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某月某日 山旅漫歩゚「山梨県・乾徳山」


某月某日「山梨県・乾徳山」



奥秩父の前衛・山梨県の乾徳山は山頂部が大岩峰になっています。
大きなクサリを利用してのスリルある登り降りに、登山者の歓声が
あがります。


登りきるとさえぎるものがなく、360度の展望が得られます。山頂
は岩が積み重なっていて、そこに乾徳山大権現の奥宮の石祠が建っ
ています。


南北朝時代、禅僧・夢窓(むそう)国師が乾徳山頂上直下の洞くつ
で修行し、一夏(いちげ)面壁し、座禅を組んだといわれています。
ふもとの三富村徳和集落に乾徳山大権現の里宮があります。


この山もかつては女人禁制で、明治中頃まで女性は奥宮に行くのは
許されなかったといいます。2月のある日、クサリにつかまり山頂
へ登ります。


ことしは雪が少ないという。それでも山頂は凍てつく寒さ。その雪
と岩の中に昭和26年に建て直したらしい銘のあるホコラ。すばら
しい展望に、吹きすさぶ寒風をしばし忘れ見とれます。


乾徳山の名は、夢窓国師が開いた山麓の恵林寺の山号乾徳山からと
ったものといいます。
・山梨県山梨市


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某月某日 山旅漫歩゚「房総・高宕山山頂の鉄ナベ」


某月某日「房総・高宕山山頂の鉄ナベ」



房総の高宕山は315mと低山ながら360度展望の房総では珍しい岩峰
の山。眼下に九十九谷から東京湾、丹沢、富士山も望めます。


狭い岩峰の山頂には小さな石祠と、2つのさびた鉄釜が置かれてい
ます。


鉄ナベは昔は少し下の観音堂脇にあって、村人はナベ中の水を田畑
に流しながら雨乞いをしたという。


すると不思議なことに雨が降り出したというから不思議です。お礼
に村人は竹筒一杯の水をナベに返納したという。


ナベの水は岩肌からしたたり落ちるせいもあって涸れたことがなか
ったそうです。


ところでこのあたりは野ザルの生息地です。以前は作業小屋周辺で
地元の人が餌付けをしていて、ハイカーが来ると餌をやり、猿を呼
び寄せてくれていました。


しかし、餌代で不祥事があったということでいまはやめてしまって
います。


一時は作業小屋も荒れ果て、地元のハイカーが時たま訪れる程度で
したが、最近の低山ブームでいまは賑やかになっているようです。
・千葉県富津市と君津市との境


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某月某日 山旅漫歩゚「長野県飯縄山の山の神」


某月某日「長野県飯縄山の山の神」



民間でまつられる山の神は、いろいろな姿で考えられています。


地域により男神だとも、女神だとか夫婦神、はたまた天狗だという
ところもあります。


ここ長野県飯縄山頂は長野市から3時間のところ。中腹にしめ縄の
張った鳥居があります。


その奧に、5月の残雪を前にナント、オオカミの形をした山の神の
祠をみつけました。


目や鼻もちゃんとあって、その下の口にはちゃんと朱色にぬってあ
ります。


山の神には、春、山の上から田の神として里に降りてきて農作業か
ら農作物の生長、豊作までを見守ってくれ、秋、収穫を見届けてか
らまた山の神となって山に帰っていくという「神去来の伝承」があ
ります。


その神降臨の時のために祠は化粧してあるものでしょうか。


同じ長野県上水内郡牟礼村夏川集落の新興寺の境内にも同様の形の
山の神の祠がありました。
・長野県長野市と飯綱町大字牟礼との境

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某月某日 山旅漫歩゚「高ボッチのユウスゲ」

某月某日「高ボッチのユウスゲ」



高山植物のユウスゲは漢字で「夕菅」。キスゲ(黄菅)とも呼ばれ
ます。


7、8月、その名のように夕方からレモン色の花が咲き出し、翌日
の午前中にはしぼみます。


葉がカヤツリグサ科のスゲに似ており、夕方咲くのでユウスゲだと
いう。有名なニッコウキスゲに形がそっくりです。


キスゲ属の学名や、英名のデイ・リリーの由来は一日花であること
からきているといいます。


7月、高ボツチ山(1665m)を訪れたときは、ガスで視界がほんの
4、5m。その中でユウスゲの花が咲き乱れ、あたりをレモン色に
染めています。


先日、救助訓練用のヘリの悲劇のあった高ボッチ。「どういうわけ
かニツコウキスゲはむこうの山までなんだ」山小屋のご主人。


なるほどいわれるとおり、翌日行った鉢伏山(1928m)に咲いてい
るのはオレンジ色のニッコウキスゲばかりです。


「秋に来なヨ。キノコ料理たらふく食べさせてあげるヨ」と親切に
いってくれました。


それにしても、あのガスの中、シシウドのかげでふるえるようにゆ
れていた若い咲きたてのユウスゲが忘れられません。
・長野県岡谷市と塩尻市の境。


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山岳伝承はがき画「魚沼三山・越後駒ヶ岳」


魚沼三山・越後駒ヶ岳



越後三山は、魚沼三山とも呼ばれ古くからの信仰の山。越後駒ヶ岳
は八海山、中ノ岳など三山の最高峰。


地元魚沼地方の人たちはこの三山のうち、八海山を前岳(まえんた
け)、中ノ岳を中岳(なかんたけ)、駒ヶ岳を下岳(しもんたけ)と
呼び、総称して三岳(さんたけ)とも呼んでいます。


ここの駒ヶ岳の山名もまた、馬の雪形によるものらしい。


江戸時代後期の『新編会津風土記』に、「春夏の際残雪駒の形をな
す、故(ゆえに)名(なづ)けしとぞ」とあり、山名はこれに由来
しています。


山頂には大山祇命など石碑や、豊斟淳尊(とよくむぬのみこと)の
像があり、北側緩斜面にはハクサンコザクラ、ヒメイワカガミ、ニ
ッコウキスゲなどの高山植物が自生。ここの駒の雪形もいろいろな
農作業はじめる目安に。


春には谷の残雪が白馬や老婆の顔となる変化から種をまき、苗代を
つくる時期を判断しました。


北西麓の小出町からは八十八夜ころ、駒の雪形が山頂直下に見られ
ます。
・新潟県魚沼市と南魚沼市との境。



▼「イラスト」と説明文をどうぞ↓
http://toki.moo.jp/merumaga/uusangac/uusangac01.html





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