聞きませんし、植
物のヒル類もあまり多くないことなどから、毘盧舎那仏説が有力で
す。


地元の古老が子供の頃はピルガ岳(「毘盧ヶ岳)と呼んだという。
その昔、修験者たちが大山からはじまり、表尾根を経て次第に奥へ
修行の場を広げて行きました。


そして丹沢の最高峰に中心的存在である仏・大日如来をまつりま
す。しかし表尾根に木ノ又大日、新大日の名が既にあります。


そこで密教での大日如来の異名・毘盧舎(庶)那仏を蛭ヶ岳の山頂
にまつり、その名から毘盧ヶ岳と命名したのではないかといわれて
います。
・神奈川県山北町と津久井町との境


▼画像をどうぞ↓
http://toki.moo.jp/merumaga/uusangac/uusangac04.html


▼ご希望の方に山のはがき絵を郵送しています。
http://toki.moo.jp/gaten/

…………………………
▼メルマガ「山のはがき絵」 終わり





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野の本山の本【炉端ばなし】「丹沢鍋割峠・熊に間違われました」

▼【炉端ばなし】「丹沢鍋割峠・熊に間違われました」

鍋割山直下の鍋割峠は、尊仏信仰が盛んな時代、人々は鍋割峠から
尊仏の土平に出て塔ノ岳に登り返し、尊仏山荘の名の由来になって
いる尊仏岩へお参りしたという。

いま峠と尊仏の土平間の道は崩壊してしまい廃道になっています。
風化した馬頭観音らしい石仏が一体ぽつんと建っています。

どうやらその形から馬頭観音らしい。かがみ込んで大きさを計った
りスケッチなどしていたら、突然「ガサガサッ」と音がしてスズタ
ケのなかから登山者が一人飛び出してきました。

一瞬、熊とでも間違えたのか「ギョッ」として固まってしまいまし
た。
・神奈川県山北町と松田町との境。

http://toki.moo.jp/merumaga/nonoyama/noyama01.html



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・【とよだ 時】の仕事部屋へもどうぞ。
http://toki.moo.jp/shigoto/



▼終わり
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野の本山の本【炉端ばなし】「元旦の奥多摩駅」

▼【炉端ばなし】「元旦の奥多摩駅」

雲取山、川苔山、鷹ノ巣山などの登山基地である奥多摩の駅舎は山
小屋風で、ハイカーでにぎわっています。

きょうは元旦。中学生だった息子と奥秩父の雁坂峠から縦走。昨夜
は雲取山近くの狼平という、なにやら物騒な名前のところにテント
を張りました。

初日の出を雲取山で見ようと早く起きて、急いで行って見ましたが
曇っていてオジャン。

あとは七ツ石山、六ツ石山へと続く石尾根と呼ぶ長い尾根を駅まで
だらだら下って歩くだけです。

奥多摩駅はさすがに正月気分。白いえり巻き着物姿の娘さんや和服
のお父さんが目立ちます。汚い登山服姿は気がひけます。

電車が入ってきました。かんビール片手に座席の隅っこにそっと腰
掛けます。見ると息子も身を小さくして座っています。

あれ以来、息子は山に行きたがらなくなってしまいました。
・東京都奥多摩町


▼↓【ゆ-もぁイラストと本文】とデータ、参考文献もどうぞ
http://toki.moo.jp/merumaga/nonoyama/noyama.html




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▼終わり
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【炉端ばなし】「奥多摩三頭山・オツネの泣き坂」(再)

※リンク違いで大変失礼しました。再アップ致します。

▼【炉端ばなし】「奥多摩三頭山・オツネの泣き坂」

奥多摩三頭山にオツネの泣坂があります。その昔、お屋敷に働くオ
ツネは、美男僧・香蘭と深い仲に。心配した住職は、香蘭を山梨県
の寺に移しました。


しかしオツネは忘れられず、毎夜のように訪ねて行きます。短い逢
う瀬を終え、急いで帰りますが三頭山を過ぎたあたりの坂になると
東の空が明けてきます。


「ああ、夜が明けてしまう。旦郷さまに知られたらどうしよう」。
オツネは泣きながら坂を駆け下ります。


こうしてついた地名がオツネの泣坂。この坂にはヤマグリがたくさ
ん落ちていました。


10月、三頭山にとりつくころぐずつきはじめていた空は下るころに
はもうポツポツと降り始めました。


急坂の岩がぬれて、拾ったヤマグリを抱えツルツル。ところがこの
クリゆでては見たが食べるには小さすぎ、結局捨ててしまった。欲
深の泣き坂でありました。
・東京都奥多摩町


▼↓【ゆ-もぁイラストと本文】とデータ、参考文献もどうぞ
http://toki.moo.jp/merumaga/nonoyama/noyama05.html



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野の本山の本【炉端ばなし】「奥多摩川苔山登山道の・大根の山ノ神さま」

▼【炉端ばなし】「奥多摩川苔山登山道の・大根の山ノ神さま」

奥多摩三頭山にオツネの泣坂があります。その昔、お屋敷に働くオ
ツネは、美男僧・香蘭と深い仲に。心配した住職は、香蘭を山梨県
の寺に移しました。


しかしオツネは忘れられず、毎夜のように訪ねて行きます。短い逢
う瀬を終え、急いで帰りますが三頭山を過ぎたあたりの坂になると
東の空が明けてきます。


「ああ、夜が明けてしまう。旦郷さまに知られたらどうしよう」。
オツネは泣きながら坂を駆け下ります。


こうしてついた地名がオツネの泣坂。この坂にはヤマグリがたくさ
ん落ちていました。


10月、三頭山にとりつくころぐずつきはじめていた空は下るころに
はもうポツポツと降り始めました。


急坂の岩がぬれて、拾ったヤマグリを抱えツルツル。ところがこの
クリゆでては見たが食べるには小さすぎ、結局捨ててしまった。欲
深の泣き坂でありました。
・東京都奥多摩町


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